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2012年7月

グーグルよりすごい、ゴーグル

ロンドン五輪では日本期待の水泳競技いよいよも佳境を迎えたけれど、その話題の一つがゴーグルなんだそうだ。

Goggleゴーグルなんて、目を保護するだけでタイムアップとは直接関係ないように思っていたけれど、いま話題のタバタ製(日本)の『ブレード』という製品は水の抵抗をこれまでのものより大幅に減らし、なんとこれだけで100mで0.22秒も短縮すると言うからすごい!

それならメダルが獲れるのか……
と思ったら、日本水泳陣いまだ金メダルなく。
期待の北島選手(100m)の場合、トップから1.3秒差の5位だって。
これじや、ゴーグル6個つけなきゃ追い付かない。

北京五輪のときのレーザーレーサーもそうだったけど、そもそも人間の肉体で勝負する筈の水泳競技にそんな道具が大きく関わるというのがおかしい。
水着やゴーグルの差で勝った、負けた、では、いったい何のために4年間苦しいトレーニングを続けてきたというんだ。

結論:次のリオデジャネイロ五輪からは、

水着を含め一切の人工的な装着物は禁止

これで間違いなくTV視聴率も飛躍的にアップすると思う。
男子?
そんなもん、放映禁止じゃ。(゜_x)バキッ☆

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中央線遺構・旧笹子トンネル

旧横吹第2トンネルから東京へ向かうと、有名な笹子トンネルを通過する。
笹子トンネルは1903年(明治36年)に開通した。
全長4656m、レンガおよび石だけで造られていて完成当時は日本で最長のトンネルであったという。

このトンネルは現在も下り線として使われている現役なので正確には「遺構」ではないが、その坑門には歴史的に価値がある扁額が残されている。
それを見に行こう。
ただしそこは天下の中央本線。
トンネル近くは立ち入り禁止で近づけないので望遠レンズで撮影した。

Sasago_01

Sasago_02

これが笹子側の坑門。
坑門上部に掲げられた扁額には『代天工』の文字。
山縣有朋が揮毫したものだ。
「天に代わって工む(たくむ:工事する)」という意味の言葉で、「人間の力は天然にも優る」という気概が込められているそうだ。
長州出身の山縣有朋は、陸軍大将、そして元帥。
さらに内閣総理大臣、枢密院議長も経験した明治の元勲だ。
椿山荘はこの人が作ったんだね。


Sasago_03

Sasago_04

こちら東京側には千円札にもなった伊藤博文が揮毫した『因地利』の文字。
「地の利に因って」という孟子の言葉で、「地の利を生かす」という意味があるそうだ。
山縣有朋と同じく明治政府の重鎮である伊藤博文、世が世なら足軽で終わった筈が初代の内閣総理大臣、貴族院議長まで務めた。
ハルピンで韓国の民族運動家に暗殺されたという非業の最期も明治の偉人らしい。

当時すでに完成していた東海道本線が万一他国海軍からの攻撃を受けた場合の代替輸送路として、国家的プロジェクトとして中央本線は建設されたんだね。
だからアブト式も検討されたものの防衛上の観点から当時の軍部の強い後押しもあってこんな長大トンネルが掘られた訳。
そうした歴史的経緯を知ると、たかがトンネルの扁額にこれだけの明治政府の偉人が筆を下ろした理由がわかってくる。

【旧中央線遺構リスト】
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仮面剥がれたな>シー・シェパード

Sea_shepherd自称・環境保護団体『シー・シェパード』のポール・ワトソン代表が、保釈中の身にも関わらずドイツから逃亡したとか。
ほーら、とうとう正体を現した。
彼が実はエセ活動家だったということが、この逃亡劇で暴露された訳だ。
どうせ法律なんか守るつもりもないんだろう。

日本では反捕鯨で馴染みが深いけれど、ドイツで捕まったのはサメ漁船への違法な妨害活動のためだ。
彼にとってはクジラだろうがサメだろうが、大金を手に入れるためなら何でもいいんだろう。

だいたい、ほんとにそんな動物を大事にする人だったら、3回も結婚しないと思う。
それは違うか ?(゚_。)?(。_゚)?

