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2013年2月

香貫山のニャンコたち

カラスと戦った勇敢なニャンコにより、香貫山は再び平穏を取り戻した。

Neko_31
それでも周囲の警戒に怠りはない。


Neko_34
またあんなのが来たら、面倒くせえなあ。


Neko_32
あれ、なんか音がしたぞ。


Neko_33

またカラスが来たのかも。


Neko_35
あんた、カラスの回し者じゃないよね?


Neko_36
もう、来ないよ。
寝よ。


Neko_37
そだそだ。
寝よ、寝よ。

【猫リスト】
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カラスと戦ったニャンコの冒険記

香貫山(かぬきやま)は静岡県沼津市にある標高193mの山。
桜の名所として毎年春には市民で賑わうが、この時期まだ桜の樹は蕾を固くしている。

Neko_tree_01
その桜の樹を見上げると、あれニャンコ。
なぜ、ニャンコが木登りを?


Neko_tree_02
実はこのニャンコ、せっかく近くの人からもらった餌をカラスが奪い取りに来るのが許せないのだ。
ほら枝の上部に、憎っくき敵のその黒い姿が見えるだろう。


Neko_tree_03
首尾よくカラスを追っ払い、無事目的を達成したニャンコ。
悠然と地上に戻りたいところだが、実は木登りは降りる時のほうが難しい。


Neko_tree_04
こうして下向きに降りられれば、四つ足動物のことだから格好が付く。
気をつけてよ。


Neko_tree_05
しかし、後ろ向きに降りてしまうとちょっと情けない。
格好ワル~。
見ないでよ


Neko_tree_06
それでもなんとか地上に立てば意気揚々。
今日も、ひと仕事終えたぜい
と、この得意気な足どりを見よ。

カラスとニャンコの攻防は明日も続くことだろう。

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笠寺公園高射砲陣地跡

名古屋の古刹「笠寺観音」のすぐ近く、弥生時代の集落の遺跡が残る「笠寺公園」はある。
梅園見物の名所として親しまれている所で、もう少し暖かくなれば多数の市民が訪れることだろう。

Kasadera_01
公園全体が見晴らしの良い高台になっているが、さらにその一番高い所に無骨なコンクリート製の遺構がある。
昭和17年(1942年)、名古屋にある航空機生産軍需工場への空爆に備えるため、高射砲部隊の一個中隊がここに配備された。
八八式7.5センチ野戦高射砲6門が、陣地南側に25メートル間隔で弧を描くように設置されたという。
現存するのはそのうち第2分隊・第6分隊が用いた2基。
その一つがこれなのだ。


Kasadera_02
もちろん本体はすでになく、ボルト穴の残る八角形の砲床だけが残されている。
実際、ここからの砲撃で二十数機のB29を撃墜したというのだからかなりの威力があったことが窺える。

いま犬の散歩や子供の遊び場として親しまれているこの公園だが、こんな遺構に目をくれる人はほとんどいない。

【戦争遺構】
・富津岬・軍事施設跡はこちら
・茂原の掩体壕はこちら
・州ノ崎の試射場跡はこちら
・府中の米軍通信基地跡はこちら
・丹沢に墜落した戦闘機のエンジンはこちら
・三芳村の桜花カタパルト跡はこちら
・柏の燃料庫跡はこちら
・大月の監聴音壕はこちら
・サイパン帰りの戦車はこちら
・焼夷弾と戦った墓石はこちら
・野島公園の掩体壕はこちら
・横須賀の砲台山はこちら
・砲弾を抱えた狛犬の神社はこちら
・かもめ団地の試射場はこちら
・剣崎の探照灯庫跡はこちら
・剣崎の砲台跡はこちら
・披露山の砲台跡はこちら
・三浦半島・諸磯崎洞窟陣地はこちら
・追浜の海軍格納庫はこちら
・二川のトーチカ跡はこちら
・渥美半島福江観測所跡はこちら
・渥美半島陸軍気象観測塔跡はこちら
・習志野の支那囲壁砲台はこちら

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TVチャンピオン・ツリーハウス(日本チーム)

米国チームのツリーハウスからほど近く、道の反対側に今度はわが日本チームのものが現れる。

Treehouse_11
大きな2本の樹に跨がるように建てられていて、最上部はかなりの高さ。
まずは低いベランダのような部分に。
左手には青い滑り台も見えるが、大人なんだから、滑り台ではなく梯子で上ろう。


