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2015年2月

供出免れた名鐘(行方市宝幢院)

行方市には度々の供出をも免れた名鐘があるという。

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天台宗の宝幢院(ほうどういん)というお寺で、805年(延暦24年)最仙上人(最澄の高弟)により開基されたとのこと。


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これが鐘楼。
吊されているのが1431年(永享3年)、13代玉造憲幹が鋳造寄進したという梵鐘。
名鐘であるとして、幕末水戸藩が行った大砲鋳造のための供出や、太平洋戦争時の金属回収の際にも供出を免除されたという。


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鐘の口径は77cm、頂部にある竜頭(りゅうず)までの高さが140cmという。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
江戸時代にあった寺の火災で鐘が筋割れしたこともあったそうだが、そうした困難を乗り越え今に至るまでその浄らかな響きを伝え続けている。
聞いた訳じゃないけど。

1960年(昭和35年)、茨城県の文化財に指定された。

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砲台山の60センチ榴弾砲

砲台山は東京湾を望む千葉県富津市にある。
あの人骨山からもほど近い鋸南町。

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この山のヤブの中に、その名の通りいまも砲台があった。


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砲身は東京湾を見下ろす方向に。


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基部には60cm榴弾砲とあるが、こんな口径で榴弾砲は事実ではない。
そもそも昭和42年とあるし……
つまり、これは後年のダミー。

1923年(大正12)年の関東大震災により、東京湾の第三海堡が崩壊して水没。
これに代わるものとしてこの標高83mの山に海堡の火砲が移設されたのが最初。
1943年(昭和18年)の時点で10cm加農(カノン)砲4門が、さらにその2年後には榴弾砲4門が追加されたのだという。

その後ここにはその名も『砲台山ハイランド』というレジャー施設が1960年代に造られたものの、わずか10年ほどで閉鎖に追い込まれたとか。
それからは荒れたまま。


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いまも頂上には出入り口が閉鎖された旧日本軍の砲側庫。


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またかつては賑わったろう、バーベキュー施設。


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そしてリフトのモーター部や回転塔などが腐食しながら残っている。

ところで砲台山とはどこかで聞いた名前。
そう、東京湾を挟んだ三浦半島のここにもあったっけ。
どちらも米艦隊の侵攻を阻むべく旧日本軍が設けた砲台がある山のことなんだね。
いずれも実戦で使われることもなく戦争はその幕を閉じることとなった。

・州ノ崎の試射場跡はこちら
・丹沢に墜落した戦闘機のエンジンはこちら

・三芳村の桜花カタパルト跡はこちら
・披露山の砲台跡はこちら
・剣崎の砲台跡はこちら

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

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靴、返せ~

Shoes24日(火)、東京地裁であの『特定秘密保護法』に関連する判決が下されたね。
同法案を審議していた参院本会議の議場に、傍聴席から靴を投げ込んで審議を妨害したというもので、罪名は『威力業務妨害罪』なんだそうだ。

被告は「言論の自由」を主張したけれど、裁判長は認めず。
「法案に抗議する表現行為ではあるが、靴投げが言論の府である国会の議場にそぐわないのは明らか」とのことで、求刑「懲役1年」のところ、判決は「懲役10月、執行猶予3年」というものになったが、しかし靴は没収だという。

ひどいじゃないか。
そんなヘリ靴があるか。
投げたあと、さぞ歩きにくかったことだろう。
靴は本人に返すべきた。
こんなキュー靴な判決、自由主義じゃない。
市民は決してお上に靴することはないぞ~☆

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ここは白浜・めがね橋

ここは南房総市白浜を流れる長尾川というところ。

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みごとな石造りの橋は、正式名「眺尾橋」(ながおばし)。
1888年(明治21年)に架けられた橋で120年以上も経つ歴史あるもの。
見た目の印象から、地元では『めがね橋』で通っている。


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これは反対側(左岸)から。
径間7m、アーチを3基連ねた石積みアーチ工法で造られている。
橋の本体の石は房総の海岸から切り出したものだが、たもとの石はわざわざ静岡県伊豆から運んで来たものだそうだ。