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ありがとう、マリナーズ

Ichiroイチロー選手のヤンキースへのトレードには驚いたね。
突然発表してすぐに記者会見。
その日の試合が古巣マリナーズ対ヤンキースで、しかもいきなりスタメン出場なんて出来過ぎだ。
ちゃんとユニフォームも用意されてたけれど、よく完璧に秘密が守られてたね。

セーフィコでは同じ元マリナーズのロドリゲスがいつもブーイングを浴びるから、イチローに対しても心配していたら、なんと観客総立ちで拍手。
「ありがとう スズキ」だの、「THANKS ICHI」の手製プラカード。
うれしいじゃないか。

控え目なあのイチローが深々と何回も日本式のお辞儀で感謝した。
いい光景。
ありがとう、マリナーズ
やっぱりシアトルは、ちょっぴり日本贔屓?

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中央線遺構・旧横吹第2トンネル東口

旧新横吹第2トンネルの東口を望むポイントにやってきた。
山梨県甲州市にある東京側坑口ということになる。

Yokobuki_21

西口では近接していた新旧二つのトンネル、大きく離れてしまった東口の様子はこの動画でよくわかる。
右が旧横吹第2トンネル東口で左が旧新横吹第2トンネル東口。
これだけ離れていて二つのトンネルの西口は同じ所なのだから興味深い。


Yokobuki_11

旧横吹第2トンネルから路盤を歩き、動画にある橋台までやってきて新横吹第2トンネルの東口を見通すとこんな感じ。
正面の山腹にあるのが新横吹第2トンネルの東口だ。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
ここからトンネルまでは鉄橋で繋がれていたが、いまは完全に撤去されて橋台跡とトンネル本体しか残されていない。
鉄橋の基礎も完全に撤去されていて、こんな空中を鉄道が渡っていたとは今ではとても考えにくい。


Yokobuki_18

下の国道から見上げるとこんな感じになる。
樹々に隠れて見にくいが、赤い矢印の下に新横吹第2トンネルの東口はある。
(上の写真と撮影時期は異なります)
補強された法面はとても急傾斜だし、道路近くは完璧なフェンスで遮断されているので下から登ることは不可能に近い。
(マウスを置くと画像が切り替わります)


Yokobuki_13

どうしたか。
カーブのはるか向こう側から山を這い上がり、尾根から下ってトンネルの坑口へとたどり着いた。
もっとも予想されたようにここの坑口も金属製フェンスでしっかりと塞がれていた。


Yokobuki_19

フェンスの隙間から中を覗くと奥はコンクリートで頑丈に塞がれ、人の出入り程度の穴しか開けられていないのが見て取れた。
何のため?
ここもワイン貯蔵庫にしようとしているんだろうか。


Yokobuki_15b

振り返ると足元のはるか下に国道20号線。
高さは40mほどだろうか、しかし切り立っているので高度感がある。
(このページの上から3枚目の写真は矢印の辺りから撮影したもの)
さあ、早く降りよう。
こういうシチュエーションは苦手だ。
見上げている人はいないとは思うが、下手したら不審者通報されかねない。
トンネル坑口から撮影した動画はこちら

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中央線遺構・旧横吹第2トンネル西口

山梨県甲州市にある旧横吹第2トンネルの山梨側出口。

Yokobuki_01

左手のが旧横吹第2トンネルで右手が旧新横吹第2トンネル。
新だの旧だの紛らわしいがこれが正式名称なのでしかたない。
中央本線のものとして元々は左のトンネルが1903年(明治36年)から使われていたが、内部に亀裂が発生したということで1917年(大正6年)に右側の新横吹第2トンネルに付け替えられたもの。

Yokobuki_02

すぐ向かい合った反対の山梨側には深沢トンネルがある。
これはその深沢トンネル東京側坑口の上から新旧の横吹第2トンネルを見通したもの。
足の下にはワイン100万本……
なお新旧の横吹第2トンネルは非常に近いが二つが同時に使われたことはない。
わずかな距離ですぐ同じこの深沢トンネルに接続しなければならないのでこんな角度になっているのだ。


Yokobuki_03

下から見上げるとこんな感じで、かなりの藪こぎをして登らないと近づけない結構険しいところに位置している。
しかしこの旧新横吹第2トンネルの東京側坑口はさらに険しいところに開いている。
次はそこを探索だ。