Treehouse_12
そこからさらに高さのある梯子を上り、中二階部分へ。
アメリカ・チームと同じくここにも木製の椅子。
こちらは小学校の時のような懐かしい四角い椅子だ。
周囲の手すりは幾何学的な複雑なラインを描いている。
左手には最上階へと上る階段(?)が……


Treehouse_13
そう
それはなんと縄梯子(なわばしご)
ユラユラして超不安定。
とてもじゃないけど片手で撮影しながら上れるような代物じゃあない。
(カメラはいったん床に置きました:一番下の動画参照)


Treehouse_14
やっとの思いで達した最上階。
まるでカプセル?
複雑な形状で平衡感覚が失われ、なんか宇宙で漂っているような不思議な心持ち。
宇宙に行ったことはないが。


Treehouse_15
最後に下を覗いたら、これ。
土台を支える太いアンカーボルトは樹木を貫通していたんだね。
これってなんか、自然破壊になるんじゃない?
なお、番組のほうは残念ながらアメリカ・チームの勝利でありましたとさ。

現場で撮影したよくわかる動画はこちら

アメリカ・チームのツリーハウスはこちら

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TVチャンピオン・ツリーハウス(米国チーム)

かつて人気を博した『テレビチャンピオン』という番組で、日米それぞれのチームがツリーハウスで対決したことがある。
2008年のことだから、それからもう5年が経とうとしているが、両家(?)ともいまだに健在というので訪ねてみた。
千葉県だが、当日は突然の降雪に見舞われ最悪コンディションなのは許されたい。

Treehouse_01
場所は香取郡神崎町、静かな山あいの「教育の森」の中にある。
まずこちらが米国チームのものだ。


Treehouse_02
実は登り口から家に行くには、渡り板で作られた吊り橋を渡らなければならない。
ゆらゆら揺れるし、手摺りのロープも墜ちている。
長い年月を経ているのでその強度は…… ビミョー
(マウスを置くと画像が切り替わります)


Treehouse_04
1階(?)の部屋には向かい合って座れるベンチ2脚とテーブル。
自然木が配された窓は文字通りオープンなので部屋の中には大量の落ち葉が侵入。


Treehouse_05
急な階段で2階に上がる。
正面に見えているのは板で組み合わされたユニークな形の椅子。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
え、座り心地?
聞かないで。きっと多分、デザイン優先なんでしょう。
もうこれでイッスか?

現場で撮影したよくわかる動画はこちら

次は日本チームのツリーハウスへ行きます。

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歩道橋にヘリポート

最近、地震が多いね。
昨日もシドニーで震度2~

地震といえば津波が怖い。
東日本大震災での津波被害を機にタワーやトンネル、ビルなど各地でいろいろな津波避難施設が作られているね。

Ani_heli1今度さらに法令が改正され、避難施設が「道路を占有できる」ようになるんだそうだ。
避難施設が道路を占有って、これつまり歩道橋ということらしい。
大勢の人が避難できるよう歩道橋を拡張するばかりでなく、非常品備蓄センターやなんとヘリポートまで設置する計画があるんだって。

しかし避難のためとはいえ、頭の上に歩道だと?
「上段にも歩道があるっ」

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東電、「営業ルートで抗議中」

福島原発事故当時の現場と東電本社とのやりとりがいま公開されて検証されているけれど、読むと呆れるね。

Su_home事故翌々日の13日(日)に放送された関口宏の『サンデーモーニング』についてのやりとり。
            
「(東電が)何もやってないという言いっぷりはなんだ」
「これについてはただいま営業ルートで抗議中です」

だって。

TBSに「営業ルートで抗議中」って、何?
要するに「ウチは多額の広告を出稿しているのだから放送内容に営業面から圧力を掛けるぞ」って宣言していることだよね。
だいたい広告費なんて丸々われわれの電気料金なのに。
まあ、後々こんなやりとりが公開されるとは思わなかったんだろうけれど、やはりそういう体質だったんだね、東電という会社は。
いくらたくさん変電所があるからって、変でしょ?

