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2015年8月

クジラを巡り、全面戦争だ

Ani_kujiraSS(シー・シェパード)といえば日本の調査捕鯨や太地町の追い込み漁を実力で妨害している団体だけど、いまデンマークとも激しい攻防を繰り広げているんだね。

デンマーク・フェロー諸島も数百年前から地元民が捕鯨を行い、住民の命をつないできたところ。
しかし当然のこと、シー・シェパードの標的になっちゃった。
彼らは例によって海上に高速ボートを展開させ、海と陸から活動家たちがクジラの捕獲をさせないよう邪魔をする危険な行為を続けているんだそうだ。

ただ日本の場合と違うのは地元当局が次々と不法行為の活動家を逮捕しているところ。
それはまるでシー・シェパードとの全面戦争状態とか。
すでに12人が逮捕され、リーダー格の南アフリカ人女性ら5人が有罪判決を受けたそうだ。
日本もこのくらい毅然として危険な不法行為を取り締まって欲しいもの。
国際指名手配のポール・ワトソン、出て来いや~☆

アンデルセンくらいしか知らない遠いデンマークだけど、なんか身近に感じられてきた。

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横からリニア

国道137号線は山梨県笛吹市と富士吉田市とを結ぶ。
通称「鎌倉往還」ないし「御坂みち」と呼ばれる甲州でも歴史ある主要道路だ。

Linear_51
その国道の上黒駒バイパス脇の急坂を上がってきた。
こんな所まで上がってきたのは国道走行中に気になるモノが見えたからだ。
ほら正面にコンクリートで固められた台形の建築物。
そしてそこから横に伸びる筒型のモノ。
周囲は厳重な柵が張り巡らされ、鉄ちゃんという名の侵入者の目論見を阻んでいる。
これは何だ?
(タイトルでもうわかっているけどね)


Linear_52
左に視線を移すと、見よこのど迫力だ。
そう、これはいま建設中のリニア中央新幹線。
残念ながらこのあたりはせっかくトンネルを出てもこうして完全なチューブの中。
中をリニアの列車が通過したとしても、外から目にすることが出来なくなっている。


Linear_53
これは通り過ぎた反対側から。
真横にストライプのようなものが見えるので、遠くからはこのチューブ自体が新幹線車両が疾走中のような印象を受ける。

それににしてもすごいな、リニア新幹線。
山の景色まで変えてしまう。
せっかくのスピードなんだから、荷物車両も連結すればいいのに。
Rearcarリニアカーにリアカー。

・上からリニアはこちら
・リニア車両基地1はこちら
・リニア車両基地2はこちら

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秩父・滝川森林鉄道跡を歩く【後編】

秩父・滝川森林鉄道跡を歩く【中編】から続く。

Takigawa_21
崩落か所を避け、再び森林鉄道跡に降りてきた。
そこにはみごとな石垣の跡。
ちなみに一段降りて撮影しているので昔の路盤は石垣の上部になる。


Takigawa_22
そして現れたのは設置されたままの枕木たち。
いい感じに苔むして、木漏れ日とのコントラストが美しい。


Takigawa_23
枕木が見つかれば今度はレールを探すのがこの世界の掟。
あった。
足元の崖の中腹に減し曲がったレールが顔を覗かせている。


Takigawa_24
通り過ぎればさらにここにも。
(逆向きに撮影)
足元をすくわれ宙に浮いたレールはまるでここのよう。


Takigawa_25
さらに進むとついに入川との合流点にたどり着いた。
上の赤い橋桁は川又橋でついに国道140号線と合流したことになる。
国道ではここまで約300mの下り。
一方、鉄道跡のほうはあまり傾斜は感じられないが、それでも起点から5キロの間に約200mも下ってきたことになる。
国道工事のためこの部分にはもう森林鉄道の痕跡はないが、軌道跡は左へ大きくカーブし今度は入川の右岸を辿ることになる。


Takigawa_26
この穏やかな道が再び現れた森林鉄道跡の道。
いかにも頑丈なフェンスで落石を防いでいるのは、ここに入川の水力発電所があるから。


Takigawa_27
うん?
「東京電力」ならぬ、「東京発電」?
安心してください。
ちゃんと履いています……ではない、ちゃんと発電しています。
東京発電は東京電力の100%子会社。
親会社の東電とは違い「マイクロ水力発電事業」に特化していて、中小水力発電事業の分野ではトップ企業なんだそうだ。
原子力より、お水のほうが安全だよね。