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

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中央線遺構・旧深沢トンネル

これは大日影トンネルから振り返ったところ。
すぐ向かいにある旧深沢トンネルの山梨側出口。

Fukazawa_01

旧中央本線廃トンネルの多くは鉄柵だけの閉鎖だが、ここでは鉄の扉で厳重に塞がれている。
というのも、ここはいま山梨県勝沼町のワイン貯蔵庫に生まれ変わっているからだ。
正式名「勝沼トンネルワインカーヴ」といい、すっかり観光地化されている。
事前に申し込めばトンネル内の見学もできるそうだ。


Fukazawa_02

トンネルの長さは約1100m。
それをグルリと反対の東京側出口までやって来た。
ちなみにクルマで簡単に行ける山梨側と違い、こちらは完全な山の中。
山登りの装備がないとたどり着けない。
坑門の意匠も西口とはだいぶ違うし古ぼけているのがわかる。
当然ながらこちら側も完全に塞がれていた。
なんたって中には100万本ものワインが貯蔵されているのだから。


Fukazawa_03

トンネルはその特性から内部の温度が年間を通じて6~14度、湿度も45~65%と一定されていてワインの熟成には最適なんだそうだ。
どこかに隙間がないかなあ。

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中央線遺構・旧大日影トンネル

Ouhikage_02

山梨県の勝沼に残された旧中央本線・大日影トンネルは、いまトンネルの中を歩ける遊歩道に生まれ変わっている。
レンガが敷き詰められ整備された鉄橋の上にも、ダミーのレールが敷かれて面影を残している。


Ouhikage_01

大日影トンネルは明治35年(1902年)に完成。
レンガ造りのみごとなもので、94年間に渡って使われたが線形改良の新トンネルができたので廃止となった。


Ouhikage_03

ただ残念ながら内部に漏水があったことから遊歩道は来年の3月まで閉鎖されている。
ちなみに振り返るとすぐそこには旧深沢トンネルがある。
次はそこを訪ねてみよう。

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主催者発表17万人、警察発表7万人

Demo脱原発を訴える市民集会が盛り上がっていたね。
昨日代々木公園で開かれた『さようなら原発10万人集会』は、なんと17万人が参加したとか。
もっともこれは主催者発表のもので、警視庁の数字では7万5千人。
どうしてこんなに違うの?

毎週金曜日に行われるようになった首相官邸前のデモなんか、主催側20万人に対し、警察側はわずか1万7千人だって。
なんなの、この違いは (゚_゚)

ネットで調べたら、以前メーデーなどでデモ主催の仕事をした人の話が載っていた。
それによると……
「主催者発表では、会場&コースの中の一定領域の人数を測り、あらかじめ決めてある倍率で、全体の基礎人数を推計・試算。
その後、動員目標・前年や前回発表数字との関係を考慮してそのギャップを少なくし、前年とか前回との対比(必ず伸ばそうと意図)を加味して、試算人数の4倍から8倍を発表していた」
とのこと。

なんだ、ずいぶんいい加減なものなんだな。
最後に4倍だの8倍だのにするんなら、最初の計算なんてどうでもいいんじゃん。

ウチには2千匹の羊がいます
すごい、どうやって数えるんですか?
足の数を数えて4で割るんです

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「困難」だった、那智の滝クライミング

Nachinitaki世界遺産にもなっている那智の滝に無断で立ち入り、禁止されているロッククライミングした3人が現行犯逮捕だって。
立入禁止の札が掛かった柵を乗り越えて侵入というんじゃ確信犯。
申し開きできないね。
しかもその中心人物は佐藤裕介という世界的な著名クライマーなんだから恥ずかしい。

熊野那智大社の宮司さんは「ご神体として祭られている所に入るなんて宗教を侮辱されたようなもので絶対に許せない」と息巻いているらしい。
ふむそれならあの富士山だって冨士浅間神社のご神体なんだから、拝観料も取らず自由に登らせてくれるのに感謝しなきゃならんな。

ちなみにアラスカやヒマラヤでの数々の岩壁登攀で名を成した佐藤裕介さん、信条は「極めて困難な課題に挑戦すること」だって。
なるほど、そういう意味で困難なチャレンジだったのね。
ここは目立つ赤いヘルメットじゃなくて、迷彩色にすべきだったか。