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高梨沙羅

【高梨沙羅 - Usopedia】

Ski_jumpたかなしサラ
いまサラですが、岡山県津山市皿出身。
サラっとした髪が自慢であること、ことサラ強調。
父も元ジャンプ選手で職業はサラりーまん。
自宅は建て替え中のため現在サラ地。
2012/13シーズンのワールドカップで日本人選手として初の個人総合優勝をサラりと遂げた。
好きな物はサラミ、サラぶれっど。
サラダを食べさせたところ、あっという間にサラだけにしたという逸話を持つ。

以上、サラば。
次回はサラい月お目に掛かります。

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頑張れ! アイスホッケー女子日本

アイスホッケーの女子日本代表が、日本勢一番乗りでソチ五輪の出場権獲得を果たしたそうだ。
正式競技となった長野オリンピック以来4大会ぶりというけれど、この時は開催国出場だったから実質的には史上初の快挙ということになる。

学生時代に初めて行ったアイスホッケーの試合はとても激しいもので驚いた。
それを可愛いお嬢さんたちがやるというんだから凄いや。
ゴールを決めた後の一斉お辞儀も可愛らしいね。
なんでも代表メンバーの半数は北海道・苫小牧の出身なんだとか。

その彼女たち、なでしこみたいに代表チームの愛称を考えているらしい。
いま候補に挙がっているのは「スマイル・ジャパン」とか。
それもいいけど北海道ならホッケHokke_mの名産地なんだから、『ホッケ・ジャパン』なんていうのはどう?

ホッケーするなら、ほっけーどう!

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隕石落下で責任取って

Meteoriteロシアに隕石が落下して1000人もの負傷者が出たというニュース。
なんか、小惑星が近づいているというのは知っていたけれど、隕石についてはまったくの無防備だったから驚いたね。
いくら流れ星の一種だと言われても、願い事を唱えている場合じゃない。
もしも大都市を直撃なんかしていたら、間違いなく大惨事だ。
昔、恐竜が全滅したのだって隕石が地球に衝突したからって言われてるものな。

何より隕石って、事前に何の情報もないというのが怖い。
まかり間違って係争地なんかに墜ちたら、相手国の攻撃だと思って反撃しかねないじゃないか。
もしも尖閣に領海侵犯している中国軍艦船なんかに隕石が墜ちたら、中国は日本からやられたと思って直ちに戦争開始になるのは必至だ。
そんなことしたら、日中どころか、地球の危機。
習近平さん、そしたら隕石のせいでクビになるよ。
責任取って、インセキ辞任……。

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もしも狛犬がおかっぱ頭だったら

ここは愛知県の南知多町にある「豊受神社」という静かな地元の神社。

Komainu_03
「知多郡史」によれば、天禄年間(970年~972年)に建立されたという由緒あるもの。
当初「神明宮」と称したが、その後明治元年(1868年)に現在の「豊受神社」と改称されたそうだ。
閉ざされたままの本殿には対の灯籠だけが建てられている。


Komainu_04
目的はその隣にあるこちらのお社のほう。
補強のためか無骨な鉄骨で支えられているのは興醒めだが、ここの狛犬を見て欲しい。


Komainu_01  Komainu_02
なんと髪がOkappa_sおかっぱ~?
顔はいかついのに、髪型が愛嬌あるというか、なんか情けない。
すり減っちゃったのかな。

Okuda11  Okuda12
だって普通なら狛犬はたいていこうした豊かな毛並みが自慢だものね。

・須坂「阿阿の狛犬」はこちら
・天津小湊「廃神社狛犬」はこちら
・横浜「砲弾を抱えた狛犬」はこちら
・「犬」の狛犬はこちら
・日本最古の狛犬はこちら

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米を使ったコメディ

この間の『R-1ぐらんぷり』で女性芸人が面白いこと言ってた。

「いーことした人は天国に
 悪いことをした人は地獄に
  そして普通の人は中国に行くらしいですよ」

だって。
面白い。

でも中国って、普通か?
中国人はどうせ自分たちが世界の中心で大国だと思っているんだから、名前も中国から大国に変えればいい。


Ine2そういえば石原さんは中国のことをよく支那と言うけれど、安倍さんはアメリカのことを米国と言うね。
別に米なんかたいして作っている訳じゃないのに、なんでアメリカは米国なんだ ?(゚_。)?(。_゚)?
前の国務長官とか、今の国連大使とかもライスさんだからか……

渡米したい奴は飛べー!

