やがて温泉かも!? 「瓜割清水」
長野市の善光寺周辺は扇状地のため、古来生活用水の確保が難しかったという。
そのため、周辺の数少ない清水は江戸時代から大切にされてきたそうだ。
この湧き水もそうした「善光寺七清水」の一つ。
その名も「瓜割清水(うりわりしみず)」という。
名前の謂われは「瓜が割れるほど冷たいから」というもの。
なんでも水があんまり冷たかったため、浸けておいた瓜が割れてしまったいう逸話があるそうな。
記録的猛暑の今年の日本、こりゃあ、行ってみなくては。
(今週は涼しいけどね)
長野市と白馬村を結ぶ旧鬼無里街道沿いの諏訪神社参道脇にひっそりと佇む。
古来旅人が喉の渇きを癒したということだが、現場はとんでもなく狭い山道。
超わかりにくい場所で、下校中の地元中学生に聞いても知らない辺鄙な所だった。
(変なおじさんに尋ねられて、警戒したのかも。
そのあと走って遠ざかっていったものな)
上部はりんご畑になっていて、後方には頼朝山がそびえている。
水温はだいたい12度程度。
確かに冷たくておいしかったけれど、でも12度じゃ瓜が割れることはないよな、というのが正直な感想。
しかし帰ってから調べて納得した。
80年ほど前の記録では、清水は今より4度も低かったというのだ。
なるほど。
昔はもっとずっと冷たかったんだ。
それにしてもわずか80年で4度も上昇?
こんな所にも地球温暖化の影響が表れているのだろうか。
それならあと800年経ったら40度も高くなる計算。
そしたら温泉じゃん。
瓜がまた割れてしまう。
「温泉出るかな~」
「湧く湧くするな~」
それまで待てない。
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