大澄山頂に建つ謎の塔
ここは東京・あきる野市。
多摩川を見下ろす高台は、全体が都立の『羽村草花自然丘陵公園』になっている。
一番高い大澄山は標高203mだが、冬でもヤブに覆われてこの有り様。
(別尾根には散策コースが整備されている)
しかし得意の藪こぎをして上っていくと頂上近く、何やら特徴的な合掌造り風の塔のようなものが現れる。
これは何だ?
全体はコンクリート製で、中は礼拝堂のようになっている。
実は1963年(昭和38年)に地元の有力者が建てた平和祈念の『世界平和観音堂』なんだそうだ。
しかしその後、観音堂はすっかり荒廃。
きれいに嵌められていたというガラスはすべて割られ、内部はセンスのない落書きで埋め尽くされた。
祈りの塔はいますっかり不気味な廃墟となり、悪ガキたちの肝試しの場になっている。
現場で撮影したよくわかる動画はこちら
↓
・伊豆山中に眠る「マリア観音像」はこちら。
・伊豆にそびえる「巨大宗教施設」はこちら。
・天津小湊の「廃神社」はこちら。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 稲又川橋が消えた(2021.12.12)
- 「波の伊八」の飯縄寺(2021.06.08)
- 巨大鳥、千葉に飛来(2021.06.04)
- 南極で地震(2021.02.05)
- 移住したい国(2021.01.25)
「遺構」カテゴリの記事
- 木造トラスが残る『旧落合橋』(2017.11.24)
- 【廃村】平清水集落(富士川町)(2017.07.12)
- 【廃橋】旧反場橋(西会津町)(2017.06.06)
- 【廃校】屋敷小学校(西会津町)(2017.05.22)
- 【遺構】奥川森林鉄道跡を歩く(後編)(2017.05.19)
コメント