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イッシー目撃!!

2013年2月某日、伊良湖沖の三河湾上においてUMA(未確認生物)の撮影に成功した。

Issy_03
彼我の距離は100mほどか。
残念ながら、手持ちのレンズであったため対象物の詳細については不明。
波間にしばし漂ったあと、忽然とその姿は消え去った。


Issy_02
拡大してみると、鹿児島県指宿市の池田湖に棲む『イッシー』のようでもある。
伊良湖なんだからこちらも伊良湖の『イ』を取ってイッシーでも構わないが、混同を避けるため伊良湖の『ラ』を取った『ラッシー』でもよし。
でも、もちろん犬ではないラッシー。

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茨城空港は百里基地

2010年に開港した茨城空港は、元々自衛隊の百里基地。
(鹿島鉄道はかつてこの百里基地への航空燃料輸送で潤っていた)
茨城空港に行けばターミナルビルのすぐ脇に自衛隊の戦闘機が展示されていて、あらためてこの空港の素性が思い起こされる。

Ibaraki_ap_02
これは「RF-4EJ」戦術偵察機。
偵察といっても、平時は地震や火山噴火の際に被害状況の撮影や火山活動の偵察なんかをやっているとか。
ご苦労さまです。
先端に描かれているのは「シャークマウス」というノーズアートだ。


Ibaraki_ap_01
こちらは「F-4EJ改」要撃戦闘機。
空対空ミサイルなど8基も搭載している。
マッハ2.2(約2,700km/h)も出るので、これなら東京~大阪間がわずか11分だそうだ。
機内食喰ってる時間もないじゃん。


Ibaraki_ap_03
(奥には民間空港らしいタラップが見える)
垂直尾翼に描かれている鳥の絵は第302飛行隊の標識。
これが尾白鷲(オジロワシ)なのは、この部隊が当初北海道の千歳基地でスタートしたからなのだという。

え ワシより、イカに見えるって?
イカがワシいな。

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鹿島鉄道の思い出3(忘れられた八木蒔駅)

小川高校下から霞ヶ浦に沿い、さらに鹿島鉄道沿線を辿る。

Kashima_21
霞ヶ浦沿岸を走る鹿島鉄道沿線は平坦地が多いが、珍しい切り通しの中に『八木蒔(やきまき)駅』は佇んでいた。
八木蒔とは変わった名前だが、ここに桃の種を蒔いたところ、8本の木に育ったという言い伝えがあるかららしい。
ちなみにお隣は『桃浦(ももうら)駅』だ。


Kashima_22
コンクリート製のプラットホームはまだしっかりとしているが、レールや枕木はすでになく、辺りはすつかり笹藪に侵食されていた。
人の出入りがなくなった人工物が朽ちるのは早い。


Kashima_23
まだ待合所が残されていた。
上部には「旅客運賃表」と書かれた黒板が一つ。
また、椅子の上には定期運賃を表記したプラスチック板の破片が落ちていた。


Kashima_24
ホームの反対側から。
かつてあった筈の駅名標Yakimaki_sすらここにはもう残されてない。


現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

・鹿島鉄道の思い出1(丘の上の電車)はこちら
・鹿島鉄道の思い出2(小川高校下駅)はこちら

・トヨタの引込線跡はこちら
・善光寺白馬電鉄の廃線跡はこちら
・都心に残る、廃線橋梁跡はこちら
・旧中央線の廃線跡はこちら
・日原のトロッコ電車はこちら
・佐久間線遺構跡はこちら
・近鉄・東青山駅跡はこちら
・旧田口線跡はこちら
・秩父・滝川森林鉄道跡はこちら
・小海・渋森林鉄道跡はこちら

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鹿島鉄道の思い出2(小川高校下駅)

田圃に囲まれたここは鹿島鉄道の「小川高校下駅」だったところ。

Kashima_12
鹿島鉄道は1924年(大正13年)、鹿島参宮鉄道として開業。
昭和の前期には行楽施設に観光客を誘致するなど全盛期を迎えたが、戦後は不振。
辛うじて航空自衛隊・百里基地への航空燃料輸送で息をついていたもののそれもやがてトラックに取って代わられ、2007年(平成19年)惜しまれながら80余年の歴史に幕を下ろした。


