【遺構】旧田口線・双瀬トンネル
田口線は、JR飯田線・本長篠から北部・設楽町の田口まで通じていた鉄道。
しかし1968年(昭和43年)に廃止となっている。
単線だったから幅は狭いものの、その路線跡はいくつかの部分で道路に転用されて残っている。
この緩やかにカーブを描く道路も田口線のレール跡だ。
そして鉄道当時のトンネルもそのまま使われている。
田口線の残されたトンネルの中で僕の一番のお気に入りがここ。
『双瀬(ならぜ)トンネル』という。
馬蹄形のトンネル断面は鉄道トンネルの特徴だね。
地形の特性からか斜めにカットしたようになっているのが珍しいところ。
この巨岩は溶岩が冷えて固まった柱状摂理をしているんだね。
目立たないが、落石防止のため岩にはネットが張られている。
ちなみに反対側はごく普通の形。
その特性をより感じられるのはトンネルの中から見たこの画角だ。
このなんとも言えない出口断面。
妙になまめかしくって、魅力的じゃない?
・長南町の三角トンネルはこちら。
・藤野市の卵形トンネルはこちら。
・市原の天井抜けトンネルはこちら。
・市原のフニャトンネルはこちら。
・君津の急傾斜トンネルはこちら。
・世にも不思議なWトンネルはこちら。
現場で撮影したよくわかる動画はこちら
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コメント
これは良いトンネルですね。双瀬(ならぜ)、名前も良い!
それに引き換えガードレールの不粋なこと。形も色も洒落たのがあるはずなのに。私も折角の景色、ガードレール入って断念しばしばあります。
投稿: せいざん | 2015.01.15 14:39
せいざんさん
ありがとうございます。
そうですね。
谷側は結構深い川になっているし路肩がないのでガードレールは必須でしょうけれど、もう少し意匠を考えてくれればね。
ま、行政は写真のことなんか考えていないでしょうから。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2015.01.15 14:56