須坂(8)「旧高甫農村図書館」
須坂探訪の最後は高甫という所。
扇状地として拓けたここ須坂市では南の外れに位置している。
小学校の裏に控え目に建つこの牧歌的な平屋は、「旧高甫農村図書館」
元々は、高甫小学校の父兄が子どもたちのために作った「高甫文庫」が母体。
昭和になり、小学校の隣にこの建物を建てて「高甫農村図書館」として独立させ、生徒だけではなく村民も自由に利用できるようにしたものという。
時あたかも世界大恐慌、製糸業で栄えた須坂には厳しい時代であった筈。
それでも父兄がお金を出し合って建てたというのがすごい。
さすが、教育県として名高い長野だけのことはある。
なお近くには、大陸文化を伝える「八丁鎧塚古墳」という積石塚もある。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
積石塚としては、その内容と規模において日本最大級だそうな。
鎧塚といってもパティシエじゃないからスイーツは出て来ないよ。
この高甫小学校が進歩的なのは、この写真でもわかる。
↓
どうだい、田舎の学校と侮るなかれ。
学校脇の信号は、都会同様ちゃんとスクランブル交差点になっているんだぞ。
これならここの生徒は渋谷に行っても何ら動じることはないだろう。
(ただしばらくいたものの、残念ながら一人も渡る人は見なかったけど)
結論:100点!
(交差点をこう採点)
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