Kashima_12
駅背面に描かれた、「未来へ走れ! 鹿島鉄道」のスローガンは、ここを利用した最寄りの県立高校の生徒が存続運動の象徴としてペイントしたもの。
並行する県道からも良く見える。
しかしその小川高校ですら、わずか28年の短い歴史を終え、平成25年3月1日(金)閉校式典が行われることになっている。


Kashima_12
駅舎というほどのものはなく、せいぜいバス停に毛が生えた程度のホーム。
すでにレールも取り外され、冬だというのにすっかりヤブに占拠されていた。

・鹿島鉄道の思い出1(丘の上の電車)はこちら
・鹿島鉄道の思い出3(忘れられた八木蒔駅)はこちら

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鹿島鉄道の思い出1(丘の上の電車)

2007年(平成19年)、霞ヶ浦沿岸を走っていた鹿島鉄道は廃止された。

Kashima_01

Kashima_01
まだあまり年数が経っていないので、そちこちにこうして踏切や鉄橋の跡などが残されている。
ふと見上げれば、丘の上にもう走ってない筈の電車が見えた。


Kashima
そんな筈はないがと近寄ってみれば、それは地元の病院に静態保存された鹿島鉄道の車両だった。
もちろん前後に線路はない。

説明によると『キハ432』という車両。
東急車輌が1957年(昭和32年)に2両だけ製造したもので、富山県加越能鉄道で使われた。
昭和48年、鹿島鉄道に譲渡され、同鉄道の廃止時まで現役で活躍していたという。
廃止に伴い地元の小川南病院に引き取られ、併設された介護施設『はるるの郷』のカフェスペースとして第2の人生を送っているそうだ。

もっとも今年まだ56歳…… 列車としてはまだまだ若い。
今でもディーゼル・エンジンは定期的に始動されるなどきちんとメインテナンスされているそうな。
いいところに引き取ってもらって、良かったね。

・鹿島鉄道の思い出2(小川高校下駅)はこちら
・鹿島鉄道の思い出3(忘れられた八木蒔駅)はこちら

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キツネが圧巻!多田朝日森稲荷神社

多田朝日森稲荷神社は東関東自動車道・佐原香取ICのほど近く。

Tadajinja_01
関東三大稲荷神社の一つ。
総本社が京都伏見稲荷大社で、江戸時代に分霊された由緒ある稲荷神社だそうな。


Tadajinja_02
本殿前に鎮座する『キツネさん』は日本一の大きさなんだとか。


Tadajinja_03
鳥居がたくさん


Tadajinja_04
キツネもたくさん

関東三大稲荷神社の一つって、他の二つはどこ?
と思って調べると……
関東三大稲荷は茨城の「笠間稲荷」、王子の「装束稲荷」、そして秦野の「白笹稲荷」なんだって。
あれ? ?(゚_。)?(。_゚)?
ま、世の中いろいろありますよ。

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

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130年の歴史『ちば醤油』

古来、利根川周辺はその舟運により栄えたところ。
ここ香取郡小見川(現香取市)もその例外ではない。

Chibashouyu_01
この趣きある建物は『ちば醤油』(イリダイ醤油)のもので、前身の大村屋商店がここ小見川で醤油の製造を始めたのは今から150年も前のこと。
あのペリー提督が浦賀に来航した翌年というから長い歴史がある。
右側の門の奥がかつて醤油工場があったところで、左手にある白い袖蔵(そでぐら)には出来上がった醤油が保管されていたという。


Chibashouyu_02
今店舗として使われているこの建物は130年前のものという。
醤油工場は昭和46年に小見川西地区の工業団地に移転、その後この建物はしばらく本社事務所として使われていたそうだが、今は事務所も移転したので専ら味のある小売店舗として親しまれている。

道路の後ろには今もゆったりとした川の流れ。
利根川の舟運で栄えた河岸で今も醤油の生産をしている所は多く、銚子市にヒゲタ・ヤマサ醤油、東庄町に入正醤油、野田市にキッコーマン醤油、さらに遡れば館林市の正田醤油など枚挙に暇がない。


