鹿島鉄道の思い出3(忘れられた八木蒔駅)
小川高校下から霞ヶ浦に沿い、さらに鹿島鉄道沿線を辿る。
霞ヶ浦沿岸を走る鹿島鉄道沿線は平坦地が多いが、珍しい切り通しの中に『八木蒔(やきまき)駅』は佇んでいた。
八木蒔とは変わった名前だが、ここに桃の種を蒔いたところ、8本の木に育ったという言い伝えがあるかららしい。
ちなみにお隣は『桃浦(ももうら)駅』だ。
コンクリート製のプラットホームはまだしっかりとしているが、レールや枕木はすでになく、辺りはすつかり笹藪に侵食されていた。
人の出入りがなくなった人工物が朽ちるのは早い。
まだ待合所が残されていた。
上部には「旅客運賃表」と書かれた黒板が一つ。
また、椅子の上には定期運賃を表記したプラスチック板の破片が落ちていた。
ホームの反対側から。
かつてあった筈の駅名標すらここにはもう残されてない。
現場で撮影したよくわかる動画はこちら
↓
・鹿島鉄道の思い出1(丘の上の電車)はこちら。
・鹿島鉄道の思い出2(小川高校下駅)はこちら。
・トヨタの引込線跡はこちら。
・善光寺白馬電鉄の廃線跡はこちら。
・都心に残る、廃線橋梁跡はこちら。
・旧中央線の廃線跡はこちら。
・日原のトロッコ電車はこちら。
・佐久間線遺構跡はこちら。
・近鉄・東青山駅跡はこちら。
・旧田口線跡はこちら。
・秩父・滝川森林鉄道跡はこちら。
・小海・渋森林鉄道跡はこちら。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 稲又川橋が消えた(2021.12.12)
- 「波の伊八」の飯縄寺(2021.06.08)
- 巨大鳥、千葉に飛来(2021.06.04)
- 南極で地震(2021.02.05)
- 移住したい国(2021.01.25)
「歴史」カテゴリの記事
- 鳴かぬなら、どうしましょ、ほととぎす(2023.04.23)
- 怪我の功名だったかも(2019.12.26)
- ツタンカーメン王の頭像、6億円也(2019.07.05)
- 『インカ神殿』再び(2017.12.28)
- 清水沢の百庚申(2017.12.22)
「鉄道」カテゴリの記事
- ヤギの恩返し(2022.07.11)
- 蒲蒲線で GO!(2022.06.08)
- ワ●ベさんに叱られる(2022.03.03)
- 『一千万円の踊り子号』売れた!(2021.04.21)
- 強風一過(2021.03.03)
コメント
東北の「忘れられた土地」をフィルム化したビデオアートを先日国立近代美術館で見たのですが、これもまさに記録作品ですねぇ。
しかし、こういうのになんだかノスタルジックになるのも、歳をとったからかのう…。。。
投稿: ドキンちゃん | 2013.02.13 13:26
ドキンちゃんさん
>こういうのになんだかノスタルジックになるのも、歳をとったからかのう…。。。
その通りであります。
50歳になったら『反省期』
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2013.02.13 15:05