滝川森林鉄道はこの先の川又八間橋で入川を渡り入川森林鉄道と合流、終点となる。
ただしそこにはいま大掛かりなミツバチの施設が設置されていて、怖くて近寄れなかったので、唐突ですがここで探索は終わり。
ひとはこれを尻すぼみと言ふ。

【お終い】

現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

・トヨタの引込線跡はこちら
・善光寺白馬電鉄の廃線跡はこちら
・都心に残る、廃線橋梁跡はこちら
・旧中央線の廃線跡はこちら
・日原のトロッコ電車はこちら
・鹿島鉄道廃線跡はこちら
・佐久間線遺構跡はこちら
・近鉄・東青山駅跡はこちら
・旧田口線跡はこちら
・小海・渋森林鉄道跡はこちら

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秩父・滝川森林鉄道跡を歩く【中編】

秩父・滝川森林鉄道跡を歩く【前編】から続く。

やがて滝川森林鉄道跡で最大のビューポイントにたどり着いた。

Takigawa_11
それがこの片洞門だ。
「洞」とは中が空になったもので、「洞門」はいわばトンネルのこと。
それが「片洞門」となると、岩盤を片側だけ削り取って人や車が通れるようにした「半トンネル」ということになる。
深い軒下のようなものね。


Takigawa_12
これは通り過ぎた反対側から。
頭上にせり出した岩盤が、えもいわれぬなんとも良い味を出しているね。
見ようによっては獅子の頭のようにも?


Takigawa_13
頭上を見上げると、Ⅰ本の角材がボルトと番線で取り付けられている。
当時の車両はガソリンカーやバッテリーで自走する小型のモーターカー(バッテリーロコ)だったから、動力用架線のものではあり得ない。
通信線を吊っていたものだろうか。


Takigawa_14
そしてその足元には寄せられた枕木たち。
当時は再使用する目論見があったんだろうか、大事に保存されている。


Takigawa_15
これが枕木である証拠に、穿たれた「犬釘」がまだ残されている。
その形が垂れた犬の耳のよう、というのが犬釘の語源らしいが、これは明治時代にイギリスから伝わったから。
アメリカのものはもっと丸くて「亀釘」と言われたそうだから、もしも先にアメリカから鉄道が伝来していたら日本でも「亀釘」として普及したんだろう。
別にカメへんけど。


Takigawa_16
やがて道幅が突然それまでの倍ほどに広がった。
これは振り返って撮影したものだが、これはおそらく車両の「交換所」の跡か。
残念ながらここに何も当時の痕跡は残されていないが、もしレールが現存していればきっと入川森林鉄道のようにこんな景色が見られた筈。
返す返すも惜しい。


(特撰森林鉄道情景より (C)東京大学農学部)
Takigawa_18
1916年(大正5年)、当時の東京帝国大学が学生実習のため地元から山林を購入したのが東大演習林。
東大演習林は他にもいろいろな所で見掛ける。
君津のあそこもそうだったっけ。
その演習林から産出した林産物を運ぶために引かれたのがこの森林鉄道。
林産物は民間に売却し、大学の収益に充てられたそうだ。


Takigawa_17
そして再び道は大崩落。
結構危ない。
君子危うきに近寄り過ぎたかな。
面倒だがもう一度国道から大きく迂回する。

秩父・滝川森林鉄道跡を歩く【後編】に続く。

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秩父・滝川森林鉄道跡を歩く【前編】

奥秩父の山中にある東大演習林軌道は、その名が示すように東京大学農学部・秩父演習林内に存在した森林鉄道で、昭和の初中期にトロッコで木材を運んだもの。
荒川水系の滝川、入川二つの上流域にあって、今も多少その痕跡を辿ることができる。

今回はその滝川森林鉄道跡を歩いてみた。
ほぼ現在の国道140号線に沿った豆焼沢から入川の合流点までの約5キロ。
ただ崩落も進んでいてそのすべてを歩き通すのは難しい。

