伊豆天城鉱山跡を歩く(前編)
「伊豆天城鉱山」は中外鉱業という会社がかつて保有していた鉱山で金や銀を産出していたそうだ。
中外鉱業といえば、湯ヶ島鉱山や持越鉱山を保有する会社で、僕にとってはすっかり馴染みの会社だ。
先方は承知してないが。
西伊豆を走る県道59号線からさらにこの山の中へと分け入っていく。
簡易舗装もありイージーな道中に見えるが、すぐに道はこんな状況になる。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
まるでここみたい。
脇にはこんな小さな木箱のようなものがいくつも散見される。
これはもしかして社(やしろ)?
いえ、ミツバチの巣箱でした。
やがて鉱山への道は小川を横切るのだが、これがいわゆる洗い越しタイプ。
鉱石を運ぶクルマが渡れるようになっているんだね。
でも靴だと気持ち悪い。
その傍らには幾つもの平たい木箱。
箱の中身は試掘した鉱石を分類した標本だった。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
闇雲に掘ってられないものな。
川を渡るとそこにはほとんど崩れてしまった小さな作業小屋。
そして黄色く塗られたトロッコ「バッテリーロコ」がまだ保管されていた。
たしかに車体の側面には「伊豆天城鉱山」の文字が描かれている。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
そして小屋からは錆びたレールがまだ残されていた。
坑口からここまではトロッコが稼働していたんだな。
さあ、先へ進もう。
伊豆天城鉱山跡(後編)へ続く。
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