3連のめがね橋は全国的に見ても数は少なく、関東地方ではこの橋だけ。
ということで、1973年(昭和53年)に白浜町文化財、1989年(平成元年)には千葉県指定有形文化財、さらに2005年(平成17年)には日本土木学会選奨土木遺産に選ばれている。


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これは上流側から。
上流側になると、アーチ脚部のデザインが鋭角的で頑丈なものになっているね。
めがね橋は村民の寄付で建設されるなど当時から地域史的価値が高いとされ、あの林芙美子の『房州白浜海岸』という紀行文にも出て来るそうだ。
読んだことはないが。


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どうしてもこのアングルから写したかったので水の中に入って撮影してみた。
真冬のこととてとても冷たかった。(うそ)

最後に書くけれど、こんな『めがね』はないよね。
3連なんて。

・保田の汐止橋はこちら

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

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外国人が国防判断はいかんだろ

日本最西端の与那国島で、自衛隊の沿岸監視部隊配備の是非を問う住民投票が行われたニュース。
法的拘束力はないというけれど、住民の賛否が明確になるので注目された。
結果は容認派の賛成多数ということで、お国も一安心かな。

Ani_nezumiただ驚いたのは、投票資格者にまだ参政権のない中学生や永住外国人まで含まれたということ。
中学生が犯罪犯しても刑務所に行かないのは、「まだ自分で正しい判断ができない」ということだろう。
それなら政治問題だってそうなんじゃないの。
大人の誘導で、簡単に意見が左右されそうだし。

ましてや永住外国人ってなんだ。
日本に永住権があるけれど国籍が外国って、それは日本人じゃないじゃん。
外国人に国防を判断してもらうなんて、世界にそんな国あるの。

こんなのが定着して住民投票の度にみんな住民票を移したらどうなる。
対馬なんて、そのうちあの国のものになってしまうんだろう。

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見掛けほど 走ランナー

今日は『東京マラソン』の日。
9回目となる今年はなんと3万6千人も走るという。
すごいね。

Running_policeでも、それだけ走れば、中にはおかしいヤツも混じるんだろう。
なんでも最初から全コース走るつもりのないヤツがいるらしい。
しかも、ウェアに特殊カメラを装着して、走りながらその映像をどこかに送る魂胆らしい。
危ないな。
そんなヤツはきっと変質者に決まってる。

しかも『POLICE』なんて書いたベストを着て油断させてるという。
警視庁は厳重に取り締まって欲しいぞ。

ウチの奥さんにその危険なランナーのこと言ったけど、相手にされなかった。
妻ランナー (~_~;;

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今日は漱石の日

今日2月21日は『漱石の日』なんだそうだ。
漱石は、もちろんあの明治の文豪・夏目漱石のことね。

ただ別に漱石が生まれた日でも、また亡くなった日でもない。
どこの誰かは知らないけれど~、漱石の日と決めたのには意味がある。

それは1911年(明治44年)のこと。
当時の文部省がに文学博士の称号を与えると伝えたところ、ひねくれものの漱石は「自分に肩書きは必要なし」としてこれを辞退してしまったんだそうだ。
それがこの2月21日なんだって。

編下ルアデ猫ハ輩吾
Wagahai
ちなみに明日は『猫の日』だ。
2月22日が猫の日になった理由は2・2・2と猫の鳴き声を重ねたから。
1987年、全国の愛猫家からの公募によって決定したそうだ。

『我が輩は猫である』を書いた漱石の日の翌日が猫の日というのも何かの縁かな。

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【遺構】トンネルの向こうはアイランド

『行川アイランド』はかつて千葉県勝浦市にあったレジャーランド。
高度成長期も過ぎた、1964年(昭和39年)に遅れてオープンした。

Namegawa_01 施設は2001年に閉園となったが、いまでも駅(無人)は「行川アイランド」のまま。
誰も降りる人のいない駅の案内板には椰子の木とフラミンゴのレリーフ。
そう、フラミンゴショーAni_flamingoAni_flamingoAni_flamingoがここの名物だった。

 