Takigawa_01
山梨側から雁坂トンネルを抜けた先、岩鋤橋のたもとから、釣り人が使うという滝川まで降りるルートを探ってみた。
ここから120mほど下った辺りに鉄道跡はある筈。
しかし急坂なうえ真夏のことゆえヤブが深く、さらに想定外だったのは降り口の橋が震災補強のためとかで大掛かりな工事中であったこと。

Takigawa_08
工事が始まった帰りに撮影したのがこれ。
(左下の谷に向け降りて行くつもりだった)
橋の直下にはすでに大きな重機も入って掘り返され、下る糸口すら定かでない。
これでは探索など覚束ない。
邪魔者扱いされて追い出されてしまうことだろう。
何より、良い子は公共事業の邪魔はしないものだ。


Takigawa_02
止むなく予定を変更し、もう少し下の位置から滝川へと下ってみた。
こちらの傾斜は緩やかだが、いきなり野生動物の骨が歓迎式典。
おそらくは鹿の大腿骨かなんかだろう。
もう鹿の骨くらいでは驚かないもんね。


Takigawa_03
計画を取り戻すべくいったんは上流へと歩を進めたのだが、日当たりが良いためか一面夏草によるこの無断寡占状態。
掻き分ければ草の中にはちゃんと渡れるように木製の橋が架けられているのだが、全然見えないよね。
とても真夏に歩けるような植生の状況ではなかった。


Takigawa_04
ということで再び断念、反転して下流方向へと向かう。
こちらにはすぐにきれいな森林鉄道跡が現れた。
鉄道跡といってもトロッコの単線なので道は狭い。
左の崖を80mほど登れば国道に、また右の崖を40mほど下れば滝川という位置関係になる。
釣り人はさらに降りていくことになる。エライね。


Takigawa_05
森林鉄道跡は一応人が歩けるように手入れが施され、いくつか渡る沢にはこうして木造の橋が架け直されている。
しかし気をつけないとならないのはこの腐食した穴。
ましてやこの辺り、秋から冬にかけては紅葉が見事なところで足元は落ち葉が幾層にも積み重なる。
そんな時知らずに歩を進めれば、そのまま足を踏み抜いてしまうかも。
大間川の森林鉄道跡が思い出される。
あそこはトンネルまで埋まっていたっけ。


Takigawa_06
足元に森林鉄道の痕跡が現れた。
わかりにくいが、中央の茶色いのは埋もれたレールの接続部だ。
これも落ち葉の季節には埋もれてしまい、気づかずに通り過ぎてしまうことだろう。
まだ何かある筈。
さらに歩を進めていく。

秩父・滝川森林鉄道跡を歩く【中編】に続く。

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甲州の公衆トイレ

ここは中央本線・塩山駅前。
前は塩山市だったが、平成の大合併で今は甲州市になっている。
「甲州とは山梨県全体のこと、なのにそんな大きな名前をいち市町村がつけるとは」なんて不満の声もあったけれどね。

Kanzo_02
その塩山駅前には、こんな立派な形をした電話ボックスが建てられている。
これはここ塩山で知られた「甘草屋敷」(かんぞうやしき)を模したもの。
(左に見えているのは武田信玄公)


Kanzo_01
これが本物の甘草屋敷。
これまた駅前にある。
知らずに裏から入ったら出くわしたところで300円取られた。
甘草は漢方薬の原料で、この高野家は代々江戸幕府に納める甘草を栽培していた豪農。
そこから甘草屋敷と呼ばれているんだそうだ。


Kanzo_03
で、こちらは電話ボックスの隣にある、公衆トイレ。
なまこ壁を模していて、ちゃんと甲州のシンボル「武田菱」が描かれている。

つまり、これがほんとの甲州トイレ ……。

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祝! 打ち上げ成功、「こうのとり」

Kounotori日本自慢の大型ロケット「H2B」による「こうのとり」打ち上げがみごと成功したね。
昨年10月にはアメリカのオービタル社、今年4月にはロシアのプログレス、そしてまた6月にはアメリカのスペースX社がいずれも連続の失敗。
国際宇宙ステーションへの物資補給が喫緊の要事になっていた訳だ。

