藤野は芸術の町4(山の目:後編)
藤野は芸術の町3山の目:前編から続く。
まずは夏。
山の目探索に行ってみた。
しかし結論から言うと、道間違い。
だって、そもそも国土地理院の地図が間違っていたんだもの。
藤野観光協会の注意に薮をかきわけて入りますとあったので、ひどいヤブに疑問を感じながら、それでも辛抱して見通しの効かないヤブの中をあちこちと掻き分けていた。
なおも見つからないのは夏場でヤブが深すぎるためと思い、いったんこの時期の探索は断念、葉が落ちる冬にあらためてチャレンジすることにした。
そして冬まで待ったら、葉が落ちてやっと下からも見えるようになったけどこんな雪になっちゃった。
雪の形が耳のようになって、なんかニャンコみたい?
おまけにその下に以前はなかった何やら怪しげな建築物が出来たことにも気が付いた。
こんな山の中に、なんか怪しそう。
これって、合法なのか?
それはさておき、さっそく半年ぶりとなる「山の目」探索に。
足元の雪は歩きにくいが、葉は少なく夏場よりかなり見通しは良い。
うん?
ふと見上げると、なんとヤブの間から隣の尾根にそれらしきものが見えるではないか。
(マウスを置くと画像がアップします)
ひえ、あっち?
なんだ結局今回も見当違いのヤブを探り廻っていたことになる。
不覚なり。
これは地図に描かれていた山道の位置が実際とは大きくずれていたためだった。
直してね>国土地理院
地図に頼らず道の通りに行ってみれば、ちゃんと分岐には標示があったし、ヤブだって全然たいしたことはなく簡単にたどり着くことができたのだ。
そしてこれが間近で見た「山の目」の正体。
ど~お、ボロくてガッカリした?
これでも雪で隠れている分、まだマシかも。
世の中には遠くから見るだけでいいものがあるんだよ。
富士山と同様、わざわざ登ってみる必要はない。
(お前が言うな>自分)
目の上下は7m。
一つの目の大きさが15m、左右の目の間も15mあるというので、全幅はなんと45mもあることになる。
(奈良も鎌倉も大仏さまの目は約1m)
大きいね。
完成した当時にこれを見たかった。
現場で撮影したよくわかる動画はこちら
↓
藤野は芸術の町5おまけへ続く。
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コメント
いやはや、目にしても、ラブレターにしても、近くまで見に行く物好きがいるんですね~~~
夏場、この藪の中に入っていこうとする無謀さには敬意を表します。だって蛇が出てきそうだし、怖くて怖くて、、、
でもおかげでどうなっているのかよくわかりました。
作ったのはいいけれど、毎年手入れしないと、すぐに草ぼうぼう、藪ぼうぼう、それから木がぼうぼうになっちゃいますね。えらいこっちゃです。
投稿: hicha | 2012.02.16 10:02
hicha さん
>だって蛇が出てきそうだし
あの激ヤブでは、ヘビもうまく通れなさそうであります。
これを制作した高橋政行さん、一度テレビで拝見したんですがもう結構なお年のようで。
それでもまだ急傾斜の山に登って手入れされていることに敬服します。
お前も手伝え>自分
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2012.02.16 10:58