「鯉が滝を登ったのを見て恋敵(こいがたき)思い出す」

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天空の町へ続くエレベーター

水路の旅のために桂川沿いを走っていたら、対岸の山に奇妙なチューブのようなものが見えた。

Shiotsu_01

何だ、これは?
近づくと駅から国道20号線(甲州街道)を屋根付きの連絡橋で渡り、そこから山の上まで200mもの長い距離を大きなチューブが駆け上がっていた。
(マウスを置くと画像が切り替わります)


Shiotsu_04

下にはクルマが置けないので迂回して山の上まで上がってきた。
そこは積水ハウスが開発した『コモアしおつ』という大規模分譲地だった。
1丁目から4丁目まであり、小学校やスーパーマーケットまで完備されている。
(マウスを置くと画像が切り替わります)


Shiotsu_05

この小洒落た建物が上部のステーション。
中に展示されたジオラマでわかるように、チューブは下の四方津(しおつ)駅と上のニュータウンとを結ぶもので『コモア・ブリッジ』というのが正式名。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
Shiotsu_09
ブリッジは直径11mの筒で、高低差100m、長さ210m。
1基のエスカレータと2基の斜行エレベーターとがガラスのドームで包まれている。
エレベーターは交互通行になるが、エスカレータのほうは時間帯による一方通行。


Shiotsu_06

よく見渡せる場所が見つからないが、これが上部ステーションの脇から覗いたチューブの傾斜。
かなりの迫力がある。
さあ、それでは乗ってみよう。
だって、無料だもの。

実際に乗ってみたよくわかる動画はこちら (長いので前半カット)
                

長野県飯田市・天空の郷はこちら

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好況JALが株式再上場だと?

経営再建中のJAL(日本航空)、今年3月期連結営業利益が2049億円と過去最高を更新したそうだ
この勢いで早くも株式再上場を狙ってるとか。
すごいね。


でも、これってフェアじゃないよね。
だってJAL再建のため、当時お金を貸していた銀行グループは5200億円もの債務を帳消しにされたんだ。
借金棒引きだなんて、「借りたものはちゃんと返せ」って、稲森さんたちは教わらなかったんだろか。
結局、銀行の損失はわれわれ預金者の負担。
国費も投入されてるし、「自分は飛行機に乗らないから関係ない」、なんて言ってられない訳だ。

おまけに企業の赤字は繰り越せるから今回JALは法人税を350億円も払わずに免除されている。
それで「好況だから株式再上場します」と言われてもね。
これじゃ、ライバルのANA(全日空)だって文句言うのは当然。
それならANAが赤字になったらJALが支援してくれるんだろな。

JALのANA埋めなんて。

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祝! 綾町「ユネスコ・エコパーク」決定

Teruha_bridge宮崎県綾地域が、ユネスコの「エコパーク」に登録決定されたんだそうだ。
なんでも日本では鹿児島県屋久島などの指定以来、32年ぶりという快挙らしい。
手付かずの自然を守ることが原則の世界自然遺産とは異なり、エコパークでは一定の経済活動や調査研究が認められているところが特徴なんだとか。
エコひいき?
よくわからんが、なんかうれしい。

ただここにも「新照葉大吊橋」というすごい橋が渓谷に架けられているんだよね。
同じ九州の「九重夢大吊橋」は往復しかできなかったけど、ここはちゃんと通じているのかな。
かなり揺れるらしい。
渡ってみたいけど、そのためには300円が必要とか。
いずれにせよ、有料には憂慮じゃ。

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『コマQ』は走らない

ここは東京世田谷区、高級住宅地のど真ん中。

Komazawa_01

静かな住宅の一角に、かなり広い面積を占める施設がある。
中を窺うと、何やらおいしそうな建物が見えた。


Komazawa_02

桜の樹が満開を迎えている。
(探訪は4月)
その桜の向こう、静かに佇む円形の塔。
これは何?


