海を見降ろす崖観音
ここは千葉県館山市。
海沿いの道を北上している。
うん?
正面の山の中腹に何やら赤いものが見える。
これは何。
近寄ってみると、そこはお寺さんだった。
『普門院・船形山・大福寺』、真言宗智山派に属している。
お墓の間から見上げると、朱色に塗られたみごとな観音堂が崖のど真ん中に築かれている。
かなりの高さがあるぞ。
真下からではこの迫力。
階段があるのでさっそく登ってみる。
断崖に築かれているので、通称『崖観音』(がけかんのん)として親しまれているらしい。
観音堂の本尊は祠に刻まれた『十一観世音菩薩』という磨崖仏。
館山市の有形文化財に指定されている。
地元漁民の海上安全と豊漁を祈願して養老元年に行基が築いたと伝えられているが、残念ながら薄れてしまっているらしく確認することはできなかった。
観音堂に上がるとそこからはこの眺望。
(海面からは70mほどの高さがある)
眼下には館山湾(鏡が浦)が広がり、遠くは伊豆大島が望まれるということだ。
・韮崎の崖観音はこちら。
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