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2012年11月

崩壊橋梁「西会津・旧柴崎橋」序幕編

去年7月、新潟県中越・下越、福島県会津地方は台風直撃に匹敵する集中豪雨に見舞われ、各地で大きな洪水被害を出した。
国交省はこれを「平成23年7月新潟福島豪雨」と名付けた。

Shibazaki_01
いま丘の上から見下ろしているのはその氾濫した阿賀野川にある上野尻ダム。
東北電力が1958年(昭和33年)に完成させた水力発電のためのダム。
ここも大きな被害に見舞われた一つだ。
堰堤の上は狭いながらも県道を兼ねていて、地元民の重要な足。
道路部分は「柴崎橋」と名付けられている。


Shibazaki_02
で、それまで使っていた県道338号線の「旧柴崎橋」がこちら。
ダムから上流に目を向けると今でも目にすることができる。
遠方のうえ、午前の逆光でとても見にくい画像なのは申し訳ないが、後で近くに行くので勘弁して欲しい。
でも、右端のほうがなんか変じゃない?


Shibazaki_03
橋は鋼鉄&コンクリート製で、1938年(昭和13年)に完成。
3径間になっているこれが一番東(右岸)の部分。
岸との接続部はここからでは良く見えないが、橋自体は特に問題ないように思える。


Shibazaki_04
これが同じく鋼鉄トラスの中央部分。
洪水に見舞われた時の流木が引っ掛かっているが、こちらも問題ないようだ。
それにしても、こんな高い橋の部分にも水が来たんだね。


Shibazaki_05
そしてこれが問題の、最も西(左岸)のプレストレスト・コンクリート桁部分。
明らかに落橋していて岸に接続すらしていないではないか。
これはぜひとも見に行かなくてはならん。
(お馬鹿)

「西会津・旧柴崎橋」右岸編に続く。

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白鳥がいるトンネル

最近の高速道路はトンネルがお洒落だ。

Swan_tuunel
これは福島県の磐越自動車道にあるトンネル。
(もっと素敵な所もあったのだが、撮り損ねた)

左右に建てられた赤白の棒は、積雪時に路肩の位置を示すものだね。
東北はもうそんな季節になった。

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ああ、ダンプ街道

佐久間ダムを経由する静岡県道1号線は、砂利採石場が多く大型トラックが行き交う所。
別名『ダンプ街道』の異名を持つ。

Dumpcar

今日も前を走るのは、その1台だ。
重そうなたくさんの積荷。
ご苦労さまであります。

うん?

ダ、ダイヤモンド  輸送中~

一粒でいいから、落として。

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残された橋台(遠州鉄道奥山線)

今年開通したばかりの新東名高速(第2東名)。
その終点「浜松いなさインター」のほど近く、引佐町奥山という所に来ている。

Okuyama_01
その奥山の一角、笹藪を貫くように鉄道遺構が残されている。
下を流れるのは井伊谷川という川の支流だ。
右にある石造りの構造物は鉄橋の橋台。
遠州鉄道奥山線のものになる。
おお、左手の橋台にはまだ鉄橋が残されたままになっている。


Okuyama_02
アップにしてみる。
まるで忘れ去られたかのような古びた鉄橋は、しかしまだ使えそうなほどなほど健全に見える。
遠州鉄道(開業当時は濱松軽便鉄道)は1923年(大正12年)に開業。
奥山線は浜松とここ奥山とを結ぶ路線だったが、1963年(昭和38年)に廃線となっている。
原因はモーターリゼーションの発達の影響だとか。
皮肉だけど、浜松はホンダ、ヤマハ、スズキ等の故郷だものな。


Okuyama_03
反対側にやって来た。
橋台に残されたままの鉄橋は、まるであの稲又川橋のよう。
もっともこちらはしっかりと固定されているようだが。
それにしてもこのレンガを巧みに配した石造りの橋台。
昔の技術者の仕事はずいぶんとお洒落じゃないか、なあ>キョーダイ


【鉄道遺構リスト】
・東海道線・石部トンネル跡はこちら
・秘境尾盛駅探訪はこちら
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・中央線遺構・立場川橋はこちら
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・中央線遺構・旧横吹第2トンネル西口はこちら
・中央線遺構・旧横吹第2トンネル東口はこちら
・中央線遺構・旧笹子トンネルはこちら
・中央線遺構・旧天神山トンネルはこちら
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・軽便鉄道「オットのみち」はこちら
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・谷峨駅の構内踏切はこちら
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渥美半島にそびえ建つ「陸軍気象観測塔」

