初瀬街道の旅(8)沈下橋
【沈下せずに沈下橋渡る】
初瀬街道の旅(7)中勢鉄道跡から続く。
大仰駅の先、石橋沈下橋を渡ってみた。
沈下橋というのは洪水になっても橋が流されないように考えた先人の知恵。
(潜水橋・潜没橋とも)
大水の時には水面に没しても良いよう欄干がなく、両岸より中央部が低くなっているものが多く、四万十川など西日本によく見られる。
童仙房探索の帰りに寄った恋路橋もその一つだ。
下を流れるのは1級河川の雲出川(くもずがわ)
左の鉄橋はほぼ初瀬街道に沿って走る近鉄大阪線のもので、ちょうど新鋭車両「ACE」(22000系)型の特急電車が通過しているところ。
さすがにあちらの橋は水没する度胸はないようなので高いこと。
水没はしても流されてはいけないので橋自体は頑丈な造りになっている。
しかも橋脚は抵抗を少なくすべく船の舳先のように鋭くなっているのがわかる。
それにしても、水面からこれだけ高さがあるのに、増水時にはここまで水が来るというのだから驚きだ。
実際に渡ってみた。
この画像は車載動画からの切り抜きだけど、車内からではどうもそのスリリングさが伝わらない。
で、こちらは他のクルマが渡っている写真を拝借したもの。
それなりに幅に余裕はあるとはいえ、ガードレールがないのは結構プレッシャーが掛かるのだ。
物見遊山の癖して、もしも落ちちゃったら助けを呼ぶの恥ずかしいものね。
初瀬街道の旅(9)石棺に続く。
現場で撮影したよくわかる動画はこちら
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コメント
あ、すごい、
こんな狭い橋、私だったらかなり低速じゃないと怖くて渡れません(^^ゞ
お見事です。
四万十川の沈下橋を渡ったことがありますが、
もうちょっと広かったように思います。
投稿: hicha | 2014.06.05 09:37
hicha さん
ありがとうございます。
>私だったらかなり低速じゃないと怖くて渡れません(^^ゞ
いえいえ
自転車でも、あまりゆっくりだと倒れてしまうでしょ。
目をつむって、根性で行けば大丈夫。(^.^)v
んな訳はないか。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2014.06.05 09:51