初瀬街道の旅(5)味噌の丁子屋
【味噌の丁子屋】
初瀬街道の旅(4)石仏たちから続く。
初声街道沿いには歴史を感じさせる建物が多い。
現白山町というところにも、そんな趣ある建物が見掛けられた。
黒塗りの羽目板が、苗が植えられたばかりの田圃、そして傍らの緑とも良くマッチしている。
表に廻ってみた。
旧白山村倭支所だった建物という。
倭村(やまとむら)は、1891年(明治24年)に出来た。
その後1955年(昭和30年)、周辺との合併で現白山町が発足、倭村は廃止された。
現在は資料庫として使われているということで、内部には昔の「供出米」の実態について貴重な資料が保存されているという。。
お伊勢さまに配慮してか、平入りの出入り口。
立派なすみぶた(飾り瓦)は鳳凰?
さらに足を進め、二本木という地区にやってきた。
この町家は「丁子屋」という造り味噌のお店。
創業は1858年(安政5年)というから、ちょうど徳川家茂が14代将軍になった年だ。
ちなみにそれまではこの宿場で旅籠を営んでいたという。
裏に回ると年季の入った味噌工場の建物。
その壁には大きな味噌樽が天日にあてられていた。
洩れ穴の修復なのか、四角いパッチが当てられている。
樽って、こんなふうに修復されるのか。
貸してくれるのにね。 レンたる
初瀬街道の旅(6)笠着地蔵に続く。
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