旧陸軍福江観測所」からさらに渥美半島の先端にクルマを走らせると、田戸神社にたどり着く。

Irako_01
鳥居が並ぶ、一件普通の神社だが、ここはかつて「陸軍第一技術研究所・伊良湖試験場」が置かれたところ。
残された門柱にはその表札が作り直されて掛けられている。
(マウスを置くと画像が切り替わります)


Irako_02
道路を挟んだ反対側は公園になっているが、その一角に「陸軍省所轄地」の石柱。
そしてその隣にあるのはコンクリート製の「立哨台」
昭和13年に伊良湖射場の正門哨舎として第三師団経理部が建造したものだそうだ。


Irako_03
そこからさらに真っ直ぐな通り(かつて線路だったから)を100mほど進むと、この無機質なコンクリート製の塔のような建物にたどり着く。
陸軍が気象観測に使ったという建物で、通称「六階建て」とか。
以前は上まで登れたそうだけれど、コンクリートの崩壊が進んだため現在は2階以上には行けないように内部の階段は塞がれてしまった。
もっと早く来れば良かった……


Irako_04
内部には「FIRE EXIT」(非常口)の赤ペンキ。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
ここも戦後、米軍に接収されたんだろうね。

四角い窓からは中部電力の巨大な風力発電の羽根が遠望できた。
やっぱりこういう平和な施設が日本には似合う。


【戦争遺構】
・富津岬・軍事施設跡はこちら
・茂原の掩体壕はこちら
・州ノ崎の試射場跡はこちら
・府中の米軍通信基地跡はこちら
・丹沢に墜落した戦闘機のエンジンはこちら
・三芳村の桜花カタパルト跡はこちら
・柏の燃料庫跡はこちら
・大月の監聴音壕はこちら
・サイパン帰りの戦車はこちら
・焼夷弾と戦った墓石はこちら
・野島公園の掩体壕はこちら
・横須賀の砲台山はこちら
・砲弾を抱えた狛犬の神社はこちら
・かもめ団地の試射場はこちら
・剣崎の探照灯庫跡はこちら
・剣崎の砲台跡はこちら
・披露山の砲台跡はこちら
・三浦半島・諸磯崎洞窟陣地はこちら
・追浜の海軍格納庫はこちら
・二川のトーチカ跡はこちら
・渥美半島福江観測所跡はこちら
・習志野の支那囲壁砲台はこちら

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社民党にも見放されちゃった『マニフェスト』

Shaminto

社民党が衆院選の選挙公約を発表したね。
でも、前回の選挙(↑)で使った「マニフェスト」という言葉は一切なし。
福島党首によれば、『マニフェスト』には嘘つきのイメージが定着しちゃったのでもう使わないんだと。
これもハトヤマさんのせい?

そもそも政治家のお約束であるマニフェストは「manifesto」と、最後に「o」が付くのがいけない。
語源は同じイタリア語だけれど、われわれの業界(自動車整備)で使うマニフェスト(クルマの処分状況を正しく把握するための伝票システム)のスペルは「manifest」だ。
お尻に「o」なんかつけてるから民主党は尾っぽを掴まれたんだな。

尾だいじに~

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豊川信用金庫は「とよしん」じゃない?

Kawashinお馬鹿な銀行強盗が入った豊川信用金庫。
テレビに映る店舗の画像を見て、なんか違和感。

それは「かわしん」という看板だ。
こちらで「かわしん」といえば川崎信用金庫のこと。
でも調べたら、まだ他にも川口信用金庫や川之江信用金庫……
みんな略称に「かわしん」を名乗っていた。
「かわしん」という信用金庫、たくさんあるんだね。

でも、豊川信用金庫はおかしいだろ。
豊川信用金庫なら「とよしん」じゃないの?
ほら、マークだって「とよしん」の「と」じゃん。

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渥美半島に眠る「旧陸軍福江観測所」

明治38年(1905年)、半農半漁の平和な生活を送っていた伊良湖の集落は国から突然半年以内に立ち退くよう強制買収を指示された。
陸軍の伊良湖試射場拡大のためだったという。
そのわずかな期限内に114全戸が移転を完了したというから、軍の力は強かった。
そして今もなお伊良湖半島にはその関連施設が数多く残されている。

