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千葉の円筒分水(多古町)

全国有数の農業県である千葉県。
しかし概ね平坦な土地柄だけに、灌漑には不可欠の分水装置がみられる。

Bunsui_01
田圃に住宅が散在する千葉県香取郡多古町。
この石段を上がったところにその一つはあった。
『円筒分水』(えんとうぶんすい)だ。
円筒分水とは、農業用水を一定の割合で正確に分配するために用いられるもの。
このものは正式名を「両総用水多古支線円筒分水工」といい、千葉県両総土地改良区が管理している。


Bunsui_02
1960年(昭和35年)に完成。
直径が4.2メートル。
真ん中から湧出した水が外周に向かって流れていく様子がよくわかる。
ルーペの如く中央の丸い部分から一方向だけコンクリが外周に伸ばされているのは、管理のとき渡るためのものだ。


Bunsui_03
サイフォンの原理で吹き上がった水を中央の円筒外周から静かに出させ、その外周の水平に作られた円筒の上から全周に綺麗に溢流させる仕組み。
ここの場合全部で3つに分けられているが、正確には51:33:16の割合なんだそうだ。

近くにはもっと複雑な分水装置があるという。
行ってみよう。
千葉の円筒分水(東金市)に続く。

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

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