お山の中の八十八大師
三つ峠は、古来信仰の山。
登山口にある「達磨石」には梵語のアークという字で何か彫られている。
「大日如来」という意味なんだそうだ。
達磨石からさらに登り頂上近くになると、道の脇に古ぼけた石碑が現れる。
石碑には「遍照金剛八十八躰供養 施主現当二世安全」と彫られている。
実はこれ江戸時代に作られたもので、弘法大師石仏と言われるものなんだね。
弘法大師が四国の八十八か所の霊地を定めたところ、江戸時代になって全国各地に八十八体の弘法大師石仏を建ててこれに代えお参りしたものという。
実際、山の斜面には赤い装束が掛けられた石仏がずらりと並んでいる。
ただし現存するのは全部で81体とか。
それらは一つ一つすべて違った顔をしているというが、すでに欠けてしまったものも多い。
ホットケんな。
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