田原市の渥美郷土資料館がある丘、そこからさらに登った尾根の林の中に分け入ると、妙なコンクリート製の塔が目に入る。

Fukue_01
でも目的はこれじゃない。
さらに右、奥のほうに何か茶色いものが緑の陰に見えるだろう。
(マウスを置くと画像が切り替わります)


Fukue_02
近づいてみた。
きれいなイギリス積みレンガ造りの建物になっている。
出入り口のアーチもお洒落だね。
でもこれが建てられた目的はお洒落なものなんかじゃない。
この建物は「福江観測所」といい、れっきとした軍事施設。
伊良湖射場で行われた遠距離射撃の際に砲弾を観測するための施設だったそうだ。
この渥美半島には同様の観測所が他にも残されている。


Fukue_03
平屋造りだが、備えられた階段で屋上に登れるようになっている。
残念ながら今は雑木が伸びてしまって展望が効かないが、かつてはこの上から双眼鏡で観測したのだろう。


Fukue_04
中に入ると南側には長方形の大きな窓。
反対の北側には小さめの四角い窓が二つ開けられていた。
いずれにせよ、この大きさでは狙撃口ではないね。

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

【戦争遺構】
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「反脱凍」


国民新党から追い出された形でしばらく鳴りを潜めていたカメさんがまた表舞台に出て来たね。
今度は民主党を飛び出した山田正彦元農相とたった二人の新党を結成したそうだ。

その名も『反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党』だって。

長げ~よ。
「国民の生活が第一」の時も呆れたけれど、今回はそれ以上だ。
だいたい、「○○をやります」という政党名じゃなくて、「○○も□□もやりません」という完全に後ろ向きの政党名だもの。
なんだかな。

政党名って、新しく決めるのに特に制限はないらしいけれど、ただ同時に「略称名」も届け出なければならないことになっている。
例えば「自由民主党」なら「自民」だし、「社会民主党」なら「社民」というふうに。
じゃあ、この「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」はどうするの?

反脱凍」ってか?

【追記】
総務省によれば「反TPP」になったそうです。

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「猿岩石」、見~つけた

愛知県のとある山村の風景。

Sarugaiwa_01a
まだ刈り取られたばかりの青々とした田圃。
すっかり紅葉したモミジの樹。
穏やかな山肌と、その手前にはたくさんの梅の木。
そして猿……

さ・猿~?

ほら、真ん中の樹の下にいる。
(マウスを置くと画像が切り替わります)

まだわからない?
それじゃ、しかたない。
谷を渡って向こう側に行ってみよう。




Sarugaiwa_02
ほ~らね。
有吉サンじゃないけれど、これこそ「猿岩石」だ。

実はこれ、「川売(かおれ)の猿ケ岩」という名物岩なのだ。
ほんと、お猿の顔だね。
なんか、モンキーある?

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清水みなとに富士の山

清水港から見た、夕方の富士山。

Fujisan2012
 拡大します

「清水湊(みなと)の名物は~ お茶の香りと男伊達~♪」
と、謳われたように、この港からお茶が世界に向けて輸出されたんだね。

自然石の回廊を配した公園も整備された清水港は、神戸港・長崎港と共に『日本三大美港』の一つに挙げられているんだそうだ。
そうか
Maruko_sちびまる子ちゃんも、この富士山を見て育ったんだな。

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代議士さん『万歳』ありがとう

Banzai衆議院が解散されたね。
で、解散の度に話題になるのが『万歳三唱』というやつ。
この珍慣習、明治時代から続いているというけれど、自分たちの職がなくなるのに万歳しているんだからおかしいよね。

でも、考えてみればこれは衆議院のことだからいいのかも。
(参議院に解散はないし)
ほら、衆議院の議員のことを代議士というじゃん。
これは「国民に代わって国会の場で議事に携わる」ためだそうだから、ちゃんと的を射ていることなんだ。
つまり、こんなセンセーがたをクビにして快哉を叫ぶ国民に代わって、彼らが自ら『万歳』をしてくれているんだと。
代議士さん、国民に代わって『万歳』ありがとう。
そう考えれば腹も立たん……