食糧なんかはまだ余裕があるというけれど、足りなくなっていたのがステーション内に設置された水処理装置のフィルターだとか。
たかがフィルターとあなどるなかれ。
宇宙飛行士が使う水は、なんと彼らの尿から再生されているのだから。

正式には「尿を加熱して水蒸気にし水に戻す蒸留処理を行い、得られた水をエアコンで生成された凝縮水などと共に装置に送りフィルター処理や高温酸化触媒反応による有機物を分解、イオン交換膜を通して綺麗な水にし、最後に殺菌処理を行う」という難しいもの。

なんだかよくわからんが、要するにフィルターが役目しなければバッチイ水を飲む羽目になるということだろう。
そんなのいくら宇宙ステーションでもヤダよね。
おしっこはやっぱり「捨てーション」

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ホワイ>ジャパニーズピーポー

漢字というのは実に良くできている。
例えば、これ何だ?

鳩は「九」
蚊は「文」
鵞鳥(ガチョウ)は「我」

【正解】
「鳩」はクー。
「蚊」はブーン。
「鵞鳥」はガ。
つまり漢字をよく見ると、その一部がちゃんと鳴き声になっているんだね。

Ani_neko1加えて「猫」もそうなんだそうだ。
え、ネコは「苗」(なえ)なんて鳴かないって。
いーの。
中国語では「苗」は(ミョウ)って読むんだとさ。
これまたネコの鳴き声という訳。
漢字、すごい。

どうだ!>厚切りジェイソン

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だって「コピーライター」ですから

東京オリンピック・ロゴに続いて、今度は同じ佐野研二郎氏がデザインしたとするトートバッグが、デザイン盗用問題に揺れているね。
実際、偶然似てしまうこともあるんだろう。

Beach_bagでも、「BEACH」のトートバッグは素人目にも明らかに同じに見える。
トレースというよりはコピーでしょ、これ。
これじゃ中国のことコピー天国なんて言えないよ。

佐野さん自身が手掛けたものではないらしいけれど、立場上管理責任は免れないんだろう。
なんか、肝心のオリンピック・ロゴにまで悪影響が及びそうな感じ。
佐野さん、これってやっぱりコピーですか?

僕が尊敬するデーブ・スペクターさんがいみじくも言ってた。

「彼はデザイナーではなく、コピーライター 」だって。

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熊野造りの熊野神社(塩山)

甲州市塩山、その名も熊野にある熊野神社は807年(大同2年)の創建というからまだやっと平安時代が始まろうという昔のことだ。

Kumano_01

Kumano_02
静かな小さい神社だが、建築史上意義深い「熊野造り」と言われる社殿が残っていて、拝殿・本殿の2棟はいずれも国の重要文化財に指定されている。


Kumano_03
神社正面は車止めになっているので裏側に止めることになる。
ただし、怖い兄さん達に囲まれるので、ご覚悟を。


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イラネー>NHK~

Iranechikei_2イラネー>NHK~」といっても、別に僕が言った訳じゃない。
これは商品名で正確には『イラネッチケー』というのだが、もちろんその意味は上記のごとし。
これをテレビのアンテナに取り付けると、NHKだけ受信できなくなるんだそうだ。

価格は5000円。
当然のこと、取り付ければNHKの受信料は払わなくてOK。
現在は関東地域の地上波とBSに対応しているということだが、すでに250個も売れているとか。

装置は筑波大の学生が平成25年度の卒業研究として開発したもの。
そのきっかけが、「公共放送なのに公平な放送をしていないから」なんだそうだ。
NHK、学生さんを敵に回したな。
でも近くの人はちゃんと見てね。

うち?
NHKとえれえちけえ

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定期券のほうが損だなんて

普通、定期券というのは日購入する券よりもお得になっている。
例えばJRの通勤定期なら、割引率は50%にもなる。
つまり、半額だ。
でも、もしも定期券のほうが普通の券よりも割高だったとしたら?

