千葉の「地球磁場逆転層」
『チバニアン』を知ってますか?
別に新薬の名前でもなければ宇宙からの侵略者の名前でもない。
地質年代における「千葉期」という意味で、新たな時代として教科書に載るかも知れないまさに新語なのだ。
千葉県の景勝地・養老渓谷の近くにその証拠はあるという。
急な坂道を下り、竹林の中を潜っていくと……。
川が見えた。養老川だ。
直前に襲った台風のため、竹で組まれた降り口がほぼ崩壊してしまっていた。
まずはこうして河原に降り立たないと、目的の地層には行けない。
濡れずに歩ける時もあるということだが、この時は台風のせいでかなり増水している。
もちろん長靴が必須だ。
これが逆転地層の全景。
世界に南イタリアとここの2例しか確認されていない貴重なものという。
(これだけ引いて撮影するには足元の流れが少々怖い)
今から78万年前、地球の磁場(磁極)が反転した時代があった。
当然のことながら方位磁石の針はいま地軸の北を指すけれど、この時代には南を示していたんだね。
入れ替わる瞬間の磁石はどうなっちゃったんだろ ?(゚_。)?(。_゚)?
実際の逆転地層部分にはこうした杭が打ち込まれている。
杭の意味は……
緑色:現在と同じ磁場の地層
赤色:磁場が逆転していた時代の地層
黄色:磁場がふらふらしていた時代の地層
なんだとか。
実際に見ても全然わからないけれどね。
地学は痴学と違って難しい。
・フォッサマグナの大断層はこちら。
・急傾斜の地層トンネルはこちら。
現地で撮影した「動画版」を追加しました。
動画はこちら
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コメント
おお。こちらに行かれたのですか。
千葉県にもこんな素晴らしいスポットがあったんですね。
説明を読んでもよくわからないのですが・・・
ここがこの秋認定になると日本の名所になるかもしれませんね。
楽しみです。
投稿: いはち | 2015.09.25 18:00
いはちさん、こんばんは。
>こちらに行かれたのですか。
あの
『屋根ネコ(パートIII)』にコメントいただいた時、ここに行ったことは書いていたんですが。
もしかして、読んではいない?
ということは、
これも結局読んでもらえない、ということ?
(~_~;;
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2015.09.25 19:28