鹿島鉄道の思い出1(丘の上の電車)
2007年(平成19年)、霞ヶ浦沿岸を走っていた鹿島鉄道は廃止された。
まだあまり年数が経っていないので、そちこちにこうして踏切や鉄橋の跡などが残されている。
ふと見上げれば、丘の上にもう走ってない筈の電車が見えた。
そんな筈はないがと近寄ってみれば、それは地元の病院に静態保存された鹿島鉄道の車両だった。
もちろん前後に線路はない。
説明によると『キハ432』という車両。
東急車輌が1957年(昭和32年)に2両だけ製造したもので、富山県加越能鉄道で使われた。
昭和48年、鹿島鉄道に譲渡され、同鉄道の廃止時まで現役で活躍していたという。
廃止に伴い地元の小川南病院に引き取られ、併設された介護施設『はるるの郷』のカフェスペースとして第2の人生を送っているそうだ。
もっとも今年まだ56歳…… 列車としてはまだまだ若い。
今でもディーゼル・エンジンは定期的に始動されるなどきちんとメインテナンスされているそうな。
いいところに引き取ってもらって、良かったね。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 稲又川橋が消えた(2021.12.12)
- 「波の伊八」の飯縄寺(2021.06.08)
- 巨大鳥、千葉に飛来(2021.06.04)
- 南極で地震(2021.02.05)
- 移住したい国(2021.01.25)
「歴史」カテゴリの記事
- 鳴かぬなら、どうしましょ、ほととぎす(2023.04.23)
- 怪我の功名だったかも(2019.12.26)
- ツタンカーメン王の頭像、6億円也(2019.07.05)
- 『インカ神殿』再び(2017.12.28)
- 清水沢の百庚申(2017.12.22)
「鉄道」カテゴリの記事
- ヤギの恩返し(2022.07.11)
- 蒲蒲線で GO!(2022.06.08)
- ワ●ベさんに叱られる(2022.03.03)
- 『一千万円の踊り子号』売れた!(2021.04.21)
- 強風一過(2021.03.03)
コメント