伊豆天城鉱山跡を歩く(後編)
伊豆天城鉱山跡(前編)より続く。
川沿いの小径を上っていくと、明らかに人の手で積み上げられた石垣が現れた。
その上はかつての作業員の住居跡だったようだ。
途中、徒渉する箇所には木で組んだ橋の残骸。
(振り返って撮影)
かつてはトロッコもこの橋を渡っていたようだ。
半分が消失していてもちろん使えないのでこちらは河原に降りて渡る。
そして、突然トロッコのレールが完全復活した。
といってもど真ん中には木が育っているのでもうこの上をトロッコが走り抜けることはない。
その先には放置されたままの手押しのトロッコ。
車輪には植物が複雑に絡まり、もうビクともしない。
そしてレールはここでもう一度川を渡ることになる。
これは川を渡ってから撮影。
華奢な橋の真ん中には板が渡されて人も通れるようになっている。
見るからに傾いでいて危ないので僕は渡らなかったが。
そしてこれが今回の鉱山探検の終点、坑口だ。
わりと近代の鉱山の筈だが、その支保工の形はまるで江戸時代のものを彷彿とさせる。
レールはさらに坑口深くへと続いていた。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
・玄倉鉱山跡はこちら。
・渋沢鉱山跡はこちら。
・坂口鉱山跡はこちら。
・坂口鉱山跡パート2はこちら。
・東沢鉱山跡はこちら。
・日影沢鉱山跡はこちら。
・麓金山跡はこちら。
・玄倉鉱山跡パート2はこちら。
・山田鉱山跡はこちら。
・奥沢鉱山跡はこちら。
・富栖鉱山跡はこちら。
・須玉(増富)鉱山跡はこちら。
・川尻鉱山跡はこちら。
・梓山鉱山跡はこちら。
・オイ沢鉱山跡はこちら。
・大仁鉱山跡はこちら。
・明神鉱山跡はこちら。
・持倉鉱山跡はこちら。
・倉沢鉱山跡はこちら。
・峰之沢鉱山跡はこちら。
・湯ヶ島鉱山跡はこちら。
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・寝姿山鉱山跡はこちら。
・矢筈山鉱山跡はこちら。
・縄地鉱山跡はこちら。
・茂倉鉱山跡はこちら。
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