歴史小説の舞台・伏姫籠穴
滝沢馬琴の名作「南総里見八犬伝」は、その名の通り房州(今の千葉県)を舞台にした壮大な歴史小説だ。
その中に出て来る籠穴(こもり穴のこと)が南房総市富山町の山の中にある。
その名を『伏姫籠穴(ふせひめろうけつ)』
これが伏姫山門
右手に犬塚を見ながら、上がっていく。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
緩やかな、しかし長い階段の通路を上っていくと、大きな木造の舞台が現れる。
これも八犬伝の中に出て来る舞台だ。
舞台は八角形になっていて、これを囲む柵の柱にはそれぞれに八犬士の名前が刻まれている。
ここで普段、どんな舞が演じられているのかというと……
(マウスを置くと画像が切り替わります)
(写真:南房総市観光プロモ協議会)
舞台からさらに登り詰めると、ようやく小さな門扉の奥に伏姫籠穴がその入口を見せる。
これが伏姫と犬の八房が潜んだという籠穴。
左に見える白い玉は伏姫、そして八犬士たちの心を表しているそうだ。
さらに奥を覗くと、八つの水晶玉(もちろん模造)が置かれていて、これにも舞台の柵と同様に「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の文字が刻まれている。
え
里見八犬伝は架空のお話しなのに、なぜその舞台が実際にあるのかって。
固いことは言わないの。
いない筈のサンタさんだってプレゼントくれたでしょ。
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