黒富士の燕岩脈
赤富士といえば初秋の早朝、朝日に赤く染まった富士山のこと。
葛飾北斎の絵で有名なやつだ。
でも、黒富士というのは別に黒く見える富士山のことではなく、山梨県にある実際の山の名前。
←富士山の北方に位置し、高さはわずか1,653mという。
大昔にマグマが上昇したのち冷えてできたというもので、その名の通り黒いから名付けられたんだね。
その黒富士の一角にみられるのがこの『燕岩岩脈(つばくろいわがんみゃく)』と呼ばれる鉱床だ。
岩脈全体がデイサイト(角閃石石英安山岩)というもので構成されているのだという。
それにしてもこのみごとな模様を見よ。
いわゆる柱状節理というものだね。
見上げる岩全体がこの迫力。
ところでこの岩脈をお気に入りなのは人間だけではない。
写真の左端に丸い杉玉のようなものが見えるだろうか。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
実はこれ、あの凶暴なスズメバチの巣。
こんなにたくさん巣くっている。
怖いね。
でもこの日、蜂は全然いなかった。
「蜂はどこに行ったの?」
「はっち」
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