驚きの超ヘアピン・トンネル(熱海)
ここは湯の街 熱海の一角。
(C)Google
狭くてクルマが止められないので、地図の下にある熱海図書館にクルマを置いて歩いて探索している。
A
これは地図上の「A地点」から矢印の方向に撮影したところ。
普通のコンクリート製トンネルだが、アーチ環と迫石を模した装飾が地味に施されている。
下り坂になったトンネルは、すぐ左の方向へ曲がっていく。
B
一方こちらは地図上の「B地点」からやはり矢印の方向に撮影したところ。
こっちは逆に上り坂で、右の方向へと曲がっている。
こんなに近いのに、右と左にカーブしたらぶつかってしまうと思わないか。
いや、思って欲しいのだが。
そう、地図には描かれてないが、もうおわかりのようにこの二つは中で繋がっている。
つまり全体で一つの、超ヘアピンカーブで高低差のあるトンネルなのだ。
Aの写真左に見えた住宅は、Bの写真では右手の崖の上。
これが「A地点」からトンネル内部に少し入ったところ。
超・急カーブ、そして超・下り坂になっているのが画像からでもわかるだろう。
一番このトンネルの特徴を捉えているのがこの角度のこの画像だろう。
最大の広角レンズで、後の壁に張り付いてやっと撮影している。
それでもその迫力は写真では十分に伝えられるものではない。
正式名、野中山隧道。
1952年(昭和27年)に完成。
「総延長21m、幅員4.5m、高さ3m」
普通のトンネルならこの諸元で良いが、このトンネルを表すならこの表現では不十分だ。
「入口/出口の角度:180度、高低差12m」
これでよし。
あなたにもぜひこの迫力を現地で体験して欲しい。
現場で撮影したよくわかる動画はこちら
・旧笹子トンネルはこちら。
・大崩海岸・石部トンネル跡はこちら。
・明治・大正・昭和・平成トンネルはこちら。
・埋もれた山伏隧道はこちら。
・松姫湖の水没トンネルはこちら。
・横須賀の背高のっぽトンネルはこちら。
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