Tenjin_churin福岡市の中心部にある市営『天神自転車駐車場』(駐輪場)がそれ。
1回の利用料は50円。
つまり1か月毎日利用したとしても1500円という計算になる。
ところが1か月定期券の代金は1900円なんだって。(゚_゚)

それじゃ定期券買う方が全然高いんじゃん。

なんでも当初は1回100円だったものを4年前に半額の50円に値下げしたんだそうな。
でも定期券のほうはそのままにしたので逆転現象が生じて今に至っているとのこと。
それなら定期も下げればいいと思うけれど、そんなことは検討していないんだとさ。

九州の人間は頑固、だなんて言うけれど、まさにそれ?
しかし役所たるもの、こういうのはきちんと定期的に検査したほうがいい。

定期検査」すべきは、「定期券さ

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祝! 岩隈投手ノーヒットノーラン達成

Ani_yakyu米大リーグで、シアトル・マリナーズの岩隈久志投手がみごと「ノーヒットノーラン」の快挙を達成したそうだ。
日本選手としては、あの野茂英雄さん以来2人目の快挙なんだって、凄いね。
実際、岩隈投手よりはるかに高額契約金のダルビッシュや田中マーくんもまだ成し遂げていない訳だもの。

で、岩隈投手というとどうしてもあの人たちのことを思い出さざるを得ない。
番組で『喝!』を入れた野球評論家のH本氏に素人の立場で口を挟み、結局番組を降ろされてしまったE川女史のことね。
あの件ではTBSの度量の狭さに呆れたもんだ。

今でも岩隈投手が活躍しちゃうと、あの評論家はきっと面白くないんだろう。
お生憎さま。m(_._)m


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秩父のループ橋(雷電廿六木橋)

秩父の景勝地・中津川の下流に立っている。

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渓谷を寸断するように架けられているのは、国道140号に掛かるループ橋『雷電廿六木橋』(らいでんとどろきばし)だ。
1998年(平成10年)、大成建設により完成。
土木学会田中賞や、プレストレストコンクリート技術協会作品賞、グッドデザイン賞など数々の賞に輝いている。


Todoroki_02
こんな山中に巨大なループ橋が架けられたのは、このダムのせい。
水資源開発公団が作った滝沢ダム建設に伴い、わずかな距離で一気に120mもの高さを稼ぎ出さなくてはならなくなったため、その付け替え道路として建設されたもの。


Todoroki_03
形はループ橋だが、正確には2本の橋「廿六大橋」(270m)・「大滝大橋」(345m)で構成されている。
スケールが大きすぎて、車載カメラにはなかなか入りきらなかった。


現場で撮影したよくわからない車載動画はこちら
                

・伊豆廃ループ橋はこちら
・戸隠のループ橋はこちら
・河津ループ橋はこちら
・天津ループ橋はこちら
・首都高のループ橋はこちら
・南アルプス市のループ橋はこちら

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保育所のおっぱいの木、再び

以前、話題になった「窪平保育所」(山梨市)のおっぱいの木。

Kubohira_02
これが2年前に訪ねた時の写真。
外側に伸びた枝を切断したところ、こんなになっちゃったケヤキ。
保育所の子供たちが『おっぱいの木』と、呼んでいるそうな。


Kubohira_04
ところが今回また来てみたら、こんなになっていた。
季節のせいもあるんだろうけど、おっぱいがまるで見えない。
みんなに見られて、やっぱり恥ずかしくなっちゃったのかな。
ブラジャー付けてあげたら良かったのかも。

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怖い兄さん達に囲まれた話

塩山の熊野神社は、本殿、拝殿ともに重要文化財という由緒ある神社。
なのに静かな緑の中にあって、昼でもあまりひと気のない所だ。
とある夏の日、建物群を写真に収め次の探索地をカーナビに入力している時にそれは始まった。

プロローグは背後から静かに一台のクルマが近寄ってきたこと。
横に並び、脇から覗き込むようにこちらに失敬な視線を浴びせると、いったんはそのまま静かに前方へ去って行った。

Shokushitsu_01
これがそのクルマ。
車種は200系のクラウンか、まるでパンダのように白黒に塗り分けられていて、赤いライトやさまざまなロゴが付けられている。
きっと目立ちたがりなんだろう。

乗っていたのは中年と若者の二人。
写真は自車のドライブレコーダーからあとで切り取ったものだが、もしも普通のカメラで撮っていたら難癖をつけられたに違いない。

「絡まれたくない」、本能的にそう思った。
しかしあわてて視線をそらせたのが良くなかったらしい。
『警察24時』でもやっていた。
それが彼らの『勘』なのか、まるでテレビで観たとおり数分を置かずまた僕の元へと戻ってきた。
ヤバイ、これは一番怖れていたパターンじゃないか。


