東栄駅の「鬼面駅舎」
JR飯田線の東栄駅にやって来た。
東栄駅は愛知県北設楽郡、乗降客も少ない無人駅。
今回はその駅舎を見にやって来たのだ。
その駅舎は中央の、繋がった三角屋根の二棟。
ここから見る限りでは特に変わったものではない。
途中、出迎えてくれたのはコーヒーカップを抱えたおにーさん。
いや、木彫りの鬼ーさん。
無人の改札を抜けると……
ほら、特徴ある駅舎の顔が現れた。
こっちも『鬼』じゃん。
ホームの上、正面の前に立って眺めてみた。
1992年(平成4年)にJR東海と東栄町が共同で建設したもの。
当地の無形民俗文化財『花祭』で使われる鬼の面をモチーフとしたデザインなんだそうだ。
駅舎も変わっているが、駅名も度々変わってきた。
1933年(昭和8年)、三信鉄道という私鉄によって開設された時は『三輪村駅』だった。
しかし早くも翌年、『三信三輪駅』に改称。
さらに1943年(昭和18年)、国有化と同時に『三河長岡駅』に。
さらに1956年(昭和31年)、今の『東栄駅』に改称されている。
幼名の林利助から伊藤俊輔、越智斧太郎、花山春輔、花山春太郎、吉村荘蔵、林宇一……
など何回も名前を変えた伊藤博文さんみたいだな。
現場で撮影したよくわかる動画はこちら
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