鹿島鉄道の思い出2(小川高校下駅)
田圃に囲まれたここは鹿島鉄道の「小川高校下駅」だったところ。
鹿島鉄道は1924年(大正13年)、鹿島参宮鉄道として開業。
昭和の前期には行楽施設に観光客を誘致するなど全盛期を迎えたが、戦後は不振。
辛うじて航空自衛隊・百里基地への航空燃料輸送で息をついていたもののそれもやがてトラックに取って代わられ、2007年(平成19年)惜しまれながら80余年の歴史に幕を下ろした。
駅背面に描かれた、「未来へ走れ! 鹿島鉄道」のスローガンは、ここを利用した最寄りの県立高校の生徒が存続運動の象徴としてペイントしたもの。
並行する県道からも良く見える。
しかしその小川高校ですら、わずか28年の短い歴史を終え、平成25年3月1日(金)閉校式典が行われることになっている。
駅舎というほどのものはなく、せいぜいバス停に毛が生えた程度のホーム。
すでにレールも取り外され、冬だというのにすっかりヤブに占拠されていた。
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