Komazawa_03

門柱に掲げられた歴史ありそうな高札には『東京都水道局駒沢給水所』と書いてあった。
この給水所は1924年(大正13年)に完成した多摩川の水を渋谷の町に送るための施設なんだね。
なお今も現役なので、僕の好きな『遺構』では残念ながらさらさらない。


Komazawa_04

給水塔はまったく同じものが2基ある。
資料によれば、円筒形の建物の周囲には12本の付け柱。
屋上にはドームを中心に12個の紫色の照明灯を配置するという凝った造りになっている。
(マウスを置くと画像が切り替わります)

なお北側の塔の側面には「滾々不盡(こんこんとしてつきず)」
また南側の塔の側面には「冽如鑑(せいれつかがみのごとし)」と刻印されているそうだ。
上水道屋さんの誇りだね。

ちなみに、愛好者の間ではこの駒沢給水塔、チョロQならぬ『コマQ』の愛称で呼ばれているんだって。
でもコマQは走らない。

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桂川・水路の旅(26)最終回

【松留発電所】

桂川・水路の旅(25)から続く。

桂川・水路の旅もいよいよラスト。
最初に記したように、桂川というのは山梨県の間の名前。
相模湖の上流部にある、その名も境川橋を潜って神奈川県に入るとそこから相模川へと名前を変えるからだ。

八ツ沢発電所から放水部まではもうほとんど標高差がないが、それでも東電(当時の東京電燈)はまだ水を解放しなかった。

Matsudome_01

最後の松留発電所だ。
全8か所ある桂川水系発電所で最も新しい昭和3年の完成。


Matsudome_02

左に見える2連のアーチ下が発電のための水の流れ。
右側は余水路になっている。
すでに水管もなく水の流れだけでしかも有効落差たったの4m。
発電量もわずか1,440KWと、直前の八ツ沢発電所に比べ30分の1の規模でしかない。


(日本土木学会図書館蔵)
Matsudome_old

Matsudome_04

まだ新しいので建物も、石で組まれた水路の様子も建設当時とほとんど変化がないように見えるが、しかし細部をみれば建物は建て替えられているのがわかるだろうか。
ここの標高約160m。
最初の山中湖から、実に820m下った。

Matsudome_03

そしてこの松留発電所で最後の役目を終えた水路の水はやっと生まれ故郷の桂川へと戻る。
水面に水煙が見えるのは、川の水と発電所からの水とに温度差があるからだ。
川はすぐに相模川へと名前を変え、そしてはるか太平洋を目指す。
現場で撮影したよくわかる動画はこちら

長い旅、ご苦労さまでした。
そして26回にも渡る連載、最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。

   --桂川・水路の旅 終わり--

桂川・水路の旅(0)【プロローグ】はこちら
桂川・水路の旅(1)【駒橋発電所・落合水路橋】はこちら
桂川・水路の旅(2)【山中湖】はこちら
桂川・水路の旅(3)【忍野発電所】はこちら
桂川・水路の旅(4)【鐘ヶ淵発電所】はこちら
桂川・水路の旅(5)【河口湖】はこちら
桂川・水路の旅(6)【嘯(うそぶき)水路】はこちら
桂川・水路の旅(7)【天久保水路・落合平】はこちら
桂川・水路の旅(8)【鹿留(ししどめ)発電所】はこちら
桂川・水路の旅(9)【鹿留川水路橋】はこちら
桂川・水路の旅(10)【小谷沢水路橋】はこちら
桂川・水路の旅(11)【元坂水路橋、鍛冶屋坂水路橋】はこちら
桂川・水路の旅(12)【家中川小水力市民発電所・谷村発電所】はこちら
桂川・水路の旅(13)【川茂発電所】はこちら
桂川・水路の旅(14)【駒橋発電所・沢井1号水路橋】はこちら
桂川・水路の旅(15)【駒橋発電所・沢井2号水路橋】はこちら
桂川・水路の旅(16)【駒橋発電所・上部水槽】はこちら
桂川・水路の旅(17)【駒橋発電所】はこちら
桂川・水路の旅(18)【八ツ沢発電所取水口】はこちら
桂川・水路の旅(19)【猿橋公園、そして桂川】はこちら
桂川・水路の旅(20)【八ツ沢発電所・1号水路橋】はこちら
桂川・水路の旅(21)【八ツ沢発電所・2号水路橋】はこちら
桂川・水路の旅(22)【八ツ沢発電所・3号水路橋】はこちら
桂川・水路の旅(23)【八ツ沢発電所・4号水路橋】はこちら
桂川・水路の旅(24)【八ツ沢発電所・大野調整池】はこちら
桂川・水路の旅(25)【八ツ沢発電所】はこちら
桂川・水路の旅(26)【松留発電所】はこちら

