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『薬王寺』の隠された磨崖仏

磨崖仏(まがいぶつ)というのは自然の岩壁などに彫り込まれるものだから、普通は誰でも見られるようになっているものだ。
ところが、これを巧みに隠してるお寺があるのだから面白い。
ま、それでも見ちゃうんだけどね。

海沿いに立地する富津市でも、さらにその海岸際。
前の立体岩屋磨崖仏『岩谷堂』からもすぐのところだ。

Yakuouji_01
正式名を『十王山・薬王寺』という。
右手に立つ大きなイチョウの樹は、葉っぱの上に実がなるオハツキイチョウというもので、ここのは千葉県の天然記念物なんだそうだ。
山梨ではよく見掛けるけどね。

Yakuouji_02
右手に廻ると立派な鐘撞き堂、そして何やら曰くありげな赤いお堂。
ほら、怪しいね。
そのさらに右手はもう海だ。
(マウスを置くと画像が切り替わります)

Yakuouji_03
お堂は崖を背にしているが、石仏がいくつかあるだけで肝心の磨崖仏は見当たらない。
あれ、磨崖仏はどこ?

Yakuouji_03b
実は磨崖仏はこの赤いお堂の扉を開けた中にあるのだ。
(もちろん、教えてもらわなければわからない。
お寺でそんなこと勝手にしたら、罰が当たるものね)

Yakuouji_04
たいして広くはないけれど、お堂の裏にはこうしていくつもの磨崖仏が隠されていた。
でも、なんで隠すんだろ。

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

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