Namegawa_02 周囲を山と海に囲まれた窪んだ地形になっていて、外部からはトンネルを抜けるしか行く方法はない。
ちなみに何本もあるこれらのトンネルは、いずれも旧日本軍が掘ったものという。
その形状を活かして当時ここには弾薬が保管されていたと伝えられている。

 

Namegawa_03 海からの風が強く吹き抜ける怖いトンネルを出ると、そこは一変して南国の風情。
まるで九州・宮崎にでもワープしたような錯覚を覚える。
左手の尾根の上に、何か光る物が見えるぞ。

 

Namegawa_04 アップにしてみると、それは輝く金属で出来たオブジェのような物体。
その名を「久遠の塔」といった。
なぜ、ステンレス製?
実は当時の運営親会社が「日本冶金工業」という特殊鋼会社。
「ナスステンレス」というそのブランド名は聞いたことがあるに違いない。
閉園になって14年も経つのに、潮風に見舞われながらもいまだ輝き続けているのはさすがステンレス!か。

 

Namegawa_05 手入れする人もなく伸び放題になった椰子の木の向こうに、廃墟と化したプールが見えてきた。

 

Namegawa_08 思わず降りてしまいそうな誘惑に駆られる滑り台。
下に石なんか置くな。

 

Namegawa_07 かつてロッカーがあった建物から見た別のプール群。
その向こうは太平洋だ。
たくさんの嬌声が聞かれたんだろうな。

 

Namegawa_09 帰りの遊歩道。
脇には満開の椿が咲き誇っていた。

 

「つ~ばき咲く~♪ 春~なのに~♪」 しかしもう誰もこの椿を賞でる人はいない。
そんな行川アイランドの春だった。

 

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

 

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ここは何?


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さて、何というところでしょう?

【ヒント】場所は『伊豆』です。

わからないよね。

【ヒント】これは動物園(ズー)です。

まだ、わからない?
だから、伊豆の動物園だってば。

Izoo_02

【答え】そう、正解は『いズー』です。

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やっぱりロシアのやることは

3personウクライナ東部の停戦合意が早くも崩壊の危機に直面しているそうだ。
15日に停戦が発効したにもかかわらず、17日に親ロシア派が重要拠点デバリツェボに本格攻撃を加えたとか。

でもこんなニュース、昔聞いたことがあるよね。
太平洋戦争で「日ソ不可侵条約」を結んでいた筈のロシア(当時ソ連)が、一方的にこれを破棄して日本に宣戦布告したのは戦況が一方的になった1945年(昭和20年)の8月9日だった。

8月15日にはポツダム宣言を受理して日本の敗戦が決まり戦争が終結したにもかかわらず、ソ連が当時日本の千島列島に上陸占領したのは8月18日のこと。
さらにいま「北方領土」と騒がれている択捉や国後・色丹島など歯舞群島を占領したのは9月になってからのことだ。
まさに卑怯きわまりない。

つまり、この民族は「ルールなんて後から付いてくるもの」
国家間の約束の重要性なんて屁ほどにも感じていないんだろう。
そんな国との停戦合意なんて、結局意味ないんだね。
ウクライナのポロシェンコ大統領は言うに及ばず、ドイツのメルケル首相もフランスのオランド大統領もまだまだ甘い。
プーチン大統領のほうが一枚も二枚も役者が上だったということだ。

ところでドイツのガウク大統領って、何してんの ?(゚_。)?(。_゚)?

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下田のバードハウス

これは下田市にある瀟洒な一軒のお宅。

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しかし、実はずいぶんと賑やかである。
といっても別に家の中でお嬢さんがピアノを弾いてる訳でも、お父さんがまた奥さんに叱られている訳でもない。


Tori_02
うるさい理由は、この小鳥たち。
むくどりなんだろうか、よく見るとものすごい数の仲間が止まっている。


Tori_03
ほら、こっちにも。
これだけの数がいると、おそらくベランダなんか糞の害もひどいんだろう。
きっとフンガイしておられるに違いない。
トリ逃がすことのないように。

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世界最遅のエレベーター?

