智識寺の大わらじ(千曲市)
智識寺(ちしきじ)は聖武天皇が740年(天平12年)に開いたという古刹。
上山田温泉から聖高原へと向かう峠道のリンゴ畑が散在する中にある。
広い境内だが、一番趣のあるのがこの仁王門。
内部に納められた仁王像と共に、千曲市の有形文化財に指定されている。
しかし仁王像より目を惹くのがこの大わらじだ。
左右一対になっていて、高さ3mほどはあろうか。
毎年新しいものを作り、町内を練り歩いたあと奉納されるというが、残念ながらわらじを作る翁が高齢、後継者がいないため今年が最後になるという。
あ~、今年来て良かった。
ちなみにその奥にはこの大御堂(おおみどう)。
内部には平安時代後期の作とされる「十一面観音立像」が安置されている。
欅の一木造りで、国の重要文化財というけれど、見られない。
それじゃあね。
隼(山梨市)の大わらじはこちら。
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コメント
なるほど、後継者がいなくて今年で終わりなんですか・・・
なんだか今の世相を現しているような気がします。
寂しいですね。
私も見に行かなくては。
投稿: いはち | 2013.07.27 17:00
いはちさん
こういう仕事ができる人はどんどん少なくなってしまうんでしょうね。
なんとかお元気なうちに後継を育てて欲しかった。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2013.07.27 17:49