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【歴史】志田の町並(甲斐市)

甲斐市志田は甲府盆地の北西部。
集落内をかつての甲州街道が通り、その町並みがいまも良く残されているところ。

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なまこ壁の土蔵がある豪邸は、志田村の庄屋のものだという。
なまこ壁といえば、ここを思い出すけれど、海のナマコ(海鼠)がなぜこんな離れた山の中に?


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実はこれ、江戸時代の重要な往来だった富士川舟運の整備によって生まれたものという。
貿易の諸産物とともに、伊豆半島で生まれたなまこ壁の建築様式もここまで伝承したんだそうだ。


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ところでちようど道がカーブしたその外側。
厚い杉材が鉄製の金具で壁に取り付けられている。
実際にこすった跡がみられるように、これはガードレールの役目を果たしているんだね。
せっかくの文化財、クルマに壊されてなるものか。
うまく景観も守るための知恵。


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ところでクルマもそうだけど、保存といえば火事や盗難も怖い。
だからなのか、出入り口にはなんか場違いな『ALSOK』のステッカーが。
なるほどあの霊長類最強・吉田沙保里選手も守ってくれるなら安心。
だけど、なんか微妙な取り合わせ。

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