柿田川の清流と眼鏡橋
三島市を流れる柿田川は富士の湧水を集めて流れる清流。
長良川・四万十川とともに日本三大清流に挙げられている。
ちなみに長さはわずか1.2キロしかなく、日本で最も短い一級河川なんだという。
その名も「清水町」の町役場近く、川まで降りられるようになっている。
しかし、この階段。
50度近くはありそうな、超急傾斜。
そのため一段の奥行きは靴がすべて掛からないほど狭い。
(マウスを置くと上り画面に切り替わります)
左上の桁橋は1974年(昭和49年)架橋の現道のもの。
目的はその下のある崩れた石造りの廃橋だ。
本来、眼鏡橋のアーチのうち、その一つだけが右奥に見えるのがわかるだろうか。
これは上流側から見たもの。
この地に最初に橋が架けられたのは1671年(寛文11年)、4代将軍・徳川家綱の時代だそうだ。
この石橋は1909年(明治42年)に竣工、1931年(昭和6年)に早くもその役目を終えた。
かなり崩れてはいるが、それでも日本土木学会の土木遺産に指定されている。
それにしてもきれいな水。
写真ではわかりにくいけれど、この草も岩もすべて水の中なのだ。
富士山の伏流水で濁度0色度0を誇り、この地域の水道水にもなっている。
日本一おいしいって。
でも、三島くんだりまで行って汲んだりしない。
【追記】
柿田川は三島市ではなく、駿東郡清水町でした。
お詫びして訂正いたします。
・伊豆・廃ループ橋跡はこちら。
・旧稲又川橋跡はこちら。
・君津・廃橋跡はこちら。
・中央線遺構・立場川橋はこちら。
・明治・土木の誇り、汐止橋はこちら。
・崩壊橋梁・祭畤大橋はこちら。
・破壊橋梁・旧柴崎橋はこちら。
・崩落橋梁・旧鹿行大橋はこちら。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 稲又川橋が消えた(2021.12.12)
- 「波の伊八」の飯縄寺(2021.06.08)
- 巨大鳥、千葉に飛来(2021.06.04)
- 南極で地震(2021.02.05)
- 移住したい国(2021.01.25)
「遺構」カテゴリの記事
- 木造トラスが残る『旧落合橋』(2017.11.24)
- 【廃村】平清水集落(富士川町)(2017.07.12)
- 【廃橋】旧反場橋(西会津町)(2017.06.06)
- 【廃校】屋敷小学校(西会津町)(2017.05.22)
- 【遺構】奥川森林鉄道跡を歩く(後編)(2017.05.19)
「橋」カテゴリの記事
- 落橋したボルチモア橋(2024.03.28)
- 木造トラスが残る『旧落合橋』(2017.11.24)
- 複線の想い出(御殿場線)(2017.07.04)
- 【廃橋】旧反場橋(西会津町)(2017.06.06)
- 【遺構】奥川森林鉄道跡を歩く(後編)(2017.05.19)
コメント
この記事を書かれた方、柿田川は三島市ではありません。
正しく調べましたか? 柿田川は「駿東郡清水町」を流れる一級河川です。 記事にして一般に公開するなら間違った情報を流さないでください。
また「三島くんだり・・・」とは失礼な表現です。
清水町、三島市の方々を馬鹿にしています。
注意しましょう。
投稿: 清水町の住人 | 2020.01.22 23:51
清水町の住人さん
今回は埋もれた昔の記事を発掘していただき感謝します。
失礼しました。
清水町は三島市に属するものと勘違いしていました。
お詫びして訂正いたします。
なお「三島くんだり」の「くんだり」は、その後の「汲んだり」に掛けたものであります。
このブログの特徴である駄酒落のつもりでしたが、ご理解いただけなかったようで反省しています。
今後、さらに精進を重ねて参ります。
ご指摘ありがとうございました。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2020.01.23 06:43