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須坂(4)「浮世橋」

「浮き世」とは本来「憂き世」と書き、つらいことが多いこの世の中のことを指したもの。
それが江戸時代になると「はかない世の中であれば、せめて浮かれて暮らそう」ということで「遊里で遊ぶ」ことに意味が転化していったんだそうだ。

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須坂で、「橋の向こうは 浮世の世界♪」と謳われた花街の名残がこの通り。
その名も「浮世小路」という。

その昔、生糸で繁栄したこの須坂では工場の主や商家の旦那衆がこの裏通りに夜ごと入り浸り、芸者衆の奏でる三味線の音色に酔いしれたそうな。
料理屋と湯屋は当時の名残りというが、3軒並んで繁盛したという料理屋はいま右奥の1軒だけ。
湯屋に至っては「君が湯」という看板が残るだけになった。


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ここは表通りから曲がってすぐの所だが、ここで小川を渡る橋の名前がその名も「浮世橋」
わずか1mほどの小橋だけれど、ここを渡ればもう別世界。
(小川はいまそれ自体が暗渠に。
また橋も当時のまま残っているのは親柱だけになった)

ほんの束の間、浮世の憂さから離れるため、何人の男がここを渡ったことか。
身上(しんしょう)を潰す親不孝者もいたんだろうね。

「親の心 こじらす」 (親不孝息子)


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