比志のエゾエノキ
今日僕は巨木を見た。
根古屋神社からさらに小尾街道を登る。
比志という小さな集落の傾斜地。
穏やかな段々畑の中に堂々とした形の良い一本の巨樹がそびえている。
樹木はエゾノキで、「比志のエゾノキ」と呼ばれている。
近づくと、小さな祠と説明版があった。
推定樹齢300年以上。
樹高は13mだが、幹周は5m近くに達し、これほどのものは全国でも数えるほどしかないそうだ。
1990年(平成2年)、山梨県の天然記念物に指定された。
途中、空洞になったそのさらに上方。
二つのコブが並んでいるのがわかるだろうか。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
これが「乳房」に見えるというが、どうなんだろう。
保育所のおっぱいの木のほうがそれらしいな。
現場で撮影したよくわかる動画はこちら
↓
・上沢寺のさかさイチョウはこちら。
・実相寺の神代桜はこちら。
・笹子峠の矢立の杉はこちら。
・追原廃村の大カエデはこちら。
・牧丘廃校の大トチノキはこちら。
・倉沢廃村の大ヒノキはこちら。
・笛吹市の大ケヤキはこちら。
・根古屋神社の大ケヤキはこちら。
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コメント
おはようございます
勝ち負けの問題ではありませんが、圧倒的に保育所の「おっぱいの木」のほうが勝ってますね。まんま、ですもん(*^^)v
それにしても、タイの「ワット・マハータート」(仏像の頭部が巨木の根っこに絡まれている世界遺産)を思い出します。今に、木の幹で隣の石組みの柵(何て言うんだろ、不動産屋的には工作物ね^_^;)が押されて壊されてしまうかも・・・。凄いもんです。
投稿: poohpapa | 2013.08.30 07:02
poohpapa さん
おはようございます。
そう
樹木の力って凄いですよね。
かつて舗装された道だって、放棄されれば数年のうちに若木が破壊してしまいます。
いつの世だって、若者は体制を打ち壊して進んでいくのでしょう。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2013.08.30 07:50
巨樹ともなると、周りが邪魔で中々カメラに収まらないようですが、これは見事に全容が分ります。
街道沿いなのでしょうか。昔の旅人が歩く姿を想って見ています。
投稿: せいざん | 2013.08.30 14:37
せいざんさん
そうですね。
この小尾街道は甲州から信州への抜け道として使われたようですが、この辺りからとても傾斜がきつくなります。
そんな中、山肌にわずかに広がった畑の集落がこの比志なんですね。
きっと旅人もこのエゾエノキを眺めて一息ついたんだと思います。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2013.08.30 15:38