いや、総選挙するのに800億円も費用が掛かるというんだから、やっぱり腹立つ。
その分の税金を復興支援に充てるべきじゃないか。
あ、そうするとまた関係ないとこに流用されちゃうか。
うーん
やっぱり、あんたたちはクビだ~☆

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ちゃんとガードしてね

秋葉湖(静岡県)で見掛けたガードレール。

Guardrail

え……


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住宅の隣の戦争遺跡(豊橋・二川)

見よ
この、ピラミッドか中世のお城のような壮大な石の建造物。
角度のせいだけど、まるで天に訴えかけているようじゃないか。

Futagawa_01
でも、実はこれが戦争遺跡で、しかも住宅地の真っ只中だったとしたら……


Futagawa_02
ここは愛知県豊橋市の二川(ふたがわ)という所。
前は駐車場で、両側は普通の住宅が並んでいる、ごく普通の住宅地。
これ、太平洋戦争当時に築かれた、トーチカの跡なんだね。
(残念ながら、中には入れない)
蔦が絡まって目立たないが、例によってコンクリートの質はとても悪い。


Futagawa_03
開口部に段差がつけられた、狙撃口のアップ。
ほら、諸磯崎の洞窟陣地に良く似てる。

渥美半島の付け根に位置するこの辺りは、米軍の本土上陸作戦が予想された場所ということで、陸軍第第73師団によって防御陣地であるトーチカが多く建設されたんだとか。
実際、この背後の丘にはさらにたくさんの戦争遺跡が残されているそうだ。
それにしても、家のすぐ隣にこんなのがまだあるなんて……


【戦争遺構】
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追浜のネコちゃん

追浜に残された格納庫を見るのに登った貝山緑地
ここにもネコちゃんがいた。

Oppama_neko_01
茂みの中からジッとこちらを観察している。
イジメたりしないよ。
ちゃんと顔をみせてごらん。


Oppama_neko_02
枝が邪魔してピントを合わせるのに苦労した。
警戒してるなあ。
野良猫だものね。

きれいな白黒なんだ。
手足も黒くしたら、まるでパンダに……
ならないよね。

あれ?
良く見ると、ヒモつきじゃん。


【猫リスト】
・木更津のネコちゃんはこちら
・青梅のにゃにゃまがりはこちら
・青梅の猫恵比寿はこちら
・青梅の招き猫地蔵はこちら
・アメショーのお散歩はこちら
・お山の上の『猫神』さまはこちら

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尖り屋根の三階建てお茶洋館

静岡はお茶の名産地。
ここ藤枝市もその例外ではない。

Seicha_01
旧東海道の裏路地を歩いていたら宿場町には似合わない、尖り屋根の三階建て洋館に出会った。
これ、「旧藤枝製茶貿易会社」といい、清水港の開港を受け明治34年に建てられたという。
釘を使わない伝統工法で、中には拝見場、荷受場、仕上げ加工場などがあり、輸出用のお茶が作られていたそうだ。
見えるかな、屋根の鬼瓦には「茶」の字が描かれている。
(マウスを置くと画像が切り替わります)


Seicha_02
すぐ近くには市民に親しまれている「蓮華寺池公園」がある。
ネコちゃんがたくさんいるというので訪ねてみた。
園内にはみごとな枝振りの棚。
何の樹?
藤枝市だもの、藤の枝だよ。


Seicha_03
残念ながら、ネコちゃんたちは夕方にならないと出て来ないらしい。
しかたないので、出番待ちの一匹をゲート越しに撮影してきた。
またね~☆

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インターチェンジの中の踏切(袖ヶ浦市)

みごとなインターチェンジだね。。
まるで教科書のような、美しいクロソイド曲線を描いてる。
でも、このインターの中に踏切があるとしたら、驚かないか。

 (C)Google

地図によれば名称は「袖ヶ浦インターチェンジ」
同名のインターが東京湾アクアラインにもあるので紛らわしいが、こちらは国道16号線に掛かるもの。
左上から右下に走るのは館山自動車道に接続する県道。
左下から右上へと走っている2本が国道16号だが、それに並行して上に茶色っぽく見えるのが貨物線の線路。
そこに計4か所もの踏切があるのだ。

Inter_001
現場に行くと、広すぎてカメラに全体は収まらない。
でもほんとに、インターに踏切があるでしょ。


Inter_002
ほら、インターを降りてきたクルマは一時停止している。
撮影している自分を「取り締まり」と思ったのかも。
(自動車専用道ではないので、降りて撮影してもいいのだ)