 【桂川水系 発電所 一覧】

No. 発電所 完成年 最大出力
忍野発電所 大正11年 800KW
鐘ヶ淵発電所 大正11年 2,600KW
鹿留発電所 大正 3年 18,400KW
谷村発電所 大正 9年 14,700KW
川茂発電所 大正13年 2,500KW
駒橋発電所 明治40年 21,200KW
八ツ沢発電所 明治45年 42,000KW
松留発電所 昭和 3年 1,440KW

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桂川・水路の旅(25)

【八ツ沢発電所】

桂川・水路の旅(24)から続く。

大野貯水池からから八ツ沢発電所までは長い暗渠の旅である。
その間、中央本線のほうはこの橋Koyodo_02sなどを渡って行く。
そしてたどり着いた、上野原市の八ツ沢発電所。


Yatsuzawa_43

1912年(明治45年)完成のここ八ツ沢発電所は、古さでは駒橋発電所(明治40年)に次ぎ、発電量では42,000KWと桂川水系最大の出力を誇る。
関連の施設共々国の重要文化財に指定されている。


Yatsuzawa_44

そしてここにも敷地内にはお決まりの水神さまを祀った赤い鳥居が見えるね。
ただ写真をみれば、稼働当時6本だった水管が両脇の1本ずつ取り外され、現在4本に減少しているのがわかる。


(日本土木学会図書館蔵)
Yatsuzawa_old

Yatsuzawa_new

上が建設当時の八ツ沢発電所全景で、下がほぼ同じ位置の現在。
線路は中央本線で、土手の右下が発電所になる。
建物はすっかり変わり、中央線は複線化されて新たなトンネルが掘られたが、水管のほうは逆に減少。
すっかり淋しくなった。

ここの標高約200m。
山中湖からはもう780mも下ってきた。

このあと水路の水は、桂川水系最後となる松留発電所へと向かう。
長い旅もいよいよ大詰めとなった。

--桂川・水路の旅(26)最終回に続く--

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桂川・水路の旅(24)

【八ツ沢発電所・大野調整池】

桂川・水路の旅(23)から続く。

長い暗渠の旅を経て、この大野貯水池に桂川の水が流れ出てきた。

Ohnoko_02

目を凝らすと、奥に吐出口が見える。
レンガでアーチが縁取られた、石造りの吐出門だ。
(マウスを置くと画像が切り替わります)


Ohnoko_01

八ツ沢発電所のため明治43年から大正3年にかけて建設され、正確には「大野調整池」という。
調整池とは、電気の使用量の少ない深夜は発電所を止めて水を貯め、電気を多く使う昼間に運転して発電するためのもの。
実に8か所もの発電所を抱えるこの桂川水系だが、発電のための人工湖はここが唯一のものになる。
なお揚水式の葛野川ダムらとは異なり、ここの水は貯めるだけだ。


Ohno_dam_01

主に土を材料にして堰堤が築かれた日本初の本格的発電用アースダム。
完成当時は堤高が日本一のダムだったという。
堰堤、制水門、余水路が重要文化財に指定されている。


Ohno_dam_02

柵があるので近づけないが、吐出口はこの堰堤の一番奥の隅にある。
ここから水はまた地中を通り、はるか八ツ沢発電所へと向かう。
大野貯水池の標高約290m。
源流の山中湖からは約690m下った。
この時点の桂川本流はちょうどこの橋A_hashi_02sあたりになる。

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

--桂川・水路の旅(25)に続く--

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桂川・水路の旅(23)

【八ツ沢発電所・4号水路橋】

桂川・水路の旅(22)から続く。

次の目標である「八ツ沢発電所第4号水路橋」は見つけにくかった。
航空写真でも確認できないし、地図にも載っていない。
ネットを探しても写真は皆無だった。
しかし東電の水路図には記載があるので必ず存在する筈だ。


Suiro_yatsu4_05

止むを得ず暗渠の端から水路に沿って歩き、片端からローラー作戦で探してみることにした。
正面のガードレールは国道20号線(甲州街道)だ。


Suiro_yatsu4_06

この日は穏やかな日だまりで気持ちがいい。
水路の上の小さな横断道ですら橋台はレンガ造りで仕上げられていた。
なんか、もったいないほど。


Suiro_yatsu4_02

結局、水路橋を見つけられないまま住宅地を外れ、3号水路橋へと続く丘に突き当たってしまった。
この先、水路は再び暗渠となって地中に入るのだから、橋などある訳がない。
まさか、埋もれてしまったのか。
うん?
よく目を凝らすと、ヤブの中にレンガのアーチらしきものが隠れているではないか。
(マウスを置くと画像が切り替わります)

