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カタパルト跡と柿の木と(1)

ここは千葉県の三芳村(現・南房総市)にある知恩院という神社。

Ouka_01
無人の神社なのに、なかなか立派な山門だ。
これを潜り、さらに階段を上っていく。

Ouka_02
これが本堂。
でも目的はその左脇の資材置き場だ。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
無造作に積まれた、この古ぼけたこの鉄骨のようなもの。
これが歴史の貴重な証言者だというのだ。

Ouka_03
というのもこれはただの鉄骨ではない。
列車のレールでもない。
実はこれ、太平洋戦争末期に日本軍が作った『桜花』発射のためのレール。
桜花といえば、鹿嶋の掩体壕にあったヤツだね。

Ouka_04
当時の写真を見てみよう。
機体は尾部に推進ロケットを装備した高速滑空機『桜花』
右下に見えるハシゴのようなものがカタパルト(発射装置)のレール。
この桜花には車輪の代わりに橇(そり)が取り付けてあり、このレールの凹部がガイドになって発射するようになっていた。

そして、その実際の発射台跡がこの近くにまだ残っているという。
さっそく見に行こう。

--カタパルト跡と柿の木と(2)に続く--

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