Inter_003
踏切を撮影していたら、ラッキーにも列車の通過に遭遇した。
JRの貨物線(正確には第三セクターの京葉臨海鉄道)だ。
長い。
20両くらいまでは数えたけれど、あまりに長いので面倒になってやめた。
先頭で頑張って引っ張っているのはKD60形というディーゼル機関車。
ご苦労さまであります。

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

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小異は「捨てちゃった」のかな

第三局の結集を図る、という橋下徹大阪市長は、石原新党との連携について「小異を捨てて大同につくには与することできない」ってコメントしてた。
これ聞いて、なんか違和感があったんだけど、わかった。

正しいのは「小異を捨てて大同につく」んじゃなくて、「小異を残して大同につく」なんだ。
だってこれはもともと中国の『求大同、存小異』という格言から来ているんだから。
『存』という言葉に「残す」という意味はあるけれど、決して「捨てる」とはならないもの。

近頃の日中両国の政治軋轢をみると、案外こうした先人の知恵を今の双方の政治家が理解してないような気がする。
田中角栄、周恩来両首相が日中国交樹立をした時にはこの「求大同、存小異」という精神だった筈。
残しておかなくちゃいけないものをいつしか捨てちゃったのかな。

たまには真面目なことも書く。
空から「豹」が降るかも。
Ani_panther1 Ani_panther2


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ほととぎす 横たふ声や 水の上 (鏡渡橋)

長寿の村棡原(ゆずりはら)から下界に降りてくると、道は大きな川を渡る。
鶴川だ。
Kyoudo_01
上野原の「鏡渡橋」(きょうどばし)という橋で、現在のは平成4年に架け替えられたもの。
あのおっぱい山の写真はこの橋の上から撮ったものだ。


Kyoudo_02
コンクリート製だが、みごとな欄干のオブジェ。
ツルがモチーフとなっているのは、下を流れるのが鶴川だからだね。
このオブジェ奥のヤブに踏み入ると、芭蕉の句が彫られた石がある。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
石の字はかすれて良く読めないけれど……
ほととぎす 横たふ声や 水の上」という句だそうだ。
(実際の刻字は 宝とゝき須 横たふ聲や 水の宇へ)
え、荒海や 佐渡に橫たふ 天の川 に似てる?
気のせい、気のせい。

それよりこの橋、やけにフェンスが高くないか。
本来の柵のものより、倍以上の高さまで補強されているのだ。


Kyoudo_03
なぜならこの橋、川から見上げるとこんなに高い。
水面からおよそ50mくらいはありそうだ。
だから自殺防止のため、越えられないような高いフェンスに作り変えたんだね。


Kyoudo_04
実際、フェンスの隙間から水面を見下ろすとこんなに高度感がある。
怖いね。
風でも吹けば、○○タマが縮み上がるぜい (^.^)v

【橋リスト】
・その名も粋なり『恋路橋』はこちら
・伊豆・廃ループ橋跡はこちら
・旧稲又川橋跡はこちら
・君津・廃橋跡はこちら
・君津の変な橋はこちら
・中央線遺構・立場川橋はこちら
・ねずみの歩道橋はこちら
・須坂の渡れない橋はこちら
・長電の警笛が響く村山橋はこちら
・世にも怖~い冠着橋はこちら
・善光寺白馬電鉄跡はこちら
・未成の天津ループ橋はこちら
・明治・土木の誇り、汐止橋はこちら
・桂川・水路の旅はこちら
・崩壊橋梁・祭畤大橋はこちら
・モダンなアーチ・新矢柄橋はこちら
・破壊橋梁・旧柴崎橋はこちら
・崩落橋梁・旧鹿行大橋はこちら
・甲斐・信濃の旧国界橋こちら
・レールの旧春木川橋はこちら
・第二東名・新富士川橋はこちら

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今年も元気、ヒメツルソバ

わが家ではほとんど雑草扱いなんだけど、今年も姫蔓蕎麦(ヒメツルソバ)が元気。

Himetsuru_01
タデ科イヌダテ属の常緑多年草とか。
とにかく、すごく成長が速い。
まあ、普通の雑草が茂るよりはこちらのほうが可愛くていいんだけど。


Himetsuru_02
よく見ると、お菓子のKonpeito金平糖みたいで可愛いね。
花も葉もソバ(蕎麦)に似ていることから名付けられたというけど、食べられるような実はならない。

そばに来ないで。
だって 私は…… 近く 過敏

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読めない看板

この看板、読める?