Chibashouyu_03
ちなみにこの探索をした日、千葉県北部は思わぬ局地的降雪。
雪国の人から見ればお笑いなんだろうけれど、積雪への対応が不十分なこちらの信号機は雪に隠されてこんなに見づらくなってしまう。

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ナマズになったアクアラインのカモメ

これは東京湾アクアラインのパーキング『海ほたる』から千葉県側を望んだところ。

Cover_00
対岸に見えるのは海に続く電柱のある『ホテル三日月』の海岸だね。
右に映っているのはアクアライン全線でお馴染みの街灯だ。
なんでもカモメをモチーフにしたデザインなんだとか。


Cover_01
ところでこのカモメの街灯のすべてにカバーのようなものが縛り付けられているのがわかるだろうか。
もっとアップにしてみよう。


Cover_02
管理するNEXCO東日本によれば、先の東日本大震災の時に一部の照明灯レンズ部分が落下してしまったんだそうだ。
それですべての街灯にカバーを掛けて落ちないようにしたんだって。
全部で何本あるのかわからないけれど、大変な費用と労力だったろう。

良くみるとなんか目のように見えるものが二つ。
カモメというよりも、まるでナマズかウーパールーパーのようになっちゃったね。

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木更津のタコツリ(後編)

前編から続く。

この『タコツリ』は、一般には『道切り』と呼ばれる風習で、地区によって『辻切り』と言う所もあるそうだ。
道切りは、村や部落の出入り口にあたる道や辻で行われる民俗習慣のひとつ。
村の境に注連縄を張り、村に悪霊や悪いモノが入って来ないようにするもので、簡単に言えば『災い、来るな!』というのが目的だという。

Michikiri_11
これは藁で編んだ人形だが、わざと下手に、そして粗末に作るのだとか。
「この村は貧乏で、不具者ばかりですよ」という、ネガティブ・キャンペーンなのだ。
(足の長さが違う?)

Michikiri_12
これはタコツリの由来となった蛸(タコ)。
タコは「疫病を吸い尽くす」という意味だそうだ。


Michikiri_13
こちには烏賊(イカ)で、10本の足で「厄を払いのける」という意味。


Michikiri_14
賽子(サイコロ)は言うまでもなく賭博の象徴で、「この村はみんな博打に明け暮れているロクでもない所ですよ」というメッセージ。

他にも、ここにはないが「酒樽」は「ここは働きもせずみんな酒浸り」という意味だし、「杉の葉」を吊す所では「もう過ぎた、手遅れだ」という意味が込められているんだそうだ。
とにかく徹底したマイナス思考。
面白いね。

ちなみに飾るのはだいたいどこでもお正月ということになっているが、取り外す時期は決まっていないらしい。
風で自然に飛ばされたら、それで終わりなんだとか。
自然に任せる……
それもまた由。

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木更津のタコツリ(前編)

ここは木更津市の金田地区という古くからの漁師町。

Michikiri_01
町並みにもそんな歴史の重みが感じられる。
と、見上げると通りを跨ぐように何かがぶら下がっている。


Michikiri_02
ほら、ここにも。
いずれも竹を2本立て、縄を渡した形になっている。
(電柱を借りたものも)


Michikiri_03
ここにもあった。
後に見えているのは東京湾アクアライン金田インターの施設(アンテナ塔?)だ。


Michikiri_04
ここは大型車も通るので引っ掛けないためだろうか、道を渡すことなく電柱に縛り付けて縦になっている。

木更津ではこれは『タコツリ』と呼ばれる風習。
(タコツリは「蛸を釣る」のではなく「蛸を吊す」の意味だ。
でも吊されているのはタコばかりでなく藁で作った人形やイカ、それにサイコロまでもある。
次はその詳細を見てみよう。

後編に続く。

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汚ったない駅

汚ったない駅見つけた。
(送り仮名、間違ってるけど)

Kitanarashino_01
ね。
え 別にそれほど汚くないって?


Kitanarashino_02
だって、ほら
ちゃんと書いてある。
きたならし~の』って。


Kitanarashino_03
ここ、京成線の北習志野駅。
習志野駅の北隣りだから「北習志野駅」なんだろうけれど、せめて「習志野北駅」にすれば良かったのにね。
電車が着く度に「きたならし~の」、「きたならし~の」って連呼されたんじゃ、叶わない。

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