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桂川・水路の旅(18)

【八ツ沢発電所取水口】

桂川・水路の旅(17)から続く。

駒橋発電所で役目を終えた水は、休むことなくすぐまた次の八ツ沢発電所への仕事に取り掛かる。

Komahashi_26

まずはすぐ隣を流れる桂川の本流から援軍の水を補充する。
並んだ水門の向こう側が桂川になる。


Komahashi_25

左奥に見える石垣の向こうから取り入れた水はその手前の沈殿池へ。
ここで川の水に混ざった砂や小石が取り除かれ、泡だった排砂門を経て手前の水路に流れ左側から来た駒橋発電所からの水と合流する。


Komahashi_27

そして右隅にあるこの水門から地下水路となって大野貯水池を経てさらにはるか八ツ沢発電所まで送られていく。
Dai1go
レンガ造りの水門上部に取り付けられているプレートには『第1号ズイ道』の文字。
(この『第の略字』、誰でも知っている文字なのにJISコードになくて変換できないのね)


(日本土木学会図書館蔵)
Komahashi_old2_2

Komahashi_new2

上の写真は建設当時、この取水口を下流側から撮影したもの。
左奥に走る蒸気機関車の煙が昔の写真であることを証明してる。
下の写真はほぼ同じ場所の現在のもの。
施設にあまり変化はみられない。
ほんとうはもう少し上部から撮影しないとならないのだが、同じ位置まで上がると茂った木々が邪魔してほとんど取水口を見通すことができなくなってしまう。
明治末期の完成だものね、100年の間には樹々だって確実に成長するのだ。


Neko_01 Neko_02

近くにネコちゃんがいたので消えた水路の在り処を尋ねてみた。
「……」
無言で立ち去る後ろ姿が返答らしい。

ません」 、か。

OK~ またね~☆

桂川自体の傾斜が緩やかになったこともあり、この取水口から次の七つ目となる八ツ沢発電所までの道のりはひたすら長い。
ここの標高約340m。
山中湖からはすでに640mも下った。

--桂川・水路の旅(19)に続く--

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