Kanban_01
よくスナックなんかに難しい読み方をする名前があるけれど……。
これはどうだ。

ヒント:喫茶店。
クレープとコーヒーのお店だそうだ。

続きを読む "読めない看板"

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田中真紀子文科大臣、『鶴の一声』?

田中真紀子文科大臣がやってくれたね。
審議会の答申を土壇場でひっくり返すんだから、さすが。
良い意味でも悪い意味でも、大臣という職の存在感を示したのは事実だ。

Ani_tsuruでも報道をみると、なに、大臣の『鶴の一声』?
失礼な。

ツルはあんなひどい声じゃない!!

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木更津の「変な花屋」さん

木更津でコンビニに入ったら、斜め向かいに妙に目立つ看板が見えた。

Hanaya_01
自分で大きく「変な花屋」って……
花屋というのに花なんか売ってないし。
しかもこの「変な花屋」というのは正式に商標登録されている。
なんのため?

Hanaya_02
「原発反対健康一番」はいいけれど、「木更津の新迷所」だと。
確かにご近所にはずいぶんと迷惑だろうな、この派手さは。
「じびき純一後援会」と書いてあるので調べてみたら、確かにこの人は木更津市議会議員選挙に出ていた。
ただし、定員28人のところ32人が立候補して31番目。
最下位当選が1041票だったところ、わずか281票だって。
惜しかったね。(惜しくない)


Hanaya_03
店頭にあった派手なトラックもナンバーは手作り。
運転席みたら、ハンドル握っているのはクマの縫いぐるみだものな。
やっぱり変だ。

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

たくさん花があるので花粉が舞い踊ります。
花粉 SHOW

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木更津フィッシュアイ(新日鉄浸透実験池)

木更津市を流れる小櫃川河口の近くを航空写真で見たところ。
なんだ、このまん丸の鳥の目玉のようなのは。
 (C)Google

人呼んで『木更津フィッシュアイ』とか。
実はこれ、人工の池。
なんでも新日本製鉄が木更津に工場建設を計画、小櫃川の流水を工業用水の冷却水として確保する試みで作られた浸透実験池なんだそうだ。
1964年から試験されたというが、結局陽の目を見ることはなくもう長いこと放置されているという。
今どうなっているんだろう。
行ってみよう。

 拡大します
Shintouchi_01s Shintouchi_02s
【左】実験地の周囲は多くの範囲がこうしたコンクリート製の堰堤で覆われている。
この中に踏み入っていくんだけど、まあ葦の密集した湿地帯という感じ。
前回来た時は夏場で葦が高く生い茂り、ほとんど視界が得られないほどだった。

【右】まるで用水路のように見えるけど、これが実験地へと通じる唯一の踏み跡。
この溜まった水のせいで前回は撤退を余儀なくされている。
なので今回は長靴による完全装備なのだ。
ちなみにこの水溜まりにはアシハラガニという蟹がたくさんいる。
臆病なので足を踏み入れただけでみんな一斉に退散するけどね。


Shintouchi_03s Shintouchi_04s
【左】やがて古びたコンクリート製の妙な建築物が現れた。
浸透実験観測のための施設だったんだろうか。
中を覗いても、特に何もない。

【右】羽田空港の対岸なので旅客機も多いがそれらはまだはるか上。
気になるのは隣接する自衛隊の木更津駐屯地から飛び立ったばかりのこうした軍用機。
(CH-47JA?)
低空で、挙動不審の僕を観察するかのように威圧する。


Shintouchi_05s Shintouchi_06s
【左】さまざまな難所を突破して、ついに水路状の所に出くわした。
全体が見渡せないので、念のためGPSで位置を確認してみる。
おお、間違いない。
ここが二重になった浸透実験地の縁なんだな。

【右】あまりに大きなサークルなので、写真では一部しか入らない。
水路の内側には人間が入れないので中はカワウの楽園になっているそうだ。
彼方にある建物は「ホテル三日月」で、あの海に続く電柱がある所。
その左側には、はるか東京湾アクアラインの「海ほたる」も望まれる。

土手の上から撮影したよくわかる動画はこちら
                


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