ここはヨコスカ~☆ レベル『A』
米海軍横須賀基地、通称ベース。
正式名を『U.S. Fleet Activities Yokosuka FAC3099』と言うそうだ。
これはその三笠口という出口ゲートで、奥にあるのが入口ゲート。
画像は基地の内側から外部の横須賀市街方向を見ている。
気になったのは、内部に向けて表示してある「WE ARE CURRENTLY AT FPCON」という看板。
直訳すれば、「われわれは現在FPCONのAでいる」ということなんだろうけれど、じゃあFPCONって、何?
調べてみた。
「FPCON」というのは「Force Protection CONdition」の略で、主に対テロの脅威を警戒したコンディション・レベルという意味のようだ。
じゃあ、「A」というのは?
【脅威警戒コンディション】
FPCON | 名称 | 状況 | 説明 | 対策 |
N | ノーマル(FPCON Normal) | テロリストの活動の脅威は、地域を特定しないで存在する時 | テロリストの攻撃は可能性としてあるが攻撃に関する情報はない | 通常の安全対策が敷かれる |
A | アルファ(FPCON Alpha) | テロリストの活動の脅威は存在するが、施設がどの程度標的になっているか予測できない状態 | テロリストの攻撃は可能性としてあるが、施設が標的になっているという情報はない | 無作為な車両のチェックと通常より入念な安全対策が取られる |
B | ブラボー(FPCON Bravo) | 予測でき得るテロリストの活動の脅威が存在する時 | テロリストが攻撃するかも知れない特別な情報があるが、この施設が標的になっている証拠はない。 テロリストの計画をくじくために、特別な警戒体制が取られる | ガードの数が増員され、より入念なIDチェック、車両及び配達物のチェックが行われる |
C | チャーリー(FPCON Charie) | 何か事件が起きている時、または施設がテロリストの標的になっているという確かな情報がある時 | テロリストの攻撃計画の証拠、例えばテロリスト監視機関や地元警察からの情報協力など防護手段が必要とされるが、職場は正常な業務を遂行する | 車両及び施設の強力な検査体制が敷かれる |
D | デルタ(FPCON Delta) | テロリストの攻撃があった時、または特定の地域に対するテロリストの攻撃が迫っていると判断された時 | 施設は厳戒体制になり、ベースの司令官は強制的な安全対策を実施する。 また他の部隊の司令官もこの安全対策を補強する | 強力な安全体制のため、正常な業務が遅れたり中断の可能性がある |
なるほど。
警戒状況は5段階あって、今はそのうち下から2番目の「A」レベルということなんだな。
ちなみにあの9.11(アメリカ同時多発テロ事件)の際には初めてFPCONが「D」まで上がって緊張を強いられたそうだ。
なお、なぜ基地の内側からこんな写真が撮れたか?
もちろん勝手に入った訳ではない。
僕だって命が惜しい。
それはこの日(8月4日)が「ネイビーフレンドシップデー」という解放日だったから。
そのお話しはまたおいおいと。
・米軍・横須賀基地ミサイル駆逐艦はこちら。
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