西方寺の招き猫(巣鴨)
今度は巣鴨の招き猫だ。
大通りから一歩入ったこともあるが、境内は静寂に積まれている。
ネコの看板の類はここにはいっさいない。
ここに伝えられるのは、 江戸時代は元禄の頃、ある遊女が大蛇に襲われた際、可愛がっていた猫が遊女を守ってくれたというもの。
そしてその猫の像をまねて作られ、売り出したのがここの招き猫。
ここ西芳寺にはその遊女と猫のお墓があるというのでやって来た。
しかし広い境内を探しても見つからないので、折良く庭に出て来られたお坊さんに尋ねてみた。
わかった。
目的のお墓は広大な墓地のそのさらに奥のほうにあった。
この「万治高尾」というのがその吉原の代表的遊女。
そして恩返しのネコちゃんはその傍らに佇んでいた。
この西芳寺を開いた僧道哲が、引き取り手のない吉原の遊女の遺体も引き取って供養していたということだ。
300年という年月に加え、難度も移設を繰り返したということで挙げた手の先が欠けるなどかなり痛みが見受けられる。
しかし可愛らしい表情。
名前もわからないけれど、ネコちゃん、君はえらかったんだね。
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コメント
明けましておめでとうございます。
今年も亀以下の速度ですが滝めぐりをしていこうかなと。昨年は案内ばかりで、自分が見たい所に行って無かったです。今年こそは...
本年も、呆れる事無くお願いいたします。
投稿: chiponeko | 2014.01.04 09:29
chiponeko さん
おめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
滝……
そろそろ氷結の時期ですね。
「動くお家化計画」も楽しみにしています。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2014.01.04 09:33
あけましておめでとうございます!
300年前のねこちゃんなのですか
かわいい顔をしてますね~
投稿: TOKIKO | 2014.01.04 11:09
江戸時代からこの猫はこのお寺にいるのですね。
可愛い表情が何とも言えません。
大蛇と闘った,偉い猫なのですか~。
投稿: いはち | 2014.01.04 11:27
TOKIKO さん
おめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
そう
300年も前のねこちゃんというと、また愛しさが増すような気がしますね。
その頃にしては可愛い表情かな?
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2014.01.04 12:26
いはちさん
そうなんです。
大蛇と闘った偉い猫なのに、可愛い表情。
遊女だってその時代には立派な仕事だったんだろうに、誰も遺体の引き取り手がないというのが悲しい。
そういう意味ではお寺さんはいいことしてる。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2014.01.04 12:29