世にも珍しい『天井抜けトンネル』
これは地図で見た、房総のあるトンネル部分。
一見、二つのトンネルが連続しているように思えるが、そうじゃない。
赤い矢印の所がポイント。
トンネルが二つなら、地図ではこう表記される筈だから。
この違い、わかりますか?
トンネルなら入口は「)」、また出口は「(」で表される。
ところが上の地図のトンネルの内側部分二つはそうなっていないものね。
じゃあ、これってどういうこと?
それでは実際に現地に行ってみよう。
あなたは大変な光景を目撃することになる。
これがそのトンネルだ。
今は南側から見ている。
場所は千葉県市原市の山の中。
『市原市民の森』近くの林道を分け入ったところになる。
今度は逆に北側から見た。
そう、ここは元々一つのトンネルなのに、真ん中部分の天井がないのだ。
それで、地図にはあんな表記がされることになる。
これが脇からトンネルの上部に登って見下ろしたところ。
壁の部分をみると、二つの独立したトンネルなのではなくて、繋がっているのだということがわかるね。
砂岩が多い房総のトンネルは、よく上部が崩れることがあるから、これもそうしたものの一つなのかも知れない。
それにしても探索していた小一時間、クルマはおろか、人っ子一人通るものはなし。
聞こえるのは遠くで鳥がさえずる不気味な音だけ。
これでも首都圏か。
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コメント
昨日はワタシもたくさんの素堀のトンネルを歩いてきましたたくさん歩いたのでマメもたくさんできちゃいましたけど
投稿: 山おばさん | 2011.10.30 10:46
山おばさんさん
玄倉林道行かれたんですね。
(雨山峠の道はマイナーですね。僕が行った時も誰にも会いませんでした)
青崩隧道、もう通れるようになったのか、知らなかった。
あのカーブのとこの覗き穴はなくなっちゃったのかしら。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2011.10.30 11:42
あらためまして、この記事を読まさせていただきました。
綺麗に撮れていますね。
しかも誰もいない??
私が行った時には無礼なマニアが二組来ました。
おっしゃる通り砂岩をくり抜いたトンネルです
いつ崩落しても珍しくないですね。
投稿: いはち | 2020.07.02 21:26
いはちさん、おはようございます。
ありがとうございます。
わざわざ記事を探してくれたんですね。
ほんと、千葉県は変わったトンネルの宝庫であります。
『無礼なマニア』に遭遇ですか、閉口しますね。
北精進ケ滝に行ったとき、俯瞰の撮影ポイントが一つしかないのに先客がいて往生したことがあります。
お互い様ですけどね。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2020.07.03 05:10