Shokushitsu_02
彼らは一人が僕のクルマの後方を、そして一人が逆に前方を横切り巧みに運転席に近づいた。
さりげない動作だが、これが訓練を積んだプロの手口に違いない。

しかも二人はご覧のようなお揃いの出で立ち。
ネット通販で買ったらしいが、きっと制服マニアなんだろう。
勲章に憧れているのか胸にいくつものキーホルダーを下げ、カギをガチャガチャ言わせている。
騒々しい男だ。

それから二人はこの善良な市民を相手に、住所・氏名や職業、さらにこの日の行動の目的などを根掘り葉掘り訊ねたうえ、免許証を確認するとやっと放逐してくれた。
よかったぁ、ATMに連れていかれなくって。

【連絡】神社に油掛けた犯人はアメリカにいるんだからね>お巡りさん

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ど迫力・カスタムカー

河口湖のリムジンカーを記事にしたのは4年前のことだったけど、昨日再び通ったら健在だった。

ほらね。
なに、リムジンより隣のど派手なクルマのほうが気になるって?
確かに。



すごい迫力!
でも、これで段差とか越えられるの?

許可なく写真を撮っていて、怖いお兄さんに叱られるとまずいので早々に退散した。
無断撮影、ごめんね~☆

【追記】
所さんのテレビに出た『バットマンカー』だそうです。

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【廃村】茶平集落(秩父)

寄国土トンネルを抜けたところから脇に逸れ、急な坂道を登っていく。

Chadaira_01
やがて舗装が途切れる頃、道端に放置された廃車。
ライトエースか何かかな。
ガラスも破れ、哀れな姿を晒している。


Chadaira_02
さらに道は分かれるが、険しく、また狭いほうを登っていく。


Chadaira_03
すると傍らに『警ら箱』なるものが立っていた。
昔でいう『目安箱』のようなもので、地域の住民が連絡事項等を書いて箱に入れると、巡回に来た警察官が回収するというものらしい。
奥地ならではのものらしいが、なんとものんびりした通報システムではある。


Chadaira_04
さらに細道を登るとやっと集落が見えてきた。
ここが目的の「茶平(ちゃだいら)集落」だ。
トンネルからもう200mも高い位置になった。

1998年(平成10年)、28年を掛けた水資源機構による浦山ダムの建設に伴い、周辺の多くの集落が水没、移転を余儀なくされた。
ここ茶平はもともと高台にあったので水没の心配はなかったが生活の不便さから結局廃村になったもの。


Chadaira_05
7~8戸はあったようだが雪のせいなのか押しつぶされたものも多い。


Chadaira_06
昭和レトロな赤い掃除機。
「隼」のシールがあるのでナショナルの製品だね。


Chadaira_07
こちらのたたずまいはちょっと見、江戸時代の旅籠のよう?
なかなか趣があって、修繕すれば時代劇ドラマの撮影に使えそうなほどだ。


Chadaira_08
集落の外れにあった石灯籠。
苔むしていい味を出している。
そういえばこの集落には近くにお墓が見当たらなかった。
集団で離村したようなので、その際にお墓もきちんと移動したのだろうか。


現場で撮影したよくわかる動画はこちら
                

・君津市の追原廃村こちら
・奥多摩町の倉沢廃村こちら
・身延町の御弟子廃村こちら
・丹波山の高畑廃村こちら
・奥多摩町の峰廃村こちら
・甲州市の焼山廃村こちら
・千曲市の末地廃村こちら
・山梨の天久保廃村こちら
・山梨の登尾廃村こちら
・山梨の柿草里廃村こちら

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「ゆすくど」どす

秩父市のさくら湖は浦山ダムによりできた人造湖。
そのさくら湖沿いを走る県道73号線にこんなトンネルがある。

Yusukudo_01
坑門に描かれたレリーフには、秩父市の無形民俗文化財である獅子舞の獅子の正面と横顔が彩られている。
写真にあるように、寄国土トンネルという。
平成5年、浦山ダムの県道付替に伴い水資源開発公団が建設した。


