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初瀬街道の旅(7)中勢鉄道の息吹き

【中勢鉄道の息吹き】

初瀬街道の旅(6)笠着地蔵から続く。

中勢鉄道(ちゅうせいてつどう)は、かつてほぼ初瀬街道に沿って施設された軽便鉄道のこと。
最初に久居-中川間で開通したのは1929年(昭和4年)のこと。
しかしわずか14年後の1943年(昭和18年)には廃止されている。
廃止理由は明確でないが、当時の時代背景を考えるとあの鉄道と同じ匂いが感じられる。


Chusei_01
雲出川に沿って探索すると、緑の中にかなりの高さを持った橋脚跡が見えた。
上記・中勢鉄道のものだ。
川幅があり、中央部にも台座の跡がみられるので小さな軽便鉄道としては珍しい2径間の鉄橋だったようだ。


Chusei_02
こちらはその支流に掛かる別の橋台。
ここでふと振り返れば、もうレールこそないがかつての線路跡が樹々の間にどこまでも続いていた。
(マウスを置くと画像が切り替わります)


Chusei_04
その線路跡を伊勢方向にたどっていくと、「誕生寺駅」の駅標に着いた。
近くに今もある誕生寺は前出の真盛上人が誕生したお寺さんだ。
もっともらしい駅標が立てられているが、しかしこれはもちろん後世のもの。
道路脇にあるこの質の悪いコンクリートウォールがかつてのプラットホームの名残りなんだという。
(マウスを置くと画像が切り替わります)


Chusei_06
さらに歩を進め、さきほどの駅標にあったお隣りの「おおのき駅」跡にやって来た。このみごとなエノキの巨木をみて「大木」と書くのかとと思ったが、調べると「大仰」という古くからの地名らしい。


Chusei_07
駅跡といっても土堤くらいしか当時を思わせるものはなかったが、そこに据えられたベンチは明らかに鉄道の枕木を流用したものではないか。
次は本編とは関係ないが、せっかくなので画面の奥に見える雲出川を沈下橋で渡ってみる。

初瀬街道の旅(8)沈下橋に続く。

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コメント

この場所にも鉄道が走っていたのですか~
昭和18年に廃線になってから今でも
これだけのモノが残っているのってすごいですね。
廃線マニアの私ですので、いつかは行きたいです。

投稿: いはち | 2014.06.02 16:36

いはちさん
ありがとうございます。

この中勢鉄道の遺構もいろいろあって興味深いんですが、今回の三重県探索の主眼はまだこれからであります。
急な坂道を上って、山の中に突然プラットホームが現れるのは、まさに感動もの。
こちらにぜひ行って欲しいです。

=近日公開 乞うご期待= なんであります。

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2014.06.02 17:08

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