Suiro_yatsu4_07

あった。
しかしとても急傾斜で危ないので、ロープで確保しながら途中まで降りての撮影。
見たところわずか1連(とは言わないが)の橋だし、危険を冒して下まで降りることはない。

さてこれで八ツ沢発電所への4つの水路橋はすべて確認できた。
このあと水はまた山の中に入り、長い暗渠(トンネル)の旅を続ける。
再び水が姿を現すのは、大野貯水池という人工湖になる。

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

--桂川・水路の旅(24)に続く--

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『総選挙、行います』-- OZW48 --

【告知】

恒例の「総選挙」、行います。
これにより、今後のO沢新党での立ち位置が決まる重要な選挙です。
20歳以上で選挙権を有している方はどなたでも参加できますので、奮ってご投票ください。
会場はリトー届けを提出した離島。
なお選挙権は政治献金1000円につき1票とし、上限はありません。
(親から贈与されたブリ○ストンの現物株は不可)

これまで報道機関による予想では、三○雪子、谷○子、青○愛らがセンターのポジションに向けて激しく争っていると伝えられていますが、今後の動向はまったく予断を許しません。
ちなみに下馬評で有力な田○真紀子氏は今回ノミネートされていませんので投票されても無効となります。
ご注意ください。

・後日、ジャンケン大会も予定されています。

         -- OZW48 --  小○一郎/総合プロデューサー

Akb48


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桂川・水路の旅(22)

【八ツ沢発電所・3号水路橋】

桂川・水路の旅(21)から続く。

次に目指す「八ツ沢発電所第3号水路橋」は甲州街道(国道20号)、宮谷川のすぐ脇に見つかった。

Suiro_yatsu3_01

宮谷川を渡ったところで国道の脇からに入ると、すぐに苔むした水路が目の前に現れる。
この近くに民家はないのでここは他の水路のようなカバーはなく剥き出しだ。
水がとうとうと流れているのがわかる。


Suiro_yatsu3_02

橋の長さは40mあまり。
端のほうは緑に隠れてしまっているが、実際には5径間という立派なアーチ構造になっているのがわかるだろうか。


Suiro_yatsu3_03

外部の支えはやはりみごとなイギリス積みの煉瓦造りになっている。
痛みは目立つが、造りは重厚だ。
ここの標高約310m。
山中湖からもう670m下っている。


Suiro_yatsu3_04

橋を潜って反対側に出た。
右に見えるアーチは隣を走る国道20号線のためのもの。
宮谷川の流れは水路橋を潜ってから90度左に向きを変え、さらに下って右のコンクリート製アーチを抜けていくんだね。


現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

ちなみにこの水路橋からさらに奥に踏み入ると、また旧中央線の遺構が現れる。

Suiro_yatsu3_05

宮谷川を渡る旧竹沢橋台跡だ。
土手を上がれば宮浜隧道跡にもたどり着ける。
別の日に探索した時の動画はこちら

--桂川・水路の旅(23)に続く--

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桂川・水路の旅(21)

【八ツ沢発電所・2号水路橋】

桂川・水路の旅(20)から続く。

猿橋で「1号水路橋」により桂川を渡った水は、再び地中へと吸い込まれていった。
調べてみると、トンネルとなった水路はしばらく地下を潜り、甲州街道を抜けて再び地上に現れることになっている。
しかし資料では存在が確認できるものの、なかなか実際の水路橋を発見することができない。

Yatsuzawa_20

国道から外れ、民家の軒を抜け、崖の上から見渡したところやっとヤブの向こうにそれらしきものを目にすることができた。
緑色に見える金網のカバーは例により水路を覆うものだ。
その下の茶色の部分が目指す水路橋。
(マウスを置くと拡大します)
しかし、そこに行く道が見つからない。


Yatsuzawa_20b

関係ないけどこの探索の途中、廃トンネルを見つけてしまった。
旧中央本線の大原隧道というものだ。
別の日に探索した時の動画がこちら


Yatsuzawa_21

止むを得ずいったん橋を渡って反対岸に渡り、再び水路に沿ってごく狭い道を登って近づいてみた。
しかし児童遊園になってしまい行き止まり。
断念か……

うん?
『おねがい』の看板設置者が東京電力になっている!!
見れば、脇に「2号水路橋・巡視路」とあるではないか。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
道はこれだ。
とうとう尻尾をつかんだぞ。


