« ここは何? | トップページ | 今日は漱石の日 »

【遺構】トンネルの向こうはアイランド

『行川アイランド』はかつて千葉県勝浦市にあったレジャーランド。
高度成長期も過ぎた、1984年(昭和59年)に遅れてオープンした。

Namegawa_01
施設は2001年に閉園となったが、いまでも駅(無人)は「行川アイランド」のまま。
誰も降りる人のいない駅の案内板には椰子の木とフラミンゴのレリーフ。
そう、フラミンゴショーAni_flamingoAni_flamingoAni_flamingoがここの名物だった。


Namegawa_02
周囲を山と海に囲まれた窪んだ地形になっていて、外部からはトンネルを抜けるしか行く方法はない。
ちなみに何本もあるこれらのトンネルは、いずれも旧日本軍が掘ったものという。
その形状を活かして当時ここには弾薬が保管されていたと伝えられている。


Namegawa_03
海からの風が強く吹き抜ける怖いトンネルを出ると、そこは一変して南国の風情。
まるで九州・宮崎にでもワープしたような錯覚を覚える。
左手の尾根の上に、何か光る物が見えるぞ。


Namegawa_04
アップにしてみると、それは輝く金属で出来たオブジェのような物体。
その名を「久遠の塔」といった。
なぜ、ステンレス製?
実は当時の運営親会社が「日本冶金工業」という特殊鋼会社。
「ナスステンレス」というそのブランド名は聞いたことがあるに違いない。
閉園になって14年も経つのに、潮風に見舞われながらもいまだ輝き続けているのはさすがステンレス!か。


Namegawa_05
手入れする人もなく伸び放題になった椰子の木の向こうに、廃墟と化したプールが見えてきた。


Namegawa_08
思わず降りてしまいそうな誘惑に駆られる滑り台。
下に石なんか置くな。


Namegawa_07
かつてロッカーがあった建物から見た別のプール群。
その向こうは太平洋だ。
たくさんの嬌声が聞かれたんだろうな。


Namegawa_09
帰りの遊歩道。
脇には満開の椿が咲き誇っていた。

「つ~ばき咲く~♪ 春~なのに~♪」
しかしもう誰もこの椿を賞でる人はいない。
そんな行川アイランドの春だった。

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

|

« ここは何? | トップページ | 今日は漱石の日 »

旅行・地域」カテゴリの記事

歴史」カテゴリの記事

遺構」カテゴリの記事

コメント

仮面ライダーやゴレンジャーは居ませんでしたか?(笑)

何度か行ったことがあるので懐かしいものの廃墟成ってしまっている姿を見るのはやっぱりちょっと悲しいな。
でも、中には入れるというのはビックリ!

投稿: くっきも | 2015.02.20 08:47

くっきも さん
おはようございます。

仮面ライダーやゴレンジャーは居ませんでしたが、ミラーマンは……

すぐ近くの鴨川シーワールドは大成功したんですけどね。
なお、「同業者」が多いので、かならず廃墟へのルートはあるようです。

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2015.02.20 09:03

あら。本当に行かれたのですね。
でも 簡単に入れそうな書き方をされて
いるようですが、実際難しいのでしょうね。

このプールは開業当時「ほったらかしプール」でした。
監視員なんていないし、いてもバイトでしたので
トビヒ子供が泳いでいても注意する人がいなかったんです。
伝染ると怖いので逃げてきましたが。
冬のうちに行ってみたいです。

投稿: いはち | 2015.02.21 16:05

いはちさん

行くのは難しくありません。
『おせんころがし』突破するより簡単ですって。(^.^)v

ただ、チケット売り場の所の正面トンネルからは行けません。
もっと西寄りから、2本のトンネルを通ります。
グーグルの地図を見れば、歴然でありますね。

投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2015.02.21 16:46

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12265/61162849

この記事へのトラックバック一覧です: 【遺構】トンネルの向こうはアイランド:

« ここは何? | トップページ | 今日は漱石の日 »