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笠寺公園高射砲陣地跡

名古屋の古刹「笠寺観音」のすぐ近く、弥生時代の集落の遺跡が残る「笠寺公園」はある。
梅園見物の名所として親しまれている所で、もう少し暖かくなれば多数の市民が訪れることだろう。

Kasadera_01
公園全体が見晴らしの良い高台になっているが、さらにその一番高い所に無骨なコンクリート製の遺構がある。
昭和17年(1942年)、名古屋にある航空機生産軍需工場への空爆に備えるため、高射砲部隊の一個中隊がここに配備された。
八八式7.5センチ野戦高射砲6門が、陣地南側に25メートル間隔で弧を描くように設置されたという。
現存するのはそのうち第2分隊・第6分隊が用いた2基。
その一つがこれなのだ。


Kasadera_02
もちろん本体はすでになく、ボルト穴の残る八角形の砲床だけが残されている。
実際、ここからの砲撃で二十数機のB29を撃墜したというのだからかなりの威力があったことが窺える。

いま犬の散歩や子供の遊び場として親しまれているこの公園だが、こんな遺構に目をくれる人はほとんどいない。

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