三浦半島・諸磯崎洞窟陣地(1)
諸磯崎は三浦半島の西岸、相模湾の一角に位置している。
ヨットで有名な油壺の入口といえばわかりやすいところ。
浜辺はキツネ浜というらしい。
岬の先端には、真っ白で四角い諸磯崎灯台がある。(無人)
(マウスを置くと画像が切り替わります)
灯台の完成って、「竣工」とかじゃなく「初点」って言うんだね。
茶道みたいだな。
ちなみに「灯台もと暗し」の灯台はこの灯台じゃなく、こっちの灯台だからね。
振り返って丘側をみると、何やら人工的な穴のようなものが見える。
これは何だ?
ちなみに上は民家(私有地)なので、ここには干潮の時しか近づけない。
もちろん干満の時間を調べて行ったんだけれど、満潮になったら戻れない。
山の洞窟探索と違って時間の制約があるというのはプレッシャーが掛かるね。
きれいにくり抜かれた四角い穴は狙撃口。
ここにはかつて旧海軍の洞窟陣地が設営されていたところなのだ。
地下内部には迷路のように長い地下道が巡らされているそうだ。
そしてはるか先でまた外部に通じていることが史料でわかっている。
(次はそちらを探索してみる)
狙撃口は結構大きいので、楽に身体を入れられる。
内部から外を窺うとこんな感じ。
満潮で波が荒ければ、ここまで水が押し寄せそうな雰囲気だ。
こんなところに身を潜めて、兵隊さんは敵軍の来襲に備えていたんだろうか。
三浦半島・諸磯崎洞窟陣地(2)はこちら。
現場で撮影したよくわかる動画はこちら
↓
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