世界最速のエレベーターは日本メーカーが1-2-3という記事は前に書いたけれど、今度は真逆のニュース。

Takeshiba_stなんでも東京「ゆりかもめ竹芝駅」のエレベーターが、わずか6mを降りるのに40分も掛かったんだそうだ。
非常用のインターホンで「扉が閉まってゆっくり降下している」と報告があったとか。
閉じ込められた乗客は6人。
そんなに長い時間掛かったら、おしっこ洩れちゃうよ。

最速のエレベーターは秒速約20mだけど、これだと秒速0.0025mくらい。
カタツムリよりは早そうだけど……
でもこれで世界最遅エレベーターの記録も日本メーカーのものだね。

ユリカモメじゃ、ムリカモネ?

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下田の橋の人魚たち

東伊豆から伊豆半島の南端・下田市へ。

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市内には、まず稲生沢川という川を渡る。
そこに掛けられているのがこの『新下田橋』という幅7m、長さ63mの白い橋。


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1957年(昭和32年)に作られたものだが、橋脚が耐震性に欠けるということで現在隣で仮設橋の準備が進められている。

という話ではなくて……
目を惹くのがこの欄干に掲げられた人魚の像だろう。
だから地元では別名『人魚橋』と呼ばれているそうな。

日展審査員も務めた西伊豆町の彫刻家・堤達男氏の作品で、4つの欄干に合計4体。
みんな異なる表情をしていて、それぞれ春・夏・秋・冬のテーマがあるんだそうだ。

 【春】
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 【夏】
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 【秋】
Ningyo_05

 【冬】
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季節感、感じた?


 (C)studio RIBON
Mermaid

 人魚かと思ったら、まぁ!メイド

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シングレットで大騒動

Beachvolleyやっとオリンピック種目残留に目途が立ったレスリングだけど、また新たな問題が起きているらしい。
というのも世界レスリング連合が、「競技への注目度増加を目的にシングレット(試合着)をセパレート型に変更しよう」としているからだ。

たしかに、ビーチバレーなんかでは超ビキニの水着にしたことで観客数が増えているらしい。
でもそんなの邪道だろ。

レスリングで吉田沙保里選手らが反対するのには理由(わけ)がある。
バレーボールなんかと違って相手選手との激しい接触があるレスリングでは、試合中に上の部分が外れてポロリというハプニングの可能性があるというのだ。
ポロリのハプニングなんて……
そんなのは民放の女子アナにでも任せておけばいい。

われわれは決してそんな嫌らしい目でスポーツを観戦している訳ではないぞっ。
たぶん……
おそらく……

ただビーチバレー、撮影禁止なのは不条理だ。
違うか (゜_x)バキッ☆

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下田のなまこ壁

下田といえばなまこ壁が有名。

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街中にはこうした由緒ある建物がいくつも保存されている。


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下田駅近くの交差点にもこんな建物が。
え、4階建て?


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実はこれ、マンション。
もちろんペイントだけど、よく雰囲気を出しているね。


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驚きなのはこれ。
なんと交番だ。
なんか、なまこ壁っぽい。
壁に掲げられた船のレリーフは、もちろん『ペリー艦隊の旗艦・サスケハナ号』だね。
下田警察、というか静岡県警かな、なかなかやるじゃん。
(マウスを置くと画像が切り替わります)

 ペリー艦隊と戦うペリカン隊

Pelican_s Pelican_s Pelican_s

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インクライン見つけた(寝姿山)

午前中にトライした2か所の鉱山探索には失敗した筆者だが、そのあと向かった下田の寝姿山ではついに鉱山とインクラインの跡の確認に成功したのだった。

軌道下部の傾斜
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上部プラットホームの跡
Nesugatayama_02
(二つの写真は撮影時期が異なります)

なんだ、これって?
(~_~;;

ほとんど知られていなかった貴重な鉱山遺構なんですよ。
インクライン、斜度は30度近いが山肌に垂直ではなく斜めに造られていたので、航空写真でも全然痕跡がわからなかったもの。
上部には鉱物を発掘した平場も。
3度目の実地探索でついにみつけたのであります。
この感動……
わからないだろうな。

