森の中の高架橋
旧・国鉄の最高地点(標高1,375m)を通ることで知られる小海線は、中央線小淵沢駅から信越線小諸駅までを結ぶののどかな単線鉄道だ。
愛称が「八ヶ岳高原線」
全長わずか78キロ余りだが、千曲川沿いに標高の高いところを走るだけあって、鉄橋が55か所もあるという。
ちなみに、山梨県内で唯一の非電化路線だそうだ。
名所「吐竜の滝」へ向かって歩いていると、その小海線の鉄橋が緑の中に突然現れる。
「第二川俣川橋梁」だ。
近くに寄ってみると、その高さに圧倒される。
しかし良く見ると橋脚のコンクリートにはだいぶ痛みが感じられるような。
この辺りは1933年(昭和8年)に開通というから、すでに80歳だものな。
傍らの岩肌にはこんなプレートが。
ここは国定公園の中だからなのか、「工作物設置許可票」というものだった。
しかも期間をみると5年単位。
この80年間、5年に一回ずっとお国から許可を取っていた訳?
許可の期間が短くないか。
ま、これ以上は聞かんが。
「言うこと聞かないなら、鉄橋・撤去ぅ」
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