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供出免れた名鐘(行方市宝幢院)

行方市には度々の供出をも免れた名鐘があるという。

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天台宗の宝幢院(ほうどういん)というお寺で、805年(延暦24年)最仙上人(最澄の高弟)により開基されたとのこと。


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これが鐘楼。
吊されているのが1431年(永享3年)、13代玉造憲幹が鋳造寄進したという梵鐘。
名鐘であるとして、幕末水戸藩が行った大砲鋳造のための供出や、太平洋戦争時の金属回収の際にも供出を免除されたという。


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鐘の口径は77cm、頂部にある竜頭(りゅうず)までの高さが140cmという。
(マウスを置くと画像が切り替わります)
江戸時代にあった寺の火災で鐘が筋割れしたこともあったそうだが、そうした困難を乗り越え今に至るまでその浄らかな響きを伝え続けている。
聞いた訳じゃないけど。

1960年(昭和35年)、茨城県の文化財に指定された。

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