探訪記事はいずれ。m(_._)m

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「晴れる」って言ったじゃない

昨日朝、伊東南部の矢筈山にいた。
まだほとんど知られていないという鉱山跡を探しに。

林道の終点にクルマを置いて、山の中に。
途中、雪が降ってきたのが気掛かり。
結局不首尾に終わり、クルマまで戻った時には、もうすっかり道路は真っ白だった。

Snow_ito

え~☆
天気予報は『晴れ』って言ったのにぃ……

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墜落したクジラ

ここは千葉県南房総市の外房黒潮ライン(国道128号線)というところ。
四季の花が楽しめるという公園の看板が目に入ったので立ち寄ってみた。

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公園の名前は『花の広場・花夢花夢』という。
国道を挟んだ背後は太平洋だ。
園の中央に何やら、金属の像のようなものが立っている。
もしかして、墜落……


Kamkam_02
近くに寄ってみると、『潮』というタイトルが付けられている。
どうやらクジラのモニュメントらしい。
よく見ると、なかなかの迫力だ。

ちなみに『花夢花夢』は『カムカム』と読む。
みんな来て来て、カムカムへ。

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【廃墟】伊豆熱川・ホテル浜山

伊豆熱川は東伊豆の有名温泉地。
ワニも有名だけどね。

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国道135号線の熱川トンネルの脇を入ると、こんな遊歩道がある。
伊豆急・熱川駅から通じているもの。


Hamayama_01
その遊歩道を下っていくと、突然こんな廃墟が現れる。
緑が深いので国道からも駅からも見えないが、かなりの物件ではある。


Hamayama_02
看板ももうすっかり朽ち果てているが、「ホテル浜山」といった。
すっかり育った竹やぶを掻き分けると、この玄関に着く。
そういえばここからほど近い、あの廃病院も竹やぶが凄かったっけ。


Hamayama_03
内部は荒れ果てていて、歩くにも難儀させられる。
厨房の片隅には、まだ使ったばかりのようにフライパンが載せられていた。


Hamayama_04
今はこんなになっちまったけれど、かつては温泉客がこうしたソファでくつろいだんだろう。

・鹿島の竜宮城跡はこちら
・龍ヶ崎の赤い西洋館はこちら
・伊豆の廃病院はこちら
・伊豆の海軍病院はこちら


現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

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正体みたり、タローくん

国会の参議院で行われた「イスラム国による邦人人質事件非難決議」。
全会一致の筈だったのに、たった一人、直前に退席して裁決を拒否した議員がいた。
あの山本太郎議員だ。

決議は彼を除く全会派、全議員の賛成で裁決されたそうだけど、彼はイスラム国のテロ行為に賛成ということなのかね。

ま、それならそうで、決議文に賛成しなければいい。
決議文提出には同意しておきながら決議では退席なんて、他の政党から文句が出るのは当然だ。
それでも「公党の代表」かい。
政党交付金のためにこんな議員と手を組んだ小沢一郎先生の見解を伺いたいもんだ。
Seikatsu

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観光客のリクエスト

昨年、日本への外国人観光客数が史上最高を更新したそうだ。
ちょっと前なら日本人観光客が海外に行く一方だったからまさに様変わり。
円安やアジア諸国の経済成長とかの背景もあるんだろうけど、お互いを理解する意味でもいいことだね。

もっとも、「せっかく日本に来たのに侍がいない」なんて言う人もいるらしい。
来日前に抱いていたイメージと違っちゃったんだろう。
いまや街中でほとんど着物を着ている人も見掛けないしね。
申し訳ない。

もっとも、逆のことだっていろいろあったとか。
インドに行った日本人が「祇園精舎の鐘はどこ?」って聞くので、わざわざ鐘が造られたという話。
平家物語の「祇園精舎の鐘の声…」は日本で有名だけど、もともと祇園精舎に鐘なんかなかったんだってさ。

Flandersまたベルギーに行った日本人観光客がアニメの「フランダースの犬の舞台はどこか?」ってみんな聞くので、アントワープ近くに「ネロとパトラッシュの像」が造られたんだとか。
それで満足するならいっか。
歴史の真実より、やっぱり目先の観光だよね。