Yusukudo_02
さらに印象的なのがこの反対の側だ。
なんとも迫力ある獅子舞の顔。
まるで獅子の口に呑み込まれてしまいそう。
内部に照明があるとはいえ、夜一人で入るのにはちょっと不気味。


Yusukudo_03
ところで寄国土(ゆすくど)とはかつてここにあった8軒ほどの集落の名前。
さくら湖の出現に伴い、水没した。
そのユニークな名前の謂われは残念ながらよくわかっていない。

なおバス停の背後に見えるアーチ橋は「裏山大久保橋」といい、「仮面ライダーオーズ」の撮影で悪漢グリードたちがメダル輸送車を待ち伏せするシーンが撮影されたそうだ。

ちなみにここを走る「ぬくもり号」はこんなに可愛いピンクのバス。
きっとさくらのイメージなんだろうね。
Nukumori_go

・白鳥のトンネルはこちら

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『サザエさん』も韓国人?

Sazaesanサザエさんといえば、国民栄誉賞漫画家である長谷川町子さんが書いた日本を代表する大衆漫画の主人公。
ところが韓国ではこのサザエさんも実は韓国人なんだという説があるというんだから驚く。

その根拠は……
「日本人でサザエという名前は見たことがない」
「韓国でサザエ(貝ね)はソラといい、女性の一般的な名前」だから
なんだそうだ。
しかも信じている人が結構多いというんだから呆れた。
たまたま発売が予定されていたサザエさんのサントラCDが発売中止になったのは、「日本政府が企んだ我が同胞への侮辱」なんだって。
政府はそんなことまでやってるのか、タイヘンだな。

でもサザエさん一家がれっきとした日本人であるのは、国会の答弁でも明らかなんだけどね。
「晩婚化歯止め」について民主党議員が質問した一昨年の参院予算委員会で、「サザエさんの父、磯野波平さんは1895年(明治28年)福岡県の生まれ」って、ちゃんとやりとりがある。
いきなり国会で波平さんの歳を聞かれる安倍総理もタイヘンだけど、こんなこと議事録に残す日本の国会は平和ボケ?

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後半48分からの投入って

昨夜行われた『サッカー東アジア杯』で、新生なでしこが北朝鮮代表に完敗したね。
ま、W杯のメンバーからは大幅な若返り。
そもそも目標はこの大会にある訳じゃないから負けても収穫があればいいんだ……。
なんて、そんな慰めが言いたくなるような力の差が感じられた試合だった。

H_naomoto僕が今回期待したのは浦和レッズレディース所属の猶本光(なおもとひかる)選手。
なでしこリーグのベストイレブンにも選出された、まだ21歳、期待の新星だよ。

ところが彼女が投入されたのは後半48分。
あの……
サッカーは45分ずつだから、48分ということは出る段階ですでにロスタイム(正確にはアディショナルタイム)なんですけど。
結局見せ場を作ることもなく、試合終了。
そりゃそうだ、たった1分だもの。

いくらなんでもこれはひどいだろー>佐々木監督
最初からロスタイムだけのつもりだったのか。
監督の考えは良くわからん。
これはロス疑惑だ。

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アルトマイには雪、でも北京にはカネ

Beijing20222022年の冬季オリンピックの開催地が北京に決まったそうだ。
投票は北京(中国)とアルトマイ(カザフスタン)の一騎討ち。
心情的には親日とされるカザフスタンにやらせてあげたかったけれど、国力から言えば仕方ないのかも。
なんせ今のオリンピックはお金が掛かるからねえ。

北京はこれで史上初となる夏・冬両オリンピックの開催地。
ただ冬のオリンピックなのに北京には雪がほとんど降らないって。
大丈夫なの、とも思うけれど、なんせどでかい花火をCGで演出したり、いたいけな少女には口パクで歌わせてしまう国だから心配なんかないんだろう。

今回の決定を受け、中国メディアがいみじくもこう書いたそうだ。
巷ではこう認識されている。
アルマトイには雪があるが、北京には
カネがある」だって。

わかってるんじゃん。
まさに的を射た形容だ。
でも世界がいつまでもカネで動くと思うな。
カネのしっぺ返しはおっカネーんだぞ。

さあて、北京で半日デモでもするか。

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