損失より信頼得た航空会社
韓国ではあの財閥令嬢の事件「ナッツリターン」が非難されているけれど、中国ではこれとは真逆の「善行」が話題になっているそうだ。
先月の話だけれど、カナダのバンクーバーから中国の広州に向かっていた中国南方航空の機内で、生後19か月の赤ちゃんが意識を失って倒れたそうな。
乗り合わせていた医師の診察で、「すぐに病院に行けば命を救えるかもしれない」と判断されたため、飛行機は空港に着陸できる許容重量に合わせるため30トン(約400万円)相当の燃料を捨ててアンカレッジ空港に緊急着陸したんだって。
幸い着陸後直ちに病院に運ばれ赤ちゃんは、応急処置を受け無事健康を回復したそうだ。
航空会社は巨額の損失を受けたけれど、「お金を払っても買うことのできない大切な命を救い、顧客の信頼を得た」と、称えられている。
何かと非難されることも多い国だけど、中国もなかなかのものじゃないか。
まだ真の「大国」ではないと思うけれど、中くらいであることは認めよう。
中国だもの。
ちなみに、このニュースに韓国では、「大韓航空の副社長が搭乗していたら、30トンの燃料を捨てますという機長に平手打ち」なんだそうで。
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コメント
おはようございます
<<ちなみに、このニュースに韓国では、「大韓航空の副社長が搭乗していたら、30トンの燃料を捨てますという機長に平手打ち」なんだそうで。
いえいえ、「私が中国機の機長に全て指示したこと」と言い出していたことでしょう。
でも、燃料をどこに廃棄したのか(空から撒いたのか)、が気になるところですね。30トンくらいなら深刻な海洋汚染までには至らないのかなあ・・・。森林に落としたなら、いつか自然災害(山火事)に繋がるかも知れないし・・・。
あと、子供の国籍ですね。もし日本人の子どもだったなら・・・、などと考えてしまいます。せっかくの美談に水を差すようですが、トータルで考えた場合、子供一人を助けるために取ったこの措置が適正であったかどうかは疑問に思えてしまいます。
自分が親の立場なら「すぐに引き返してほしい、どこかに直ぐ着陸させてほしい」と願ったでしょうけど・・・。
助かったから美談ですけど間に合わなかったならタダの判断ミスになってしまいそう。それでも、責められることはないでしょうけど。
私は冷たいのかなあ・・・。
投稿: poohpapa | 2015.01.04 07:20
poohpapa さん
おはようございます。
そうですね。
航空燃料って、ガソリンというよりは灯油みたいなもの(ケロシン系)だから、簡単に揮発しないですものね。
元記事では、燃料は「空中に撒いた」とあったので、海上ではないような。
もしも住居地域に降ったらやっぱり悪影響は免れないでしょうね。
そしたら美談どころじゃなくなってしまう。
「美談」の陰に、「愚談」あり?
ちなみに出雲市には美談町(みだみちょう)がある。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2015.01.04 07:41