でもフランダースに行ってもフラダンスしてる犬はいないからね。

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勝手に裁判やれば~

Houe司法には素人であるふつうの国民を巻き込んだ『裁判員裁判』。
その目的は一般市民の感覚を裁判に採り入れる、というものだったろう。

それなのにその裁判員が心を痛めて下した死刑判決が、最高裁で棄却決定された。
つまりは結局プロの裁判官の判断により一般裁判員の意向なんて覆された訳だ。
それならこれまで通り、最初から自分たちで判決下したらいーじゃん。

その理由が「過去の判例がナンタラ……」なんて言うのなら、過去の事例をすべてコンピュータに入れればいい。
そしたら裁判しなくても「機械」が自動的に判決を表示してくれるよ。
そもそもそんな機械的な判決を打破するために裁判員制度始めたんじゃなかったのか。

ちなみに最高裁長官の年収は5,100万円だとか。
一方、裁判員への手当は一日1万円。
これだと、365日フルに働いても365万円じゃん。
ふむ、これも過去の前例通りかい。(~_~;;

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裁判長の白スカーフ

いわゆる『秋葉原事件』の上告審判決が最高裁であったね。
被告自身が「当然死刑」と言っているのに弁護団が上告するのもなんだけれど、死刑は確定。

Houeでも驚いたのは判決ではなくて、女性裁判長の「法服」だ。
裁判官といえば全身黒い法衣(ほうえ)を着用するのが法律で定められている筈。
なぜ黒いかといえば、「黒=何にも染まらない色」ということで、「誰の意見にも左右されず、中立の立場で判断する」という意味なんだよね。

ところが今回の裁判長、大きな白いスカーフを羽織っていた。
女性裁判官については「法服の上にシャーベットグリーン色のスカーフが許されている」というのは聞いたことがあったけれど、白~ (゚_゚)

これって、いいの?

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やっぱり日本は安全なんだね

Hittakuriイギリスの『エコノミスト誌』の調査によれば、『2 015年世界50都市の安全性指数』で、日本の東京が堂々1位になったそうだ。
うれしい。
自慢する訳じゃないけれど、日頃から「日本は安全」と言われているからなんとなくそんな予感はあったよね。

続いて2位はシンガポール。
これもわかる。
シンガポールも安全で清潔というイメージだし。

驚いたのは大阪が3位に入ったということ。(失礼)
だって、なんか大阪ってひったくりとか多いようなイメージじゃない。
これは日頃から大阪のおばちゃんが頑張ってるからかな。
感謝します。

なお3位以下は……

 4位:ストックホルム(スウェーデン)
 5位:アムステルダム(オランダ)
 6位:シドニー(オーストラリア)
 7位:チューリッヒ(スイス)
 8位:トロント(カナダ)
 9位:メルボルン(オーストラリア)
10位:ニューヨーク(アメリカ)
11位:香港(中国)
12位:サンフランシスコ(アメリカ)
13位:台北(台湾)
14位:モントリオール(カナダ)
15位:バルセロナ(スペイン)

となっている。

ちなみにフランスのパリは24位、韓国のソウルは25位だそうだ。
パリなんて国際観光都市というけれど、昼間から子供が堂々とひったくりやってるものな。
気~付けなはれや。

なおロサンゼルスはその名の通り、「留守安全です」。

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ほんとにステルス『殲-31』

Sen31mアメリカの『F-35』をパクったと指摘される中国のステルス戦闘機『殲(せん)-31』
珠海の航空ショーで披露された際、派手な黒煙を上げて飛ぶ姿に海外メディアが呆れたそうだ。

ちなみにステルス(stealth)とは「隠密」という意味。
つまり敵に悟られずにこっそりと活動するのがステルス機の筈。
それがいかにも目立つ真っ黒い煙を吐いていたんではねえ。

もっともこれについて中国版ツイッター微博(ウェイボー)では、「黒煙を吐くことで後ろから来た戦闘機からは見えなくなるのだ」という自虐コメント。
これって、目眩ましだったの?
忍者か。
最初はみんなコピーから始まるものだけど、開発した中国航空工業さんも辛いねえ。

こんなステルス戦闘機……
もう、捨てるっす

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