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夢と消えた佐久間線遺構の旅(4)

夢と消えた佐久間線遺構の旅(3)より続く。

再び湖を渡り、「船明トンネル」の北側出口真上の国道にやって来た。

Sakumasen2_42
上から大きくカメラを差し出して撮影したところ。
何回も覗いてみるが、草が伸びていて開口しているのかどうか上からではよくわからない。
国道から身を乗り出しているため、行き交うクルマから身投げ志望者ととられて110番通報されても困るので断念。


Sakumasen2_43
で、降りた。
なに、こういう時のためにいつもロープを携行しているのだから当然だ。
降りてみるとひどいヤブだが、対岸から想像していたよりは湖面まで余裕があった。


Sakumasen2_44
しかし残念。
ご覧の通り、佐久間線の遺構はこんな所の坑口まで厳重に封鎖されていた。
完璧だ。
いい仕事してるね>国鉄清算事業団


Sakumasen2_45
わずかな隙間にレンズを差し入れて撮影してみたが、内部は何にも使われている様子は感じられなかった。
こんなところ、そもそも出入り自体に難儀するのだから当然か。

トンネルを出た佐久間線は「第一天竜川橋梁」で船明湖(ふなぎらこ)を渡り、いったんさきほどの天竜川右岸(上流から見て右手)に移る。
残念ながらその橋脚はない。
建設されなかったのか、撤去したのかは不明。


Sakumasen2_46
右岸をしばらく進むと真っ直ぐな道が続いていた。
もちろんこれがかつての軌道跡に違いない。
正面のカラフルな橋は歩行者専用で、「夢のかけ橋」という。


Sakumasen2_47
近くの丘の上に登って俯瞰してみた。
この橋は本来佐久間線が再び左岸に渡るための「第二天竜川橋梁」として建設されたもので、長い間残されていたその橋脚部分を再利用したもの。
湖を渡ったり戻ったり、ずいぶん曲がっているようだけど線路自体は真っ直ぐ。
曲がっているのは川のほう、それと筆者の根性だ。


Sakumasen2_48
左岸に渡ったその先をアップにしてみたら、再び山にぶち当たり、トンネルになっているのがここからも見えた。
しかも坑口が完全封鎖されているのがわかってしまった。
つまらんな。
一応、行くけど。

夢と消えた佐久間線遺構の旅(5)に続く。

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コメント

国鉄清算事業団::
当時「お前は新会社で雇ってもらえないから、精算事業団行きだな。」
何て言われて、国鉄を退社した私です。

なるほど。毎回ロープを携帯されているのですね。
私も見習わせていただきます。

夢の架け橋部分は遊歩道として再利用されているのですね。
行ってみたくなりました。

投稿: いはち | 2013.11.19 09:50

ありゃ
いはちさんは国鉄出身なんでありますか。
飛行機ばかり乗っているから、航空関連の仕事なのかと。
「清算」が「精算」になっているところを見ると、相当もらったんでしょう。(^.^;)

>毎回ロープを携帯されているのですね。
ロープを携帯しているだけでなく、クルマにはフックも常設しています。
善光寺白馬鉄道探索の際には、崖上にクルマを止め直接このフックからロープで降りました。
ちなみにウチの奥さんはこのフックが目立つ(赤色)ため、駐車場でクルマを見つけやすいと申しております。(~_~;;

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2013.11.19 10:08

ありゃ。
私は文字変換してくれるのかとばかり思って・・・

3月30日退職だったので、その月は自分で国民年金を
支払わなければならなかったのですが・・・
現在、給料明細が無いのではっきりとは言えませんが、3月も
国鉄共済に掛け金を払ったと思います。一人や二人では
無いはずです。
仲間に聞いたら、貰える年金額は大して変わらないから良いじゃん。と・・・・あのお金は何処に?

車にフックが?四駆に乗られているのでしょうか?
そこから崖下に降りるなんて、チャレンジャーですね。
私も車高の高い四駆が欲しいです。

投稿: いはち | 2013.11.19 17:42

いはちさん
四駆ではありません。
普通のコンパクトカーです。
それなのにフックつけてるから目立つんですね。
オートマですが、1速ホールド可能は絶対条件でした。
林道走ることを考えると地上高の高いほうがいいのですが、行き帰りの高速をぶっ飛ばすもので四駆はどうも。
お陰でオイルパンがひしゃげてたりして。(゜_x)

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2013.11.19 18:10

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