隼の大わらじ(山梨市)
山梨市を走る国道140号線、通称「雁坂みち」を走っていた。
すると隼という地区で、道端にわらじを見つけた。
といっても運転しながら気が付くくらいだから、ドデカイわらじだ。
ほら
木立の間に、吊された大きなわらじ。
これは「隼の大わらじ」と呼ばれるもので、毎年地元の行事で作られるものだとか。
近くに寄るとデカイ。長さが約3.4m、幅が約1.2mもあるそうだ。
説明によれば、昔この地で疫病が流行った際、どこからかお坊さんが現れて一心に祈り、疫病を治めてくれたんだとか。
ところがその後、お坊さんを捜しても見つからない。
ふと見ると片方のわらじが落ちているのが見つかり、このわらじこそ命を助けてくれたお坊さんのものに違いないと、村の人たちが大切に崇めたのが始まりなんだとか。
だから片方だけなんだな。
以来毎年3月、牧丘町隼地区でわらじは作られている。
今年は集落の男性8人が朝から約6時間を掛けて作り上げ、摩利支天尊横のこの桜の木に吊したそうだ。
でもこのわらじ、重さ250キロもあるんだって。
タイヘンだな。
誰か、クレーンで吊ってくれ~ん?
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