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百体の観音像が立ち並ぶ風景

百体もの観音像が立ち並ぶという噂を聞き、勝浦の『仏国土観音』(ぶっこくどかんのん)という所を訪ねた。
まさか、あのマリア観音像のようなものではあるまいな。

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大多喜街道から案内に沿って細い脇道を入っていく。
着いた。
正面が『仏国土観音さま』だ。
昭和61年に建てられたものというからさほど歴史のある所ではないが、「ボケ除け」にご利益があるというのだから、これはお参りしとかなくちゃならん。

なお、右の大石には「念ずれば花ひらく」と、彫ってある。
仏教詩人である坂村真民の有名な言葉だね。


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そしてここにズラリとあるのが噂の観音像百体。
緩やかな傾斜の参道両側に、ギッシリと立ち並んでいる。
一体一体には通し番号が振られていて、正確に百体あった。
(マウスを置くと画像が切り替わります)

みんな同じような形に見えるけれど、実は指や顔、また布のしわの寄りかたなどが微妙に違うんだな。
ただ、きれいに供えられたお花がみんな造花だったのはゾウカと思うが。


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観音さまの傍らには『印度仏蹟霊砂霊岩霊土』と書かれたケースがあった。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
中には小石や砂や並んでいて、それぞれ「印度ブッタガヤ尼蓮禅河霊砂」などと難しい言葉が書かれている。
どうやら仏教霊地の貴重な石や砂が納められているらしい。
ちなみに、甲子園の土は…… なかった。

なお、ガラスに映り込んでしまったのは心霊写真なんかではなく、たなぼたさまという有り難~いお釈迦様だ。
間違っても石を投げたりしてはいけない。


現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

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