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レールが顔出す「春木川橋」(身延)

橋の奥、右手の山道を登れば身延・講の宿である赤沢宿へとたどり着く。

Haruki_01
橋は早川の支流である春木川に掛かるもので、その名も「春木川橋」
正確には「旧春木川橋」ということになる。
昭和8年竣工との額があるが、実はこの橋自体はそれ以前からあったことがわかっている。
(後述)


Haruki_02
ご覧のようにずいぶんと老朽化したボロっちい橋。
すでに下流側に強固な新橋が架けられているので問題はないが、この状態で重量制限もなくトラックが自由に行き交っているのをみるとちと心配になる。


Haruki_03
その橋の中程、舗装路面の繋がる辺りに妙なものが顔を出していた。
そう、これはレール。
大正時代この橋は本来、林業のためのトロッコ専用だったのだ。
その小さなトロッコはなんと馬が牽いていたという。

 Image
Horse_truck
       資料:農水省農政局

それが昭和になってその役目を終え、橋は町に移管。
町は橋を拡幅、自動車用に作り替えたが、その際レールはそのままコンクリートで埋めてしまったらしい。
それがいつしかまた顔を出したというのだ。


Haruki_04
この旧道には古くからあるのだろう、昔ながらの食料品店が静かに佇んでいた。
そしてそこの「看板娘?」がこのニャンコ。
ボロ橋を撮影している怪しいおっさんを訝しげに覗いていた。
(マウスを置くと画像が切り替わります)


現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

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コメント

おはようございます

これ、老朽化、なんてモンじゃありませんよね。多少の不便があっても架け替えないと・・・。事故が起きてからでは遅いのですから。

今の日本に、現役の「こんな怖い橋」があるなんて驚きました。これじゃ、インディ・ジョーンズに出てくる吊り橋のほうがよっぽどマシですね。

投稿: poohpapa | 2013.09.11 06:49

poohpapa さん

そうですね。
隣に新しい橋があるのに、なんで通行制限しないのか、わかりません。
これでよく再三の地震にも耐えているものです。
レールで補強されてる(?)ことがわかったので安心しているとか。

それとも……
みんなにこの「顔を出したレールを見て欲しい」から?

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2013.09.11 07:16

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