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登尾廃村(山梨県)

山梨県南巨摩郡に万沢という部落がある。
いや、あった。
すでに廃村となって数十年経つらしい。

実は軽トラ程度が走れる唯一の道が通じているのだが、長い間復旧工事が続いていて、これまで一度も通れたことがない。

Noborio_01
止むを得ず、一つ上の山から急傾斜で通じる山道を辿ってきた。
もう人が通る道というより、すっかり鹿さん御用達になっているようだ。
真ん中ですんな、道端でしろいっ。


Noborio_02
という訳で、通常とは逆に山から下りてきたので最初にお目に掛かったのはこれ。
本来なら集落の一番奥に位置する筈の、村の氏神様。
もう住人はいないが、今でも手入れはされているようだ。


Noborio_03
氏神様からさらに下り、集落のある所まで降りてきた。
不ぞろいな石を積み、この傾斜地になんとか平地を造り出している。

部落といっても全部で8世帯ほどの小さなものだったらしい。
標高は300mにも満たないが、人里離れているのでずいぶんな山奥に感じられる。


Noborio_04
半自給自足的生活で、唯一の現金収入は養蚕と和紙の原料であるミツマタの栽培だったらしい。
残された建物は辛うじて重力の誘惑に耐え、なんとかまだ倒れずにその姿を保っている。
周囲の元気そうな竹の侵食が今後気掛かりだ。


Noborio_05
何に使っていたのか、変わった形の壺。
そして廃村にはお決まりの、空の酒瓶。
一升瓶はいつまで経っても「一生瓶」なのかな。
時代物の瓶提示

・君津市の追原廃村こちら
・設楽町の宇連分校こちら
・奥多摩町の倉沢廃村こちら
・身延町の御弟子廃村こちら
・丹波山の高畑廃村こちら
・奥多摩町の峰廃村こちら
・甲州市の焼山廃村こちら
・千曲市の末地廃村こちら
・山梨の天久保廃村こちら
・山梨の柿草里廃村こちら
・秩父の茶平廃村こちら

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コメント

すごい場所ですね。
氏神様は綺麗に手入れされていますね。
元の住民がたまにみえるのでしょう。
瓶の楊なものはラッキョウを入れるものでもしょいかね。

投稿: いはち | 2014.05.17 19:51

いはちさん
おはようございます。

あの壺、ラッキョウを入れるやつだったんですか。
なんだ
あれこれ、いろいろ考えて損した。
敵の思うツボだったか。

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2014.05.18 05:23

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