Yatsuzawa_23

児童遊園の脇から廻って急な土手を降りて行くと、再び上部が覆われた水路の脇に出た。
そしてその先にはもう目指す2号水路橋が見えている。
降りてみよう。


Yatsuzawa_25

1号はコンクリート製だったが、2号はレンガ造りになっている。
背後が崖になってこれ以上下がれないので全貌が写真に収まっていないが、全部で3連のアーチ橋。
そのうち実際に川が流れているのは真ん中の部分だけ。
もったいないね
ただ状態は悪く、壁面の一部はすでに崩れかかっているのが気掛かりだ。


Yatsuzawa_24

それでもよく見れば、上部はなかなか凝った意匠になっている。
外部の支えはイギリス積みのレンガ造り。
この橋も1号橋と同様、明治45年の竣工とみられている。
明治の人は、いい仕事したね。
よし、次は3号水路橋を探してみよう。

現場で撮影したよくわかる動画はこちら

--桂川・水路の旅(22)に続く--

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桂川・水路の旅(20)

【八ツ沢発電所・1号水路橋】

桂川・水路の旅(19)から続く。

山梨の観光名所『猿橋

Saruhashi_01

この橋は両岸から刎ね木を次々と突き出し、下の刎ね木に支えさせたもの。
まるで猿が両手を渡しているように見えることからこの名前が付いたという。
山口県の錦帯橋、徳島県のかずら橋と並び、日本三大奇橋と言われている。


Yatsuzawa_11

19で下から見上げた水路橋は、ここ名勝・猿橋にあるのだ。


Yatsuzawa_14

これは19に出た国道20号線の新猿橋の上から見たところ。
中央の横に張り出した歩道部分から撮影したんだね。
わかりにくいけれど一番奥の緑のアーチが県道の新猿橋。
その手前が木製の奇勝・猿橋で、一番こちら側にあるのが水路橋。
水路橋の左奥には旧中央線の橋台跡一部(赤丸部分)も見えている。
(マウスを置くと画像が切り替わります)


Yatsuzawa_12

説明版によれば、正式名称「八ツ沢発電所第1号水路橋」
1912年(明治45年)の完成だから今年ちょうど満100歳。
当時の東京電燈(現東京電力)が建設したものだ。


Yatsuzawa_13

この水路橋は、駒橋発電所から次の八ツ沢発電所で再利用するための水を、渓谷となった桂川の上を横断させるものだ。
当時まだ導入から間もなかった鉄筋コンクリートにより造られた貴重なもので、国の登録有形文化財になっている。
著名観光地にあるので、おそらく桂川水系の水路橋の中で最も多くの人が目にしたものだろう。
ただ残念ながら厳重に施錠されていて水路本体に近づくことはできない。
入れても、このシチュエーションではね。
名勝・猿橋から丸見えなので、転落したら観光客の笑い者だもの。

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
動画を撮影しているのが猿橋の上。
奥に見える赤いアーチ橋は甲州街道(国道20号線)のもので、手前の四角いのが水路橋になる。

名勝・猿橋にあるためこの1号は広く知られているが、1号というくらいだから2号もある。
次の探索はその「2号水路橋」だ。

--桂川・水路の旅(21)に続く--

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「弁護士並みの詭弁」だって

どう見ても分裂状態の民主党、週明けにはほんとうに小沢グループが離党するらしい。
その原因となった野田政権による消費増税について、あの橋下徹市長が言うには「弁護士並みの詭弁」なんだって。

Saibanshoもちろん政治家の言うことなんて国民はまともに受け止めてないし、民主党のマニフェスト破りにも呆れているけれど、それを表すのに「弁護士並み」とは良く言ったものだ。
だって、衆知のように橋下市長自身が弁護士なんだからね。

たしかに弁護士という仕事は変だ。
どう考えても被告に非があるにもかかわわらず、身勝手な主張を法廷で弁を弄して弁護するという仕事に疑問を感じることはないのだろうか。
橋下市長はあの光市の母子殺害事件でも担当弁護士を非難していたから、以前から弁護士という仕事に100%納得はしていないんだろうね。
裁判所ももう一度考えて欲しい>再考裁判所

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