久留里の山の五輪塔
五輪塔といっても、オリンピック・タワーではない。
君津市の曹洞宗・円覚寺は、1604年(慶長9年)に建立された久留里3万石・土屋家の菩提寺。
これが円覚寺の山門(赤門)。
初代当主である土屋忠直の父・昌恒は武田信玄、勝頼に任え、忠直自身は徳川家康に見い出され、秀忠に任えたという名家。
これは境内にある袴付き鐘楼。
これまたなかなかみごとなものだ。
さらに奥の坂道を登っていく。
目的はこの五輪塔だ。
五輪塔は下から四角・丸・三角・半丸・上が尖った丸を積み上げた形に作られる仏塔の一種。
左から忠直、忠直・妻、そして子・利直の供養塔。
高いものは4mほどあり、関東で2番目に大きいんだそうだ。
じゃあ、1番はどこ?
知らん。池上本門寺かな。
しかし機械のない時代に、こんな大きな石を山の上まで運んで積み上げるのは大変な作業だったろう。
ちなみに赤穂浪士が討ち入った時、吉良邸の隣がこの土屋家の江戸藩邸だったんだね。
騒動にざわめく土屋家に赤穂浪士が事情を説明したところ、了承した当主の土屋逵直が吉良邸内を照らす灯りを掲げて暗黙の支援をしたとされている。
(講談では、ね)
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コメント
こんばんは。
赤穂浪士討ち入りの話し、映画やドラマ、時期になると観ます。
討ち入りを見ない振りをし、吉良邸から逃げ出す吉良の家臣を押し戻し、討ち入りを助けた...美談に伝えられてますが...それは兎も角、立派なお墓ですね。余程の大家でないと許されなかったはず。立派で見応えが有ります。
韮崎をでて一月、順調に回復してはいるはず、これから何処に進んで行くのか不安です。厄介になっていられるリミットまで、後と半月なので焦ってます。
投稿: chiponeko | 2012.03.14 19:45
chiponeko さん
おはようございます。
赤穂浪士の討ち入りは、日本人お気に入りのストーリーですものね。
怪我のほう、順調に回復されているようですね。
焦らず、お大事に。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2012.03.15 05:24