T秘境と呼ばれて
富津市の奥地に『T秘境』と呼ばれるところがある。
『T』は近くの集落である高溝の頭文字だろう。
別に秘境でも何でもないのだが、あの『S秘境』と同じ、林道好きの暴走イヤ房総ライダーたちがかつてそう呼んでいたもの。
ここが『T秘境』の有名な入口。
ここまでも渓流沿いの道だったが、ここから景色がまったく一変する。
トンネルの丸かった断面も出口では四角くなる。
(マウスを置くと出口に画像が切り替わります)
早くもユニークな形状の岸壁が現れた。
残念ながら今でもこの辺りにはタイヤ痕が残っていて、それがこの地が『T』と伏せ字にされた理由。
というのもここは地域が大事にしてきた川にも関わらず、そこをバイクが縦横に踏み入って問題になったからだ。
地元住民の上水道の採り入れ口だというんだから荒らされて怒るのは当たり前だよね。
浅い川だが場所によってはかなりの水量があり、増水時には安易に歩けないだろう。
浸水した長靴ほど哀しいものはない。
これは振り返って撮影。
こうした水平線のある岩肌が房総の川の特徴だね。
滝の近くになると足元にはかなりの大きさのポットホールが点在。
結構大きくて深さは1m近くもありそうだから、撮影しながら歩いて落ちたらタイヘンだ。
(ケータイだって圏外だし)
これが今回の目的地『黒滝』
この川で一番雰囲気があるところだと思う。
ただし岩は苔むして滑りやすい。
行くなら、気をつけて。
・殺人の滝はこちら。
・宇宙人? 謎の模様石はこちら。
・大明神淵のポットホールはこちら。
・開墾場のトンネル滝はこちら。
・S秘境はこちら。
現場で撮影したよくわかる動画はこちら
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コメント
おはようございます
富津は30年ほど前、以前の仕事で頻繁に訪れていましたが、こういう所があるのは知りませんでした。
写真も凄く良く撮れてますね、さすがです。
で、この水溜りは歩かれたんでしょうか?
投稿: poohpapa | 2015.01.17 09:15
poohpapa さん
おはようございます。
はい。
富津に限らず、千葉は自然が奥深いところですね。
ここへの訪問は2度目なんですが、前回は登山口だったので進入を断念しました。
今回は長靴だったのでずっと歩けています。
それでも、トンネルは怖い。(~_~;;
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2015.01.17 09:42
私もここは知らなかったです。
でも、やっと探し当てましたよ。
そしたら、実はこの近くにある大工さんの娘と
良い仲だったころがありました。
どうしてるかな?
今度行ってみましょう。
車は停めるところがあるのでしょうか?
投稿: いはち | 2015.01.21 18:37
いはちさん
驚いた (゚_゚)
あの娘さんとお知り合いだっんですか?
なんてね。
きっともうおばさんですよん。
クルマを停めるところは、最初の写真のトンネルの手前にあります。
2台くらいなら大丈夫でしょう。
その「元・娘さん」と、ご一緒にどうぞ。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2015.01.21 19:29